EMS-US SET completed !/ function of the XY knobs

 EMS発売以来、30年以上が経過しているのですが、XYノブの意味がユーザーさん以外にはなかなか理解されない(時にはユーザーさんにも)ことを痛感していて、XYノブの機能を何とか可視化できないか? ユーザーさんの中で、こうしたプレゼンのスキルがある方が代弁してくれないか?とずっと思って来たのですが、ちょっと閃いて、可視化に近い道具立てで撮影してみました。

 X、Yそれぞれのノブが独立的に像をX方向、Y方向に滑らかにシフトさせる機能を持つということ、ご理解いただけたでしょうか?
 もう一つ、さらに重要なことは、このXYノブは、BINOを自作されるための装備でないということです。自作で(左右鏡筒の)初期組み立ての際には、このXYノブに触れることは厳禁です。先日も、「ノブを目一杯回しても光軸が合わない。」という、自作中のユーザーさんからの問い合わせがありましたが、それは誤解の典型で、初期組み立て時には、XYノブに頼らずに、左右の鏡筒を(光学的)に平行にすることに最大限の努力を傾注してください。
 XYノブは、アイピース交換時のわずかなずれをキャンセルするための物、つまりBINOが完成後に、使用中に発生する微妙な光軸をずれをキャンセルするための物、ということです。

Spectacle plates for the “GIANT’S EYE” / 巨人の眼

Astronomy mania would not ask me what this is.
Doping tool for the human eye!

先日、「100倍の双眼鏡はありませんか?」といきなり農家風の爺さんが来店された。
「100倍まで使うとなると、こういうスタイルになります。」と、私が店内に置いていたAPM120双眼望遠鏡を指差したら、欲しいのは手持ちのコンパクトな双眼鏡(100X)とのこと。 続きの説明を聞く耳なく、すぐに帰って行かれました。 天文マニアがなぜ、わざわざ2~3倍の双眼鏡を使うのか?その方には永遠に理解できないでしょうね。^^;

A pair of the teleconverters and the spectacle plate will dope your eyes as if you became a Giant!
Doping tool for human eyes!

First-Light-Report of the FUJINON15cm-EMS-BINO/ フジノンEMSビノ観望記(1)

 天候に恵まれたので短時間ではありますがファーストライトに行ってきました。
 ペルセウス座の二重星団の観望が一番好きなので、それだけじっくり観てきました。
 ファーストライトの主観的印象を3点報告します。  あくまでも改造前の直視観望時の記憶との比較になります。

①想像どおり微光星の数が直視の場合と比べ、はるかに多く見えている印象でした。正に長時間露光による写真のようです。 プリズム(つまり長いガラス中光路と4回反射)を排除して、銀ミラーの2回反射としたことで、これだけ見え味が異なるもなのかと思いました。

②EMSによる90度対空による観望は、当然直視と比べて観望姿勢が楽になりました。  椅子に座ってじっくり対象を見続けられるというこは、今まで見ていなかった部分にも視線が走り、見えなかったものが見えてくる、そんな印象です。情報量が遥かに多い観望となりました。このことだけでもEMS改造をして良かったとつくづく思いました。

③アイピース交換式となり、80度を越える見掛け視界は、まるで‘’別機種‘’で星空を見渡している印象です。 フジノン純正の直視観望の時に「倍率40倍固定だと優秀な対物レンズがもったいないなぁ」と感じていましたが、EMS改造により対物レンズの性能をフル活用している印象です。  以上、短時間の二重星団の一点観望記でした。 この機材で星空探索を再度始めようと思っています。

Comment by Matsumoto / 管理者のコメント;

 ご多忙の合間を縫っての頻度の高いリポートに感謝いたします。  実際の天体でのファーストライトリポート、好結果は予想していたものの、実際にこうしてご報告いただくと、感激ひとしおです。

