Bands being processed for 115EDT-BINO / 加工中の鏡筒バンドとジョイントパーツ (115EDT-BINO)

It is an exciting fact that relatively smaller aperture such as 115mm will have some spacing that can be utilized for some wise devices for the adjustment and etc.The joint part can be also used for the base of the handle rod and the carriage handle.

 今回のBLANCA115EDT-BINOは、全く新しいフレーム構造を採用する予定です。手前の2つの鏡筒バンドが上下方向、対物寄りの2つの鏡筒バンドが水平方向の調整(つまりバンドのスペーシング調整)を、それぞれ受け持ちます。 115は口径が小さめなので、左右の鏡筒バンドの間に好都合なスペーシングが生まれ、あらゆる応用が可能です。 今回は、ジョイントパーツに、左右鏡筒の(平行度の)初期調整以外にも、ハンドルロッドや運搬用取っ手のベースも兼ねさせます。



EMS-ULS set with larger helicoid for 115EDT-BINO / 115EDT-BINO用のEMS-ULSセット(大型ヘリコイド仕様)

 115EDT-BINO用のEMSセットが完成しました。大型ハウジングは、普通は90φ(89.9)のテーパバレルを使用するのですが、今回は望遠鏡側(フォーカサー)の事情により、エンドアダプター(回転装置)を活かすことにしました。(本来であればもうBINOが完成しているはずですが、相次ぐ連休攻めで、部材の入荷が遅れました。もうすぐ完成です。)

 大型のヘリコイドは、最短長=27㎜の low-profile 設計により、より小口径のBINOに用いてもよくマッチしています。 シフト量が小さく、胴が詰んで短いので格好良いと思いますが、皆さんはどう見られるでしょうか。

(以前にもここで書きましたが、当方オリジナルのヘリコイドは、この大型と標準(小型)タイプの両方につき、左右で逆ネジのペアを用意し、人間工学的に自然な動作で操作できるようになっています。以前は、同じヘリコイドでその動作を実現するために、片方のヘリコイドを天地逆にして取り付けていましたので、外見的にシンメトリーを欠いていました。 左右で逆ネジ仕様の物を準備することで、この大型バージョンでは、同じ場所に矛盾なく(逆さ字にならずに)ロゴを刻むことが出来ました。)(9月27日追記)



Warning on the operation of the Helicoid! / ヘリコイドご使用上の注意!!

Operate the helicoids simultateously with both hands so that the helicoids turns symmetrically with each other. Never turn the helicoid too strongly beyond the both end limit. I recommend you to keep away from the stroke limit area for the gentle care of the helicoids.

 新型ヘリコイドは、初回ロットだけにいろいろと改善目標が生じており、日々改善しておりますが、ユーザー様サイドでもご協力いただく必要を感じましたので、ご使用上の注意点をまとめてみました。

 まず、ヘリコイドは左右を同時に、鏡対称的に操作していただくのを前提にしていますので、必ず、それに従って操作してください。 また、ストロークのリミット(最短、または最長)を越えて、強い力でねじるのは、ヘリコイドのメカに負担をかけますので、これも極力避けていただくのが良いと思います。(間違って負荷をかけても問題が生じないように改善を検討していますが、現状ではそのように願います。 左右同時に対称回転させる限り、ヘリコイドは小目幅側(つまり最長)でリミットに達する前に左右のアイピーススリーブが互いに干渉しますので、上記問題を防ぐことにもなります。)

 ただし、間違った操作によって、メカ的に復元できないダメージを受けるということはなく、内部のネジの緩みにつながる場合があるということですので、必要以上に神経質になる必要はありません。(ヘリコイド内部のネジが緩んだ場合は、ヘリコイド自体を分解しないとそこにアクセスできませんので、問題が生じたヘリコイド付きのEMSを当方までお送りいただく必要がございます。)



A tiny driver for the maintenance of the Helicoid / 超小型ドライバー(ヘリコイドのメンテナンス用)

When my website is unrenewed for several days, I am often devoted in very important thing more than that in the normal working process. The plan of the focus-compensator is completed, and I am very happy that the final plan of the eye-focuser is also completed, for which some clients have been impatiently waiting.

Another time was consumed for making of a tiny screw driver for the maintenance of the smaller helicoid. I think it my responsibility to have the full command of the mechanical maintenance of my helicoid being delivered to my clients. I am very happy that I have mastered the total disassemble and repair of my helicoid tubes.

