C5-BINO in the making / 製作中のC5-BINO(3枚目のプレート)

F6.3 reducers hold the third plate in place. This plate will be the base of the IPD adjustment device that will never cause any focus change.

 3枚目のプレートです。 F6.3レデューサー(兼コマコレクター)で固定します。合焦は、依頼者の方が検証済みとのことです。 これから作製する4枚目のメガネプレートにEMSが取り付き、全体が目幅調整時のピント補償で目幅と連動します。3枚目のプレートの中央上部の穴は、リニアベアリングが入る穴です。 リニアベアリングは、上下の中心に配置したかったのですが、鏡筒底部と干渉しますので、上にシフトせざるを得ず、プレートの縦幅も広くなりました。

 ここから先は、現場主義で一つずつ積み上げていかないといけません。



Eye-Focusers in the making(2) / 製作中のアイフォーカサー(外筒)-2

It is rather time consuming task even though CNC machin is used.

 CNCマシンの第4軸のチャックから材料を外さない、という意味では一工程ですが、加工ツール(エンドミルやドリルのこと)やワーク(被加工物)までは自動で交換してくれないので、その意味では10工程くらいになります。結構時間がかかります。 ただ、この外筒が一番の難物なので、これが出来れば後は楽です。(まだ工程は残っていますが。^^;)(目下の受注は1組ですが、小規模経営とは言え、採算性を考えると、まとめて作らないといけません。)



Eye-Focusers in the making / 製作中のアイフォーカサー(外筒)

At this emergent triage, I am dealing with several tasks in parallel.Eye- Focuser from Germany, The most advanced EMS set for 25cm-Apo-Bino from Europe, 90 deg, finder binoscope from Japan, etc.

 のっぴきならない複数の仕事が詰まっており、C5-BINOの他、このアイフォーカサー(ドイツ)、ファインダーBINOの90度対空バージョン、25cm3枚玉アポBINO用のEMSセット(ヨーロッパ)等を並行して進めています。(写真はアイフォーカサー外筒)



C5-BINO in the frame / C5-BINO、鏡筒を合体させてみました

C5 OTAs are preliminarily combined into the shape.

 メガネフレームを仮組み立てしてみました。(成功です。)従来であれば、これにEMSセットと運搬用取っ手、操作ハンドル、左側面にアリガタを付ければ完成ですが、今回はこれで安心は出来ません。 これから別個に接眼部に ピント補償機構を設置しないといけないからです。 当初は手前のメガネバンドを足場にする予定でしたが、意外にEMSから遠いこと等、制約が多く、かえって接眼部にもう1枚、小さいメガネプレートを配置した方が結果的にはよりシンプルになると判断した次第です。 続報をお楽しみに・・・^^;。

 アリガタプレートは当初、2枚のメガネバンドを繋ぐ程度のプレートを想定し、材料を確保していましたが、それは早計で、BINO完成後の重心がはるか手前に来ることに後で気付いたので、材料を再注文しないといけません。



Collimation Tool for a Binoscope / 光軸チェック治具が完成しました!!

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A very effective tool for the collimation of a binoscope is developed.It will sure be an ultimate salvation for those who are not good at the collimation.Even my 86 years’ old mother could collimate a binoscope to the perfect condition very easily with this collimation tool.

 長年の懸案だったBINO用のコリメーションツールが完成しました。使い方は、上の写真で大体お分かりになると思います。 使い方は至って簡単で、86歳の母にいきなり使わせてみましたが、素早く完璧に調整出来ていました。

 「双眼装置を、特製アダプターを介してBINOの左右の31.7φスリーブに逆付けし、双眼装置本来の入射口より、合流した左右の像を観察する。」 のもアバウトな調整には有効でしたが、双眼装置の(許容内の)軸ずれがあるため、調整を追い込むには少し精度不足でした。  この双眼装置の方法を含めて、いろいろな方法を検討した結果、一番シンプルで低コストな方法として、今回の調整治具の開発に至りました。(¥9,800で販売予定)

