Helical Eye-Focusers completed ! / ヘリカル-アイフォーカサー完成

Helical eye-focusers are completed. It consists of an outer sleeve of 55mm+ in inner diameter, and the attachment thin tube helically grooved on the outer surface.

 ヘリカル-アイフォーカサーがやっと完成しました。 外筒(55φスリーブ)は最低限左右一対あれば良いですが、2インチアイピース用のヘリカルチューブはBINOに使用する2インチアイピースの数だけあると便利です。 ただ、今回は外筒(10本)と同数しか確保していませんので、お一人様2個までにお願いします。^^; また、10本とは言え、わずかBINO5台分ですので、当面はすでにメインフォーカサー(微調整付きの)を省いたEMS-BINOをご使用の方に優先的に納めさせていただきます。

 それから、不覚にも、55φ用のポリキャップを確保しておくのを忘れていました。 残念ながら明日は土曜日、月曜の手配になります。^^;(BINO用の2インチアイピースは、すべて55㎜φアイピースとしてヘリカルチューブをセットしたまま保管される前提で、2インチ用のポリキャップの代わりに、55φキャップを添付させていただくべきと考えました。)

(このアイフォーカサーは、メインフォーカサーを省かざるを得なかったBINO用の代替合焦点手段です。バンドクランプで合焦後のピントロック(即ち光軸ロック)が確実に行えるところが”売り”です。 通常のグリス式の本格的なヘリコイドほどの滑らかさは実現していません。(当フォーカサーにはグリスを使用しません。))

ヘリカル-アイフォーカサーの使い方等:(8/30追記) 当簡易フォーカサーの原理は、接眼スリーブ内でアイピースを適当に浮かせ、ピントが合った位置でクランプするものです。ただ、アイピースバレルの脱落防止溝が邪魔するため、そのままでは上記方法はうまく行きません。バレルを溝なしに作り直せば良いのですが、視野絞りのことや、バレル内が構成レンズのハウジングを兼ねたタイプがあることを考慮すると、それは現実的ではありません。

 そこで、薄い中間パイプ(内径2インチ+、外径55㎜)を2インチアイピースに被せることにしました。 さらに、その中間パイプの外側面に螺旋を彫り、外パイプにボールプランジャー(写真右)をセットすることで、簡易的な回転ヘリコイドの機能を持たせたわけです。 ただし、主目的はあくまで、アイピースをスリーブから適量浮かせた所(合焦位置)で”固定する”ことであり、合焦操作自体の円滑さを追及したものではありません。

 使用に当たり、まず、ヘリカルチューブを2インチアイピースのバレルにかぶせ、3方の短いセットビスで固定します。 この時、セットビスが確実にアイピースの脱落防止溝の底にかかることを確認してください。また、ネジは締めすぎないこと。軽く締めるだけで十分しっかり固定されます。 締め過ぎると、ヘリカルチューブが微妙に三角おむすび型に変形し、回転操作に支障をきたします。

 一番最初にご使用になる時には、まず外筒(55φスリーブ)のボールプランジャーを緩めて撤去し、(ヘリカルチューブセット済みの:←以下、省きます)アイピースが十分なクリアランスで外筒内を楽に出し入れ出来ることを確認してください。次に、アイピースを奥まで挿入し、回転させながらプランジャーの穴から中を覗きますと、螺旋溝が見えるので、それを狙ってプランジャーを(六角レンチで)軽く締めこんで行きます。プランジャーの先端は、外筒内面から1mmくらい入った位置が最適かと思いますが、最初は、試行錯誤しながら、好みのテンションをお選びください。

 プランジャーがうまく螺旋溝を捕らえ、テンションが適当であれば、外筒に挿入したアイピースを回転させれば、連動して上下に移動するようになるはずです。 合焦操作が完了したら、プランジャーの上のクランプネジをしっかり締めます。 以上は、原理構造を理解していただくための練習です。

 構造が理解でき、操作に慣れられたら、プランジャーは定位置で固定したまま、ヘリカルチューブセット済みのアイピースを着脱交換できるようになります。 ただ、この時、外筒(スリーブ)をEMSにセットしたままだと、BINOが動いてしまうので、外筒は一旦外してからアイピースをセットし、EMSに戻すようにしてください。

