Innovative Helical Focuser / 画期的なヘリコイドフォーカサー(実験成功!)

I have been thinking of an innovative helicoid focuser for the next version of the 15cmF5-BINO.Now, I successfully made a prototype system with junk parts. As you know, smaller IPD,such as 60mm or under will never be compatible with the helicoid focuser at the root of the ocular, because helicoid system requires some extent of total thickness of the telescopic tubes. Craftsnman will know that it is almost impossible to make the eye side helicoid for 2-inch ocular less than 63mm in diameter. Mine will have no restriction of smaller IPD.

目下設計中の15cmF5-BINO(VERSION-9)は、徹底的にシンプルで軽量、かつ高剛性を目指しています。 数百グラムのアイピースをせいぜい十ミリ少々動かすために、非常に重く、コストもかさむ大掛かりなメインフォーカサーを用意しなければならないのか?しかもその大掛かりなフォーカサーは、大質量を常に動かしながら、強固に固定することも求められることから、BINOにとっては、操作性に於いて、あらゆるネガティブな要因となる可能性も孕んでいます。 そこで今回は、以前から気付いていたこの矛盾に真っ向から挑戦してみることにしました。

以前に製作したクレイフォード式のアイフォーカサーも、優れた解の一つであり、すでに10台分のパーツの作り置きまでしていましたが、この複雑なメカを今後も作り続けることを考えると、「もっとシンプルな答があるはず・・」という思いが頭をもたげました。(スリムなクレイフォードは垂直下向きの高加重に弱い(スリップしやすい)という問題もありました。)

31.7サイズのアイピースについては、先日ご紹介した、市販のヘリコイドを使うのが正解のようですが、問題は2インチアイピースのフォーカシングをどうシンプルに解決するかです。 直進ヘリコイドは、2インチの内径を確保すれば、いかに薄く作っても外径は63㎜を越え、回転を許してスリム化を図ったとしても、アイピース固定用のローレットネジが干渉するか、複雑なチャッキングメカニズムが必要になります。 そこで、あらゆる機構を思考実験した結果、2インチアイピース自体を合焦メカに組み入れると、目幅のジレンマが極めてシンプルな形で解決することに気付いたわけです。(中、高倍率(31.7φ)では直進ヘリコイド、低倍率(2インチ)では回転ヘリコイド、ということです。)

道具立ては、2インチアイピースのバレルに彫った螺旋溝と、2インチスリーブの適当な位置に配置したボールプランジャーのたった二つです。(ミゾは”物”ではないので、付加するパーツとしてはプランジャーだけです。^^; 当然ながら、ほとんどの2インチバレルの根元に施してある脱落防止ミゾは回避して、螺旋ミゾもスリーブのプランジャーも施工します。) ボールプランジャーとは、セットビス(イモネジ)の先端にスプリングで押圧された金属球を仕込んだ物です。(WEBを検索してください。)

アイピースは、スリーブに適当に差し込めば、プランジャーが溝を捕らえるクリック感が手に伝わり、そこから回転ヘリコイドの動作を開始することが出来ます。 固定は、通常通り、スリーブのバンド式クランプで任意の高さで強力にクランプできます。アイピースを強く引っ張れば、プランジャーの先球が引っ込むので、簡単に抜き取れます。

今回は廃材でこの機構を試作してみましたが、使い勝手は非常に良好です。 アイピースのバレルに螺旋溝を施すことで、他の望遠鏡(バンド式スリーブ)へのセットに支障は生じません。 ただ、溝を切ることに抵抗があれば、バレルはたとえ無加工でも使用可能で、合焦、固定に何ら支障がないのも、この方法の利点です。

15cmF5-BINO(VERSION-9)はフォーカサーの見通しが立ち、架台の方も、垂直回転軸用のエンコーダを傾斜センサーで代用できることが分かったので、、画期的にシンプルな新型中軸式架台が実現しそうです。



Ready for the painting process (100 EMS housings) / 塗装工程へ(EMSハウジング)

100 EMS housings are now ready for the painting process.

 EMSハウジング100個分の追加工が完了し、いよいよ塗装工程(外注)に進みます。10年前くらいまでは、塗装は父の担当で、本格的な塗装は硬化剤等、結構有害な薬品を扱う仕事でした。今は良い専門の外注先を見付けたので、塗装に関しては気が楽です。(その代わり、小数塗装は出来ません(payしない)が。)



M2 tappings completed (100 EMS housings) / M2タップ完了(EMSハウジング)

1,200 M2 tappings are completed for 100 EMS housings.

 相次いで大阪と神奈川からの見学者の方が見えたり、鏡筒をEMSごと落下させられた件の修理対応等に追われておりました。

 今日は、タッピングボール盤に多軸アタッチメントを使用して、午前中にEMSハウジング100個分のM2のタップ切り(約1,200箇所のネジ切り)を完了しました。何週間もかけてタップを1個ずつ立てていた当初の頃を思い起こすと夢のようです。 EMSのハウジングの加工の難所を通過し、これでEMSハウジングの在庫切れが今後のBINOの作業工程に穴を開けずに済みそうです。



1,200 holes of the M2 screws finished (EMS housings) / M2タップ下穴施工完了(EMSハウジング)

1,200 holes of the M2 screws are finished on both ends of the one hunderd EMS housings.

 EMSハウジングの両端面の6×2×100=1,200箇所のM2タップの下穴(1.6㎜φ)の加工が完了しました。現在はCNCフライスを利用して、両面の12個の下穴を一工程(しかも機械任せ)でこなしていますが、数年前まではマニュアルのボール盤で1個ずつ穴を開けていたのが信じられないこの頃です。



Another lot of EMS housings in the finishing / EMSハウジングの補充

The stock of EMS housings is running short, and I have to make another lot in a hurry.

いつもながら、のっぴきならない時期に(塗装済み)EMSハウジングの在庫が底を突いてしまいます。大至急100個ほど仕上げないといけません。(ダイカスト部品は常時大量に確保しています。)

 気付けば、銀ミラー導入から丸4年以上経過し、銀ミラーの供給枚数は1,000枚を越えていますが、銀膜面の経年変化のクレームは一件も発生していません。 当方で保管している初期の銀サンプルミラーは、4年前の入手時点で2歳半でしたので、満7歳に向かっていますが、いささかも新品の輝きを失っていません。



A binoscopic frame for the LX80 MOUNTLX / 80用のBINOマウント(EDT130-BINOリフォーム用)

This is a frame that can be set on the dual mode of LX80 Mount.

 デュアルモードのLX80マウントに取り付ける、EDT130-BINO用のフレーム(マウント)です。原理は前回製作したTOA150-BINOと同じです。

(BINOの受注とは別系列の仕事ですが、BINOの納期に影響が出ないように処理させていただきました。)