 この治具(ツール)は、十字線入りアイピースと位置決めプレート(写真1)で構成されています。十字線入りアイピースの当たり面とプレートには、位置再現用のボスと穴をそれぞれ配置しています。(写真2)プレートを180度回転させた時のために、プレートの位置決め穴は180度離れた箇所にもう一つ開けています。 また、アイピースのコア部分(黒い部分)を回転させられますので、十字線の向きは、視野の絶対、相対的な倒れのチェックの、どちらでにも都合の良いように回転、固定できます。

 原理は単純で、十字線入りアイピースで左右の像の相対的なアライメントを見るものですが、一般的に市販の十字線入りアイピースのセンターは微妙にずれているため、アイピースを左右の接眼スリーブに移動再セットする際に、向きとアライメントが完璧に再現されないといけません。 光軸だけ大雑把にチェックするのであれば、十字線入りアイピースだけを注意深く目分量で同じ向きになるように移動させても可能ですが、本ツールでは、位置決め用のプレートで正確にアイピースの姿勢が再現できるため、光軸の他、像の倒れの精密なチェック、調整も極めて客観的に行えます。

 完璧に軸が出た、理想の十字線入りアイピースが2個あれば、左右のスリーブに同時にセットしさえずれば良いのですが、残念ながら、そうした市販品はなさそうです。(試しましたが、ダメでした。^^;)

 この光軸治具は、BINO本体の光軸をチェックするもので、アイピースの誤差までを含めたチェックは出来ませんが、昨今の高級アイピースの光軸精度はかなり良いので、実用上、広く有効なツールになるはずです。 (アイピース自体の光軸誤差が気になる場合は、アイピースをスリーブ内で回転させるとその有無が分かります。)

 目幅調整範囲は、56mm~78mmで、2mm刻みの目幅目盛りを刻みました。  60mmと70mmが長い刻みになっており、写真3(&写真1)は目幅62mmの設定です。(この治具による調整は、必ずしも目幅を合わせる必要はありませんが、BINOの通常の使用状態の目幅でチェックできる仕様にしました。)

 これで、ユーザーさんの調整技量にかかわらず、常にEMS-BINOの光軸を完璧にキープする手段が完成しました。また、このツールは、市販の変倍型双眼鏡や双眼装置の光軸チェックにも使えます。

 ただ、以前より推奨してきました、眼をアイポイントから30cmほど離して射出瞳を平行法で融像させて行う方法(自分自身の目幅が原器になる)は、光軸ずれに関しては、この治具に匹敵する精度がありますので、苦手な方も最終的にはその技法をマスターしていただきたいものです。この治具は、その方法を練習するためのチェックツールとしても極めて有効です。(良き指導者が常に脇に居てくれるようなものです。)

(最後に) BINOの調整には、調整用のターゲットを出来るだけ遠くの対象に見つけることが重要です。やむを得ず、100m以内の目標を用いる際には、BINOの鏡筒間隔分だけ左右の鏡筒が狙うべき点が離れていることを常に念頭に置いてください。 たとえば、100m先の壁にメジャーを水平に貼り付けたとしましょう。 左の鏡筒で見た十字線の交点がちょうどメジャーの”1m(1000ミリ)の刻みに合致していたとして、BINOの鏡筒間隔=200mmだっとしますと、右の鏡筒にセットしたアイピースの十字線は、1200mmの刻みに合致していないといけません。 ただ、このことは鏡筒の初期の平行調整に関するものであり、実際に観察する場合は、左右それぞれの目標を視野の中心に置いて見てもかまいません。(ただ、至近距離の場合にそれをすると、ミラーを大きくチルトさせることになるので、至近距離だけはストレスを感じない範囲で輻輳して観察された方が良いでしょう。 私たちの日常の裸眼でも、近距離を見る時は輻輳しますから。



Frame-work of the C5-BINO in the making / C5-BINOのフレーム(1)

Frame-work of the C5-BINO is in the making.The EMS-ULS set for Mr.B in Spain is almost completed.