 古い教科書では、「プリズム双眼鏡はプリズムで発生する諸収差(色収差、球面収差他)を対物、接眼レンズを含めたトータルでキャンセルするように設計されているため、プリズムを撤去、あるいはミラーと交換すると、光学性能が悪化する。」  と書かれていたはずで、専門家になるほど、今回のような改造には批判的であることを承知しています。

 しかし、現実はそう単純ではなく、机上の計算による予測が当たらないことも多いのです。  エレメントの収差を他のエレメントでキャンセルして行くのが光学設計の基本ではありますが、構成エレメントが複雑になるほど別のノイズが集積して、コントラストを低下させる一面もあります。

 何はともあれ、200mm近いガラス中の光路(大型ポロプリズム)を排除し、銀ミラーによる2回反射に置き換えたことで、総合的な性能が向上したことが立証されたわけです。

 

ENS-UL SET for Taiwan completed !

 通常は数日で出来上がるのですが、たまたま、のっぴきならない問い合わせ等が相次ぎ、2週間もかかってしまいました。 寛大にお待ちくださってありがとうございました。 本日発送いたします。

Eye-Focuser on FUJINON15cm-EMS-BINO / アイフォーカサー、FIJINON-EMS-BINOでもベストマッチ!





BINO用アイフォカサーをフジノン15cmEMS-BINOに装着した使用感をお知らせします。

(合焦アイピースについて)

まず、所有しているアイピースの合焦を確認してみました。
常用しているマスヤマ32mm、ナグラータイプ4の22mm、17mm、12mmの4組ですが、ナグラータイプ4の22mmだけあと僅かですが合焦しませんでした。あとの3組は余裕で合焦しました。ナグラータイプ4の22mmだけのためにスリーブカットしてバンドクランプを諦めるのは避けたいと思いました。
というのは、アメリカンサイズのペンタックスXW20mmの使用で合焦し、非常にシャープな映像を見せてくれるので満足しています。
ナグラータイプ4の22mmを使いたいときは通常付属のEMSスリーブで同焦点リングをかませて観望することにしたいと思います。

その他、所有アイピースで合焦したものは下記です。

・モーフィア17.5、12.5
・ペンタックスXL28、40
・ニコンNAV-SW10

(使用感について)

まず最初に感じたことは軽量で頑丈な造りに感心しました。
軽量アイピース用とありましたが、ナグラータイプ4シリーズの重量級アイピースも難なく使用できました。
外付け直進ヘリコイドフォーカサーのガタは皆無です。

そして一番強く感じたことですが、アイピースを覗きながらピントを合わせる作業が目のすぐそばのヘリコイド回転でできるということです。
今までの双眼望遠鏡では鏡筒の合焦を手を伸ばして合わせていましたが、目の近くで行えるということは微調整感覚が一段と増した感覚がするのです。まるで減速装置を使っている感覚と申しましょうか。快適そのものです。

この度、この操作感覚をEMS改造に伴って触れることができたことを幸せに思います。

Mars by the 20cm-BINO,2020,10/6 / 20cm-BINOで最接近の火星を見てみた。

Seeing was awful and the cars running on the front road, rout-53, were always causing the vibrations. Despite of the title, this movie was taken by only the right OTA of the 20cm-BINO, and the impression by watching with both eyes is quite different.

 言い訳がましいですが、20cm-BINOの双眼視のイメージには到底及びません。BINOを使用しても、撮像は常に単眼ですから、双眼、眼視派としては、いつも悔しい思いをします。
 10/6は最接近で、接近中の台風のために以降の天候に期待できないことから、備忘録的に記録しておいたものです。シーイングも悪く、前の国道53号線を走る車の振動に常に悩まされながらの撮影でした。
 WIFIカメラにも問題があるようで、もともと彩度が乏しく、露出を増やす模様が飛んでしまい、暗くすると色があせてしまいます。眼視では、赤い火星がちゃんと見えていたんですけどね。