150LD-BINO completed (second one) / 150LD-BINO 新型2台目 完成

The second 15LD-BINO on the Center Mount is completed. It is identical with the first one, but this time, I have made the perfect jig for precisely drilling holes on the OTA tube to set the dovetail and the carrying handle grip. The clients may have no concern about the jig, but for me, it is very important because a good jig will promise me the repeatability of the good products.

15LD-BINOの中軸架台仕様の2台目が完成です。 1台目と仕様は全く同じですが、決定的に違うのは、アリガタ&運搬取っ手用の鏡筒への穴開けのジグを用意したことです。皆さんは、「それがどうした?」と言われるでしょうが、小規模ながら量産としての再現性を構築したという意味で、物作りとしては、決定的な違いがあるのです。 たとえ結果が同じでもです。(私自身、この仕事を始めるまでは長い間、自作マニアでした。プロとアマ(自作マニア)との決定的な違いは、技量ではなく、再現性と採算性を構築できているかどうかだと思います。 プロとして継続的に物作りをするスタンスですと、たまたまクリーンヒットしてホームランを打っても、何の意味もありません。 まあ、逆に言えば、採算性度外視の優秀な自作マニアには敵わない、ということにもなりますが、もともと目指す方向が違うのです。)

今回、ジクが用意できたのは、1台目の方が不要になった鏡筒バンドを寄贈してくださったからで、1号機の方には、改めてお礼申し上げます。 ジグは功を奏し、組み立てた初期の段階で左右の鏡筒は十分に平行になっていました。

From the Base (150LD-BINO) / まずは土台から(150LD-BINO)

Vixen’s pillar top has been customized for the Center Mount.The boss trimmed off, and three set screws processed arount the top end.This pillar, sent by the client, is 100mm in diameter which is larger than my pillar by 20mm. So the client should take the risk of not reaching the zenith.

 大変お待たせしてしまいましたが、いよいよ2台目の150LD-BINO(この鏡筒はいろんな代理店を通して世界中で販売されていますが、以前に国内で販売されていた時の呼称を使います。)に着手します。 まずは土台から。 お持込のピラーは径が太い(100㎜+)ので、微妙に天頂まで向かない可能性があります。  まず、赤道義用の突起を切除し、3方に中軸式架台を固定するためのセットビスを施工しました。