 更新のための時間も惜しいのですが、放っていると思われたくないので^^;、C5-BINOのメガネ型フレームの材料をお見せします。 材料発注の土壇場まで、厚肉パイプを連結してメガネ型を構成するか、板を刳り貫くかで迷ったのですが、最終的には、17S(ジュラルミン)の板を刳り貫く方法に決定しました。 厚さは15mmです。 最初は肉が厚い鏡筒の両端部品の部分で束ねるつもりでしたが、いろいろと検討した結果、直接鏡筒パイプ部分を保持するのがベストだと分かりました。(材料発注直前にそのことに気付き、無駄な注文を免れ、冷や汗を拭きました。 今まで、何度焦って無駄な材料を注文して来たことか・・・^^;)

 2本の鏡筒をメガネ型のフレームで束ねることは、すでに経験済みで何も難しいことはありませんが、ピント補償機構やウェイトシステム、操作ハンドル等といかに美しく連携するかで慎重になるわけです。 最初の判断を誤ると、作業の後々まで苦労するからです。 中途半端に工程をお示ししますと、また新たな疑問が生じるとは思いますが、この段階でのご質問はなるべくご遠慮いただくと幸いです。(激励いただくのはいつでも歓迎ですが、枝葉末節のご杞憂から、質問→回答→新たな疑問発生→質問→回答・・・と、連鎖的に収拾が付かなくなりますから。^^;)

 このBINOは、単なる毛並みの変わったシュミカセBINOの単発的な受注ではなく、鏡筒固定でかつ、目幅調整のピント移動が生じない、次世代型のEMS-BINOの検証を兼ねていますので、時間がかかっているのです。 なにとぞご理解ください。



Televue85-BINO

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 こんばんは、なかなかTelevue85-BINOの使用した感想をお伝えできなくて申し訳ありませんでした。手元にTelevue85-BINOが届いてから、まだ架台が無くて初フライトはしばらく出来ませんでした。なんとか架台を注文し、組み立てマンションベランダにセットしました。星空を見る前に昼間の内に、目幅とEMSを調整しました。最初のころは中々調整に四苦八苦しましたが、今ではコツをつかんだおかげで夜空の中でも直ぐ調整が出来るようになりました。

 このBINOの製作を依頼する前、まず1本目のTelevue85を最初に覗いた時は、目の前がパッと、もやが晴れた感じの衝撃を与えてくれました。そして、松本さんの天体望遠鏡革命のユーザーレポートを見たときには、いつか私にもEMS-BINOが持てたらいいのにな~と憧れを抱いておりました。1本目のTelevue85を入手できたのは、今年の3月であり、その後2本目は7月に入手できたことから、時間と予算がある今この時を逃しては一生手にすることは出来ないと考え、松本さんのところへTelevue85-BINOの製作依頼をした次第です。

 製作依頼してから約2ヶ月間、完成されたTelevue85-BINOを箱から取り出し、EMSの調整しようとした際、右側のEMSが輸送時にネジが緩んでいた様で、直ぐに松本様にメールで連絡したところ、郵送してから3~4日で調整修理され再び元どおりになりました。そうして、やっと架台が手元に来てTelevue85-BINOを組み立て、マンションベランダにセットしました。

 このTelevue85-BINOとビクセンHF2経緯台を組み立てた状態で、マンションベランダに移動させる際には、それほど重くはないので星空が出ていればヒョイと持ち出せる手軽さのおかげでTelevue85-BINOにして一番良かったと感じております。10月中の夜9時過ぎの北東の空には、二重星団がテレビューイーソス13mmから見える視界100°の中に散りばめられた星空を30分近く堪能しました。この時、Televue85-BINOで見た二重星団は、今から20年前の秋の季節夜9時過ぎ、地元北海道にある美幌峠をバイクでツーリングの帰宅途中に立ち寄った際、見上げた夜空一面に広がる満天の星空を見た時の感動がよみがえりました。

 また、ハンドルバーについては私だけかもしれませんが、潜水艦の潜望鏡を操作している様な感じに似ているな~と思いました。

 今、手元にあるTelevue85-BINOは一生私の宝物と言えるものです。これからも、Televue85-BINOから見える星空を堪能していきたいです。本当に持ち運びし易い操作性の良いTelevue85-BINOを製作していただき、ありがとうございました。

東京都立川市居住  印牧 和吉

管理者のコメント;