Yes, the “Binoscope Making Progress Reports” opened to the public here are only the tip of the inceberg above sea, and the more important and interesting study results with full of secrets, that will be represented by the special jig or the CNC program, are hiding below the sea level. So, some guy would think “I can also do the same, or better, things in the market.” But such a guy must have never had the eye for the important things below the sea level.

 サイトの更新が少し滞りましたが、仕事をさぼっているのではありません。 更新が出来ないほど没頭しているのは、重要なジグ(jig)の製作とか、新たな製品の設計が佳境に入ったとか、そういう時です。^^; 上の写真は、その内のほんの一つ、今日私が作った、ヘリコイドのメンテナンス用のミニドライバー(製造者用)です。



The New frame of 150LD-BINO / 150LD-BINOの新方式フレーム(リフォーム)

Another reform of 150LD-BINO that was made by my agent in Europe.Now, the user placed an order of reform of his 15cm binoscope directly with me this time, because he was not happy with the one made by the foreign agent. I have a confidence of satisfying him this time.

 私が製作したEMS-LSセットを用いて外国の業者さんが製作したBINO(150LD-BINO同等品)を、さらに第三国のマニアの方が求められたのですが、不幸にも満足できない点が多かったそうで、今度は直接当方に新型EMS-ULSセット(新型大型ヘリコイド仕様)とフレーム構造の抜本的な作り直しを依頼して来られました。

 危惧していた事態が発生したわけですが、諦めないで当方に直接コンタクトを取られたこの方は幸いでした。^^; ガレージメーカーのほとんどは、鏡筒をバンドを介してベースプレートに平置きする安直な発想からはみ出せないようですが、当方ではすでに定番化しているメガネバンド方式にした方が、未熟なユーザーによる齟齬(や違反行為^^;)が介入する心配がありません。

 さらに、今回は海外であることも考慮し、BINOを組み立てた状態で、右の手前の鏡筒バンドが上下方向に±1㎜ほど調整できるようにしておきました。 光軸調整について、十分な理解と技量があれば、この機構は省けますが、初期調整が格段に楽になることは確実です。 この方式ですと、初期調整は極めて簡単であり、完成後に光軸を狂わせるには、相当の技量が必要でしょう。^^;

 バンドの接合部分に見える突起物は、運搬用ハンドルの固定ベースで、15cmF5-BINO等に用いていた物と同じです。

 これより、この方の EMS-ULSセット → BLANCA115EDT-BINO → C5-BINO の順で着手する予定ですので、なにとぞご理解くださいますよう、お願いいたします。



Finder bases are added / ファインダー台座セット(Televue85-BINO)

 ファインダー台座をセットしました。 アイピースの死角になって見えませんが、右側対称位置にも、もう一つ同じ台座をセットしています。必要性が無ければ、取り外してご使用ください。 ファインダー脚の着脱で塗装が剥げて醜くなることを予想し、台座の内面は黒塗装をしていません。 (鏡筒がコンパクトなので、ファインダー台座が大きく見えます。これも別作すればさらに良いですが、とりあえず納品させてください。)



Televue85-BINO completed / Televue85-BINO完成!

 これより、ファインダー台座を取り付けます。 地上風景を見ましたが、同クラスのBINOを見て来た記憶からも、コントラストが非常に良い印象を持ちました。 これが記念すべき節目のモデルとなりました。



EMS housings ready to be sent to the painter / EMSハウジング、塗装工程へ

140 pieces of EMS housings are ready to sent to the painter.

 140個分のEMSハウジング(小)の加工が完了し、塗装工程(外注)に送る準備が整いました。(あと1週間ほどで、単体EMSの即納態勢に復帰できる予定です。)(袋に小分けしているのは、ブラックバージョンで、BINOで3台分しかないので、早い者勝ちです。^^;、白バージョンも大量に確保する予定でしたが、白はまだ少し残っているので、今回は標準色をしっかり確保しておくことにしました。)

 EMSハウジング(大)も残り少なくなったので、追って追加仕込みをしないといけません。

TV85-BINOは、依頼しているパーツのアルマイトが完了次第(多分今日か明日)に完成です。



Experiment of the band clamp quite successful ! / EMSの2インチスリーブのバンドクランプ化

Experiment of the band clamp on 2-inch sleeve of the EMS with a great success!!

