Male or Female joint? / オス接続、メス接続とは?

I am giving you a review of male and female joint of the second unit of the EMS again from the Website crash of November, last year.
去年の11月にサイトクラッシュで消失したので、ここらで再掲載させていただきます。EMSの第2ユニットのオス接続、メス接続の意味をご説明します。
EMSのタイプによって、適材適所でオス、メスの接続を使い分けていますが、EMS-Lの初期の製品はメス接続で、最近のEMS-ULはオス接続になっています。
EMS-US/UMは今もメス接続です。

Beware of the second-hand EMS in the market / EMSの中古販売品に警告!

中古のEMS-Lは防塵フィルターが外されていました。
右の最新のEMS-ULには防塵フィルターをセットしていますので、明るさ比較に1%以上のハンディがありますが、それでも写り込んでいる天井材の明るさで右のEMS-ULが少し優っていることが分かります。中古のEMS-Lはそれでもアルミ時代の晩期に当たる物で、反射率はアルミにしてはかなり高い物でした。

撮影時の光の当たり具合で、うまく差が出ませんでしたが、最近のEMS-ULはバレル内に遮光シートを処置していますので、コントラストも向上しています。
また、ジョイントの構造(高さも)を改良し、基礎光路長が2mm短縮し、接続強度もアップしています。

I have no concern as long as the seller and the buyer are really satisfied with each other in the trade of the second-hand EMS.
But, please remember that if you pretend the old EMS of Aluminum coated mirror to be the Silver coated one, how awefully disappoints your counterpart after proving it to be the Aluminum coated one. I wish the dealer also be careful and honest not to let that tragedy happen again.
Here is the comparison photo of the old EMS with Aluminum mirror and the Newest one with Silver mirror.
The Newest one has not only the Silver mirror, but also the new joint tube that is shorter by 2mm, and other improvements.

以前にもここで警告したのですが、古いアルミミラーのEMSを銀ミラーと偽装して中古販売店に持ち込む方が後を絶たないようです。あまりに悪質なので、こうしたケースが分かった時には、元の販売者と取り次いだ業者さんの名前をここで公開すると予告していましたが、今回までは猶予を与えることにしますので、以後、お気を付けくださいますよう、お願いします。
持ち込まれた方も業者さんも、「ばれないだろう。」と思われるようですが、私が見ればすぐに分かります。今回は念のためにミラーを外して多重反射を見たのでさらに確実です。
まず、ご存知のように、現行のEMSは白です。白いEMSは確実に銀ミラーです。タカハシカラーのEMSには、一部銀(2009年9月より若い製品)ミラーもありますが、大半はアルミと思って良いでしょう。また、銀ミラーに移行する直前に、第2ユニットの接続方法をメス接続からオス接続に切り替えていますので、特例を除き、そこがメス接続になっている製品は全てアルミミラーだと判断できます。ごく少数のEMS-Lにつき、銀ミラー化リフォームを施していることもありますが、私が全て施工しているので、お名前も顔も分かります。^^;

ご参考までにEMSの更新(改良)履歴の主なものを以下に記しておきます。

2009年 8月~ EMS-Lの第2ハウジングの接続をメス接続からオス接続に変更
2009年 9月~ 全面的に銀ミラーに移行
2011年 10月~ アイピーススリーブのバンドクランプ化
2014年 9月~ ハウジングのカラーを白に変更

(結果論ではありますが、2009年9月にハウジングのカラーを白に移行すべきだったと後悔しています。)

The customize of the focuser / フォーカサーの改造、完了

I have completed the customizing of the commercial focuser I had posted here before.

先日、ご紹介したフォーカサーの改造の件ですが、アルマイトが完了したので、さっそく組み上げてみました。大成功です。
少なくとも、SyntaのF5鏡筒シリーズの内、10cmはこの改造フォーカサーだけで、12cmはこれ+鏡筒の40mm程度の短縮でBINO化が理想的に達成できることになりました。高級フォーカサーに換装するのが理想ではありますが、リーズナブルな選択肢もご用意できました。

90FL-BINO on Nexstar Mount, Follow-up report / 続報!

昨日実際に星空をNexstar8SEの架台でBORG 90FL-BINOを見てみました。
軽量中軸架台も自由でいいのですが、自動導入を使うと視野に対象の星雲星団が次々に来るので楽しくなりました。
最初の自動導入の設定がうまく行けば、あとは見たい物がどんどん視野に入ってきます。
少々ずれても1度以内ならSky-Safariで簡単にアラインメントできました。
海外に持っていくなら、もちろん軽量中軸架台と高度角センサー(AAS-2)ですが、国内で車で移動できるならNexstar8SEの架台かな、と思いました。 今回は星雲、星団中心で高倍率を試すことがありませんでしたが、 惑星や月が見れるタイミングで今度は高倍率を試してみたいと思います。
今回のNexstar8SEの架台と同時にBORGの直進ヘリコイドS(7315)も導入しました。
今までは軽量化した構造のため焦点の調整が面倒でしたが、接眼ヘリコイドの導入で(同焦点化したため)アイピースの交換が格段に便利になりました。 また2インチアイピースも同焦点化リングをお作りいただいたので、全てのアイピースの同焦点化が楽に達成できました。
今後ともこのBINOを愛用して行きたいと思います。