 印牧さんのTelevue85-BINOは、このサイズ規模のEMS-BINOのターニングポイントと なるモデルでした。 それまでのEMS-BINOとは一線を画す、一体メガネ型バンド式のフレーム構造の 一号機でした。 従いまして、印牧さんには、完成図を終盤までお見せすることもなく、 全てをお任せいただいての製作となりました。 製作している私自身が、正確なゴールを見ないまま製作をスタートいたしました。 

 しかしながら、中途でのフォーカサーのフェザータッチへの変更等にも、素早く同意いただき、極めてスムーズに工程は進みました。 

 解像度の高い綺麗な写真を多くいただき、感謝します。 BINOが完成した頃は、製作者も疲弊^^;していますし、一日も早くお届けしたい気持ちから、どうしても十分に写真撮影ができないまま納品してしまいます。ですから、こうした詳細が分かる写真は、非常に有難いわけです。

 大き目のファインダーをセットされ、納品時よりも耳軸を手前にセットされたようで、使いこなしてくださっている様子が分かり、嬉しく思いました。

 最初から右の目幅調整用のヘリコイド(内部)のネジが緩み、大変ご迷惑をおかけしました。  BINOとしての使用は、下請けさんも想定外のモーメント加重だったようで、その後の組み立てロットでは、 ネジの緩み止めの対策を強化しております。 また、初期組み立てロット分をご使用の方(多くはおられませんが)で、もしヘリコイドの回転ガタが生じておられましたら、対処いたしますので、お知らせくださいませ。ヘリコイドのネジの嵌め合い等の根本的な部分では元より問題はなく、単なる組み付けの仕方の 問題ですので、ご安心いただいて良いと思います。日々経験を積んで改善しておりますので、よろしくお願いいたします。

 光軸調整について、最初に多少難航されたとのことですが、これにつきましては、長年の懸案となっておりました、ユーザー様用の光軸調整治具 (option) がもうすぐ完成しますので、追ってBINO製作状況速報でご紹介いたします。

 ハンドルバーをお褒めくださってありがとうございます。 ハンドルや取っ手というのは、実は製作者としては、長丁場の製作作業の終盤で、大分疲弊した段階での製作となりますので、正直、手を抜きたくなるところですが、ここは、直接ユーザーの方とBINOを繋ぐ、いわばインターフェースで、むしろ大切な部分だと 考えています。 この20年でいろいろと変遷を経ており、初期の製品を振り返ると、反省あるのみです。

 印牧さん、BINOのフルシステムの完成、おめでとうございます。 また、タイムリーにリポートをくださり、 誠にありがとうございました。

(このTelevue85-BINOの製作記は、BINO製作情報速報の2011年7月24日 ~ 9月24日 までに掲載しております。)



Other causes for the Axis Misalignment / BINOの光軸ずれのその他の原因

I have been emphasizing the importance of the technical rules that should be kept in doing the alignment of the binoscope. But now, I will tell you that heterophoria can also be a cause of misalignment of your bisocope.

You can check if you have one by my chart.

But, you should make a pair of red and green filter glasses in advance. You can make it with a sheet of thick paper for the frame and red and green cellophane sheets for the filter that you can get at the stationary store. After making a paper frame, put the red or green cellophane sheets overlapping on the frame until the counter color becomes invisible. The red sheet should be put on your right eye of the frame. (Of course the cellophan can be put on your own glasses directly, too.)

Wear the red-green glasses and watch the chart at 3m or longer. If the red cross is located in the center of the green rings, your eyes are perfect. If you see the red cross shifting to the left, you have exophoria, and to the right esophoria. If the red cross lies above or below the center, you have a vertical heterophoria that is far more serious than the formers.But if you have no strain in the daily life, you don’t have to be dissapointed. If you have strain or see double images, you can correct your heterophoria adding prisms in your lenses of glasses.

The above is about your eyes. Then, another important point is your collimation tool. Never trust commercial laser collimator without checking, especially when it is cheap. If you use it, you should know the mechanism and have the ability to adjust it. This photo is taken when I checked a commercial laser collimator I just bought. The laser collimator chucked by a moving lathe made a ring instead of a dot on the screen at the tail stock. Of courese, then I made correction and reinforcement on the tool.