 紆余曲折を経たヘリカル-アイフォーカサーですが、実際に使っていただいたご感想をお聞きしてから、今ロット納品済みの15cmF5-BINO用に限定したものとするか、今後も継続するかを判断させていただこうと思っております。

(8/31追記) 2インチアイピースのバレル径にばらつきがあるため、ヘリカルチューブの内径は50.8㎜より大きめになっています。ガタが大きい場合は、事前にアイピースのバレルにテフロンテープかセロテープを巻いて調整してください。 あまり窮屈にすると、抜き差しならなくなる危険がありますので、ご注意ください。(高価ですが、テフロンテープにはあらゆる厚みの物が用意されています。)(以上、常識でご判断いただけることと思いましたが、念のために補足いたしました。)



FSQ106-BINO completed ! / FSQ106-BINO完成

The longest time ever has been consumed on thie single project.The sorter 2-inch sleeve is the same strategy for the scarece back-focus just as in the case of SWAROVSKI-X95-BINO.

 2年超という、過去最長期間お待たせしてしまいましたが、ようやく完成しました。バックフォーカスが、本来ならアウト(全く足りない)の状態でしたが、まずは65φ用スリーブの実質(外部)profile をわずか9mmに抑え、SWAROVSKI-X95-BINOと同じ考え方で、2インチスリーブを少し短くしました。 写真のアイピースはこの状態で楽勝でピントが合います。 防塵フィルターを外せば、アイピースはさらに5㎜深く入ります。31.7サイズアイピースは全く問題ありません。

 ただ、回転装置の使い方、架台セットの注意点、鏡筒着脱の注意点等々、ユーザーさんには、直接この場でご説明したい勘所が山ほどあります。 出来たら、一度お会いしたいものです。 ユーザーさんのご希望は、このフルシステム(回転装置ごと)をメインの据付(大型)赤道義仕様の反射鏡筒(40㎝クラスか?)に同架されたいということですので、バランスや使い勝手等、メーカーさんとも十分に検討される必要があります。



FSQ106-BINO almost completed / FSQ106-BINOほぼ完成

FSQ106-BINO on the rotative mount is almost completed.I will have almost no margine in the focus because it’s back focus is so scarece.

 以前にも書きましたが、この鏡筒は バックフォーカスが非常に短く、また対物後群のレンズが接眼部のすぐ手間まで来ているため、フォーカシングは相当際どいところとなりそうです。 アイピースの種類によっては合焦しないものもあるでしょう。(元来、BINO用には選んではいけない鏡筒でした。 知らずに引き受けましたが、知っていたら確実にお断りしていました。^^;)



傾斜センサー(AAS-1) / Altitude Angle Sensor

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仙台も連日曇り続きでしたが、今日帰宅するとひさしぶりに星空が広がっており、 家のベランダにて届いたばかりの「傾斜センサ」をさっそく使ってみました。 使用アプリはSkySafari Pro(+iPad-mini)です。

はじめは極性があわずカーソルが反対方向へ動きましたが、
設定(垂直:-10,000/水平:-4096)を合わせると「快適!」そのもので カーソルがスムーズ過ぎる(!)ほど動きます。感動!

私の場合、「NEXUS」ではなく、松本さんにご紹介頂いた「SkyFi+インターフェース」 をずっと使用しておりましたが、ストレスなく天体導入が可能でした。 仙台市中心部のベランダからM31→M15→M2→M30など秋のメシエ天体や二重星団などが 短時間でしたが街中でも容易に導入できました!

従来からずっとSナビゲーター用のエンコーダー(4096ステップ)を使用しておりましたが 高度軸取付けやその偏心の不安から解放され、このセンサは(予想を超える)精度でした!
さらに屋外でのDeep‐Sky天体や彗星探索に使用してみたいと考えています。

素晴らしい製品のご提供本当にありがとうございました!!
また現地レポート報告します。(^^♪

続報:9月20日;
好天が続くようになり、もっぱらベランダ中心ですがBINOを夜空に向けられる季節となりました。 朝晩寒さも感じられるますがまだまだ温暖。 11.5㎝&8cm BINO ともフル活用です(^^♪
おかげさまで「傾斜センサ」も好調で、活用させて頂いております。 レポートにも書かせて頂きましたが、ほんとにスゴイ精度です。 SkyFi+SkySafariとの相性もバッチリで、ほぼ正確に天体が 捕獲?できます。松本さん&製作者のHowkさんに深く感謝! 今年の双望会への参加は一回休みですが、いろいろ試して 楽しんでいきたいと考えております。