東京都 A

Comment by Matsumoto / 管理者のコメント

さっそく続報の動画を送ってくださいました。
Nexstar-8SE →Skyfi-3(WIFI-AD) →SkySafari on iPadで、従来とは一味違う”Goto”(自動導入)を実現されました。
このシステムは、Hα太陽観測にも理想的だと思われるので、私もいずれトライしてみようと思います。(もともと、この90FL-BINOは太陽観察兼用として開発しました。)

今回、Nexstar-8SE-MOUNTとの共用のためにご提供したパーツはこのL型ブラケットのみです。このブラケットだけで、軽量中軸架台(PushTo)とこのNexstar-8SE-MOUNT(Goto)との往復使用が、光軸の再現性を維持したまま可能になったわけです。

90FL-BINO on Nexstar 8SE MOUNT

Urgent report of the successful setting on the Nexstar SE Mount.
The collimation was kept from the center mount, and had enough margin at zenith.
The next report will follow after doing the First Light.
Mr.A in Saitama

まずはNexstarマウントへの換装成功の報告です。
地上を見る限り、軽量中軸架台からの換装も光軸を再現していました。
懸念していた天頂も写真の通り、十分余裕がありました。ファーストライト後に続報を送ります。       東京都 A

Comment by Matsumoto / 管理者のコメント

Lブラケットのみお作りしました。他のパーツは全て、90FL-BINO on Center Mount(軽量中軸架台)との共用です。構造上、両架台間の移動による光軸の再現性は完璧だと自負していましたが、ユーザーさんによって証明されました。
Lブラケットはこの例のように、中軸架台と同じ向きにセットすることも出来ますし、天地逆(これが一般的な向きですが)にして、鏡筒を水平アリガタに上乗せすることも出来ます。ただし、その場合は、左右の鏡筒を交換しないと、光軸が再現しない可能性があります。いずれにしても、これが最もシンプルな道具立てだと思います。

How to extend the back-focus a little longer / バックフォーカス、もうちょっと・・・

You must have stamped your feet in frustration for the scarce lack of the back-focus in focusing on the target,once or more. ” If a few millimeter more back-focus!”
I will show you a wise trick now.

Remove the end adapter and check if the draw-tube will plunge into the focuser to the minus profile. If you are happy to find your draw-tube will plunge a bit into the outer tube as the movie below, you can get some more back-focus by lathing the end adapter.

ほんの数ミリのバックフォーカスの不足で地団駄を踏んだことはありませんか? 長年のマニアであれば、一度や二度はそんな経験があったはずです。^^ 私は奥の手をたくさん知っていますが、今回は、末端アダプターの裏側をほんの少し加工するだけで数ミリバックフォーカスを稼ぐ裏技をご紹介します。
まず、アダプターを撤去して、ドローチューブが外筒端面よりいくらか中に入るかどうかをチェックしましょう。少し中に入るようなら、ラッキーです。

この動画のようなら、喜んでアダプターを加工しましょう。
下の画像のように。^^

 

Here is the answer.(above movie)
It’s just “Columbus’ egg”.

わずか3mmで明暗を分けることもあります。^^

Light-weight mount for Highlander binocular / 久しぶりにハイランダー用軽量架台納品

Many years have past since I had developed the light-wight mount for the Highlander Prominar Binocular. The long absence from the progress report is nothing but I had more concern about developing other product once I knew the mount is successful.
ハイランダー用の軽量マウントを開発してから、随分と年月が経過しました。
ご要望が多かったので、パーツを一定数確保したところで、こちらの興味が他の製品の開発に向いたため、その後はサイトへの紹介も忘れておりました。
しかし、ずっとサイトを見てくださっている方はいるもので、久しぶりのご注文をいただいたわけです。(海外)

The bottom screw is 3/8 inch, and you can also set on the 1/4inch by the adapter.

I originally developed this mount to meet the serious need of my client wishing the light-weight mount instead of his KOWA’s heavy-weight mount. KOWA’s original mount consists of the Mount and the Mount Holder, and I had only to make the light-wight mount and he could use the original mount holder.
So, at the release of this mount, only those who have the trouble of the original heavy mount, and they had no problem in setting their binocular on my light-weight mount because they had the original mount holders.
But after I posted the article of this mount in the internet, those who do not have the original mount had come to wish my light-weight mount. Then, I decided to make the simple mount holder for them.
もともと、このマウントを開発した動機は、クライアントの方が純正マウントの重さに苦労なさっていたためで、その解決策としてお作りしたのでした。
ですから、純正マウント付属のマウントホルダーをそのままご使用いただけたので、私としてマウントだけお作りすれば良かったわけです。その後も同様にお困りの方のご要望に応じていましたが、いずれも純正マウントの重さに閉口された方々であり、マウントホルダーのことは問題になりませんでした。
ところが、この軽量マウントの評判が広まるにつれ、KOWAの純正マウントをお持ちでない(つまりマウントホルダーがない)方からもご要望が集まるようになり、この簡易マウントホルダーを開発した次第です。