Now, I have shown you two possible causes you might align your binoscope wrongly. I don’t want you to be too nervous, but knowing that may be of some help for you someday.

 BINOの光軸調整の手順につきましては、何度もご説明して来ましたが、今日は正しい調整を阻害する、その他の 可能性についてお話しようと思います。

 まずは、眼に斜位があると、正しい調整は難しくなります。 斜位とは潜伏性の斜視のことで、通常は健常に見えても、快適な眼位が平行でないため、眼を開けている限り常にストレスに晒されているのが斜位です。 特に、上下方向の 斜位は自己補正がほとんど効かないので、より深刻です。 斜位については、2004年1月3日の日記に掲載しておりますので、ご参照ください。 些細な斜位は大方の方が持っていますので、日常疲労感がないのであれば、そう悲観することはありません。 また、疲労感に至るようでしたら、メガネのレンズにプリズムを付加しますと治癒しますし、BINOの 正しい調整が可能になります。

レーザーコリメーター

  また、自作マニアの方等、ご自分でレーザーコリメーターを使用して各種調整やチェックをされる方は、レーザーコリメーター自体の誤差を常にチェックされることをお勧めします。 特に安物の市販のレーザーコリメーターは当てになりませんので、要注意です。 この写真は、私が以前に購入したての市販のレーザーコリメーターを、旋盤のチャックに銜えさせて回転させ、テールストック側に投影したレーザービームの画像ですが、ドットにならず、見事に^^;大きな円を描いていました。 狂ったレーザーコリメーターで、自己流でEMSを調整して迷宮に入られた実例がありますので、紹介させていただきました。^^;

 以上、斜位がある眼と、狂った物差しは要注意ということでございます。(いずれも解決策があります。)

(余談ですが、今日は何と、2011年11月11日で、1が6つも並びました。)



The effect of the velvet sheet / 遮光シートの効果

遮光シートの効果

At this emergent stage of setting triage on the back orders, I have to also deal with the request of reforms of EMS from users. Today, I will show you the drastic effect of the velvet sheet put on the inner 2-inch barrel. I have been putting the sheet for a year or so. If your EMS-L is not yet have the velvet, I recommend you to do it yourself.

1年以上前より、2インチバレルの内面に遮光シートを施工していますが、効果はご覧の通り、抜群です。

まだ施工していない旧仕様のEMS-L(UL)のユーザーの方は、ご自分で貼ってみられたらいかがでしょう。(EMS-S、Mについては、バレル先端の遮光絞りがバレル内径よりもずっと小さい(30mmφ)ので、遮光シートの施工は不要でしょう。)



Frame-work of the 150LD-BINO from Spain completed / 150LD-BINO(リフォーム)のフレーム完成

I must apologize to Mr.”B” for the delay of finishing reform of the 150LD-BINO originaly assembled by an Italian dealer. But, everything is going quite well. I am just waiting for the larger helicoid to arrrive to finish your new EMS set.

 諸事情で随分とお待たせしてしまった、スペインの方の150LD-BINO(イタリアのdealerさんが組み立てた)のフレームのリフォームがようやく完了しました。 あとは、大型のヘリコイドの新規ロットが上がればEMSセットも完成です。



Sliding mount completed / スライドマウント完成

This might be the last model of the sliding mount, because I have the new plan in my mind.

 のっぴきならない加工が溜っており、同時並行的に複数の仕事をこなしています。

 鏡筒径=115mmで最小D=131mm(つまり標準スペーシングのEMS-UL仕様)のスライドマウントは、もしかしたら、意外に初めてかも分かりません。 FS102や12cmF5-BINOでは、フード外形が上記より大きいので、EMSはUL標準より長いスペーシングが必要でしたし、標準のEMS-ULで良かったのは、FC76とかSKY90でしたから。 最小Dの時に、運搬用ハンドルの支柱が鏡筒と干渉しないようにするのに苦労しました。



C5-BINO project launched! / C5-BINO計画始動!

After elaborating the plan for a long time, I have just ordered the materials for the C5-BINO.It will be a herald model of the next generation EMS-BINO, rather than one of the new binoscopes.It will be a sample model of the ultimate mechanism of fixed OTAs with a focus compensator.