仙台市 渡辺 利明

管理者のコメント;

渡辺さん、神速のリポートをいただき、誠にありがとうございました。

”傾斜センサー” は、すでに6月中旬に第1ロットの供給を開始し、数日前に5台目(第2ロットの3台目)を納品したところですが、 今回のご投稿が、製品版としては記念すべき最初のユーザーリポートになりました。

当傾斜センサーは、鏡筒の傾斜角を直接感知( 絶対角度の測定)し、角度に応じたパルスを発信するもので、エンコーダのように垂直回転軸とリンクさせる必要がなく、架台のアライメント不良の影響を受けない 等の顕著な特長を持ちます。 どんな架台にも使用可能ですが、垂直軸へのエンコーダのダイレクトセットが困難な 中軸式架台等には、特に福音となるものです。
まずは、当製品の本来の使用目的である、EMS-BINOに用いた有効性をご確認いただけたことを、大変嬉しく思います。

当傾斜センサーは、
(傾斜センサー+水平回転軸エンコーダ)→(NEXUS、もしくは インターフェース+SkyFi(本例)) → (Wifiで)(iPhone/i-Pad) のようにつなげて使用します。
(NEXUSの場合はインターフェースは不要;また上記フローチャートのNEXUS以降はSナビ(国際光器)と完全互換)

当製品は、まだスタートしたばかりです。現状では、年に15台くらいの生産が限界です。 また当面は、EMS-BINOユーザーの 方に優先的に提供させていただく予定です。
また、製品は日々改良を進めてはおりますが、 まだ一品ずつの手作りで対応している段階でございますので、ユーザー様には、 枝葉末節のご指摘よりも、当センサーの開発意図をよくご理解くださり、温かい目で今後の発展をお見守りいただけましたら幸いです。
今日現在で、第2ロットの在庫が2台ございますが、一応、中軸式架台とEMS-BINOのユーザーの方を対象にして当面は確保しておきたいと考えております。

次回(第3回)ロットは、やはり5台くらい、年末か年始頃の仕上がりの予定です。

傾斜センサーの価格:¥16,200(15,000);専用ケーブル付き (  )は税抜き価格

渡辺さんの過去のリポート

115ED-BINO
115ED-BINO-2

続報:9月20日;
今日、大変嬉しい続報をいただきました。 新型の傾斜センサーは早い段階で3台納品しているのですが、 他の2名の方からの詳しいリポートがまだいただけていないので、特にありがたい続報でした。

PDFカタログ;
PDFカタログが出来ましたので、追記します。(9月22日)



Trimming of the Outer tubes / (バレルヘリコイド外筒のトリミング)

Trimmings must be done on the outer tubes because the diameter of the tube is 65mm.3mm trimming will meet the smaller IPD down to 59mm.

 外筒外径が65mmですから、そのままでは(大方)眼幅が取れません。 一箇所を(深さで)3mmずつ削ることで、最小眼幅59mmを確保します。(止めネジ位置から正確に±90度離れた母線に添って一定量削り落とすには、ちょっとした秘訣があります。)



Outer tubes of the Barrel-Focuser / (バレルヘリコイドの外筒)

Normaly, inner diameter of the 2-inc sleeve is 2-inch+. But in the case of the Barrel-Focuser, the 2-inch eyepieces should be wrapped in advance in the helical tube of about 2mm thick. So, the barrel of 2-inch eyepiece will increase from 50.8mm to 55mm. Here is a convenient gauge of the pipe 65X55, but the inner diameter of 55mm does not match that of the joint boss of the EMS(50.8mm). So I have to attach an adjusting ring at the bottom end.