 現行のEMSのスリーブ類の接続は、テーパー形状の相手部品にかぶせて、先端プラスチックチップの止めネジで固定する方法を採っていますが、テーパー部にポリアセタールチップのネジを締めこむことで、分力による与圧も与えるもので、現状で何らの問題もありません。 しかし、常に改善を目指すのが開発者のサガ(性)でございまして、より強固な接続を模索しておりました。(時間がないのに、自ら墓穴を掘っているようです。^^;)この度、真鍮バンド式クランプ機構を試作し、成功を納めましたので、ご報告します。

 バンド式クランプは、簡単な構造で、強い把握力を行使でき、かつ相手部品を痛めないため、昨今は普及が進んでいるようです。 ただ、円筒面をいくら締め込んでも、接続方向の分力(与圧)は発生しません。 挿入部品側の形状を適当になだらかなテーパにし、その形状に合わせて、バンドの位置、幅、厚みを綿密に吟味しますと、かなり理想的なクランプになることが分かりました。中央の写真は、佐川の送り状の控え(非常に薄い紙)を、2インチスリーブとフィルターリング(EMSの眼側の末端フランジのこと)の間に挟んでぶら下げたところです。 クランプによる与圧がうまく働いていることを示しています。 接続部は、単に強力なだけではダメで、与圧を与えながら密着させることで、より精度の良い光軸をキープしたいわけです。

 在庫切れになってしまったEMSハウジングの新たな仕込みの工程も山場を越えましたので、ご安心ください。昨日、電話でのお問い合わせに慌てて、「2か月かかります。」と暴言を吐いてしまいましたが^^;、2週間に訂正します。 目先の仕事と、中長期的な開発の仕事を同時にこなしていますので、電話で即答を求められると混乱するわけです。^^; このバンド式クランプを始め、(ピント補償機構等)かなりコアな部分の研究が佳境に入っており、時間のなさに焦っています。



A special joint for the rod and the handle bar / ロッドとハンドルの特殊なジョイント(TV85-BINO)

This time, the rod holder is located a bit higher than the right place for the “T” shaped handle rod simply to be set. It is O.K. if you extend the rod enough so that the handle comes rear the EMS set. But otherwise, the handle bar will come too close to the bottom of the EMS or collide with it. This thumb sized piece is a solution for it skewly jointing the rod and the handle bar.

 ハンドルロッド・ホルダーの位置が構造上少し高いため、ロッドとハンドルバーの接続に一工夫しました。通常であれば、ロッドとハンドルバーは直交するのですが、この親指大のジョイントパーツにより、両者をねじれの関係で連結し、ハンドルバーがEMSと干渉しないようにしました。(うんと長いロッドを用意すれば、これは不要ですが、コンパクトが売りのBINOですので・・・)



Grip and the handle rod holder / 運搬用取っ手と、ハンドルロッド・ホルダー

Carrying grip and the handle rod holder are added to the frame-work.

 運搬用ハンドル(もち手)は初期の計画通りです。下の操作ハンドルのロッドホルダーは、推敲を重ねた結果の選択です。 今回は鏡筒をしっかり固定するため、最初は、フォーカサー付近の鏡筒に操作ハンドルを直接取り付けるつもりでしたが、やはり 規模の小さいBINOですので、今回はフレームからロッドを延ばすのが一番現実的であると悟りました。

 海外遠征等も(勝手に^^;)想定し、出っ張りは極力排除し、観測現場でのハンドルの着脱が容易になるように配慮しました。 (下の長く太い方の丸棒がハンドルロッドを固定するベースです。)



Trunnions in the processing / 加工中の耳軸

These adjustable trunnions will eliminate the counter weight system.Here is the experimenting prototype that explains theory.

 加工中の(TV85-BINO用)可動耳軸です。 以前にご紹介した原理の物です。 これで鏡筒の前後方向のカウンターウェイトが不要になるはずです。 鏡筒の天地方向のバランスについては、耳軸高を敢えて鏡筒の中心より少し高い位置にセットすることで、実用上の最適位置をカバーするはずです。



Televue85-BINO coming into sight / Televue85-BINOの基本構造

The new way of the frame-work has proved to be a great success! You shall never be annoyed with the colimation trouble with this structure.

 新方式のフレーム構造は期待以上の大成功でした。 もう「光軸が狂った・・・」などとは言わせません。 振り返れば長い道のりでしたが、一つのゴールに辿り着きました。 これを含めて、BINOの規模に応じて、数種類の基礎構造が基本になると思います。

 月が変わり、猛烈に焦っておりますが、まだここに掲載していない件も含めまして、並行して進めておりますので、なにとぞご理解くださいますよう、お願いいたします。(C5-BINOの構想も煮詰まっています。)