 このモデルは、単なる新型のシュミカセBINOではなく、次世代型のEMS-BINOの先駆となるものです。時間がかかった理由はそこにありますので、何とぞご理解くださいますよう、よろしくお願いします。

 メガネ型のフレーム構造自体は、すでに最近のモデル(たとえばTV85-BINO)で検証済みですが、今回は、左右同時タイプのピント補償機構への挑戦となります。 単に、このモデルだけでなく、今後のEMS-BINOの可能性への挑戦ですので、それなりの周到な準備が必要なわけで、推敲を重ね、材料の発注間際で何度も設計を変更して来たわけです。 ようやく、最終的な設計が決まり、数日前に材料を発注しました。



Innovative oval 31.7mm sleeve hole(Finder Binoscope) / 楕円穴接続で初期調整が楽に・・・(45度ファインダーBINO)

Innovative oval 31.7mm sleeves made the collimation far easier.Each OTA is shifted in one demension, and the collimation is easier and rigidity is enhanced.

 31.7φ接続穴を楕円(数学的楕円ではなく、長丸(小判型))にし、左右それぞれの鏡筒が一方向のみに一次元的に調整できるようにしました。 これで初期調整や不慮の再調整が飛躍的に楽になりました。 副産物として、固定強度も増したようです。( 最初は、主に左の鏡筒の接続穴径を単純に大きくゆとりを持たせて調整していました。)



Friction drive system of the Slide Mount スライドマウントのフリクション-ドライブ機構

This is the reverse side of the sliding mount.The left OTA-base will slide smoothly by rotating the rubber knob. It works under the same principle of the Crayford Focuser.

 写真は、昨日に引き続き、スライドマウントを裏側から見たところです。 目幅調整は、左の鏡筒ベースをフリクションで微動送りすることによって行います。 原理は、クレイフォードフォーカサーと全く同じです。 ラバー被覆されたノブを回転させると、ベアリングユニットがドライブシャフトと共に平行に移動しますが、そのベアリングユニットに左鏡筒のベースプレートが乗っかって固定されています。ドライブシャフトを押してフリクションを調整するネジには、頭がありません(ホローセットビス(イモネジ))が、画像の位置ですので、ご認識ください。 極めて滑らかに正確に平行移動します。

 左右の鏡筒の初期の平行調整は、相対的な平行が出れば良いので、右の鏡筒の台座プレートのみを調整します。方法は、昨日ご説明した通りです。 (昨日の一番右の写真に)上下調整の押しネジが見当たらないというご指摘がありましたが、ホローセット(イモネジ)なので、頭が無いためで、注意して写真をご覧になれば、ちゃんと穴の中にイモネジが入っているのが見えるはずです。

 (C5-BINOは、メガネフレーム部の材料を発注する直前で不安要素に気付き、設計を洗い直しました。 軌道に乗れば2週間少々で完成しますので、ご理解くださいませ。)



Slide Mount almost completed / スライドマウントほぼ完成

The client who are waiting for the slide mount to be finished should carefully study this corner in advance of receiving the product.Especilally when you receive this mount itself you will have to adjust the pair of OTAs by yourself.

 スライドマウント単体をお求めの方は、特にこの説明をお読みください。右鏡筒の台座プレートは、調整ネジによって、上下左右に振ることが出来ます。水平方向の振りは、一般的な赤道儀の極軸の方向調整と同じ方法です。 垂直方向は、プレートの前部のM6の引きネジ1本と両脇の押しネジ2本(頭の無いイモネジ)で調整します。 ネジは互いに関連していますので、調整時には遠くのネジもやや緩めておく等、常識的にご判断ください。 最後には全てのネジを強く締めておくことは言うまでもありません。(最終的には、右のプレートは、3本のM6キャップボルト(2枚目の写真の青い矢印)でしっかりと固定されます。)

 (左から)2枚目の写真は、構造を理解していただくために、わざと目一杯に鏡筒(筒先のこと)を左に振っていますが、実際にはこれほど振ることはあり得ません。(もしあれば、左鏡筒のプレートが狂っているので、そちらを修正しないといけません。)

 目幅調整の方法は、後日ご説明します。