 2インチアイピースのバレルに直接螺旋溝を彫っても良いのであれば、通常の内径50.8mm+のスリーブが利用できるのですが、薄いヘリカルパイプをアイピースバレルに履かせるため、55mmφがはまるスリーブ(外筒)を確保しないといけません。それには、65×55(外径×内径)という好都合な規格パイプを利用したのですが、今度はEMSとの接続に困ります。(EMSのスリーブ接続部の外径=50.8mm) そこで内径2インチの短いパイプを底端にねじ込むことにしました。

 厚肉パイプを利用して一体構造にした方が工程は単純ですが、削る量がどんと増えます。 当方の非力な旋盤では、この方が楽だと判断したわけですが、一部加工を外注するなら、前者の方法に分がありそうです。(次回はそうしよう。^^;) 外筒の端部内面と調整リングの外面の両方にネジを切らないといけないので、かなりの時間を要しました。



SWAROVSKI-X95-BINO on the VERSAGO-MOUNT

 今回は成り行きでL型に組んだジュラルミンプレートにアリガタを固定しましたが、当BINOのように軽量な搭載物用であれば、ベースプレートをもう少し厚くすれば、ベースプレートとアリガタを直接嵌合連結してLブラケットを構成出来ます。

 Lブラケットにセットしたままで、右の鏡筒アリミゾの初期調整が可能になるように、ブラケットベースの該当箇所に穴を開けています。(一番右の写真)



Another SWAROVSKI-X95-BINO completed (number-7) / SWAROVSKI-X95-BINO 7台目完成

Topping a polyacetal tip on the end of the screw is one of the painstaking tasks in my work.Center deep hole should be processed on the set screw in advance and the polyacetal tip will be pressed into it.Six of the polyacetal tipped M4 set screws and three of M3 screws without tips are required in the adapter.

 目立ってしまいますが、SWARO-BINOは、通常のBINO製作の合間にこなしておりますので、ご了承ください。(なるべく掲載しないようにしています。^^;)

 左の写真は、接続用のアダプターに用いる、先端ジュラコンのセットビスについてご紹介するものです。先端ジュラコンチップ付きのビスは規格品が市販されていますが、非常に高価なのと、目的にぴったり適合する製品がないため、自前加工をしています。 M4のステンのセットビス(芋ネジ)に深穴(2.5φ)を開け、そこにジュラコンチップを圧入します。 写真から、チップは根っこの方がずっと長いのがお分かりになると思います。

 片方のアダプターにつき、このM4のチップ付きセットビスが6本、チップなしの通常のM3のセットビスが3本必用です。 何でもなさそうな部分で結構手間がかかっている例をお示ししました。^^; (SWARO-BINOユーザーになられる方は、このアダプターの構造や接続(分解)方法等、過去の製作情報をよくお読みいただき、理解しておいてください。(このコーナーの製作工程全てがマニュアルです。))



Innovative Adapter for the Helicoid-S(BORG) / BORG直進ヘリコイドS用アダプター

Just 10mm of the full-stroke of the Helicoid-S is too short to keep the focus in common with other 2-inch eye-pieces.Here I found a good solution with a reversible 2-inch adapter for the Helicoid. Look at the photos above.

直進ヘリコイドS(BORG)は31.7サイズアイピース用の便利な合焦手段ではありますが、望遠鏡のメインフォーカサーを省くには、たった10mmのストロークでは、何とも心もとないものです。(使用アイピースが限定される。) そこで、”36.4ネジ→2インチ”アダプターに一工夫することにしました。

まず、EMS用が前提ですので、2インチスリーブの内蔵バンドクランプで固定位置に10mm強の自由度を持たせることにしました。 さらに、アダプターをリバーシブルにすることにより17㎜上側に(ヘリコイドを)移動することも出来ます。 本来のマイナスプロファイル接続に限定しても、合計で20㎜のピント調整に対応できることになります。 これなら、メインフォーカサーを完全撤去した鏡筒にEMSを直接セットしても、ピント位置の初期値を慎重に設定すれば、十分に実用になると言えます。(鏡筒を切断したくない場合の良い解決策ができました。 EMSのみのご注文でしたが、この辺まではお手伝いいたします。^^;)

(念のための追加説明) 2インチアダプターの天地のどちら側にも止まり用のリブがありませんが、これは意図的なものです。リブがあったらリバーシブルになりませんが、そのことより、EMS用であり、挿入深さの限界はEMS側の防塵フィルターの枠に当たる所で既定されるため、無制限にヘリコイドが中に落ち込む心配はありません。(どっち道、クランプネジのつまみがひっかかるため、2インチスリーブが長い場合でも中に落ち込む心配はありませんが。)最初に手持ちのアイピースで使用してみて、最大公約数的な位置に固定してしまえば、2インチの基部の固定位置はその後は動かす必用はありません。 2インチアイピースを使用する際は、2インチスリーブごと2インチのアイフォーカサー等と交換すれば良いわけです。

ステレオタイプの呪縛