Handle and weight unit for the Central Axis Mount / 中軸架台用のウェイトシステム兼ハンドル

Removable weight and handle system for the Central Axis Mount.The brass weight will be added to the handle rod.

 決して放置していたわけではありませんが、鏡筒平置きタイプの中軸式架台がやっと完成間近になりました。納期は度外視でのご依頼であったこともあり、ほぼ1年をかけて、各所の機構を練りました。

  今回は長丁場の製作で、終盤では少々精神的に疲弊し^^;、十分に剛性が高く、さらに再現性の良いアリミゾを設置したので、ハンドルとウェイトシステムは割愛して良いとも判断していました。  しかし、依頼者の方はハンドルもウェイトシステムも希望されたため、曲折を経て、写真のようなウェイトシステム兼ハンドルをスリ割りクランプで着脱できるようにしました。 ハンドルのロッドは10mmφのステンレス製で、真鍮ウェイトのスライドシャフトを兼ねます。(シャフトホルダーはこれからアルマイトに出します。)

 鏡筒をお預かりしていないので、長めに作っておいて、納品後にユーザーさんの方で最適な長さに切断していただくことにしました。 6/23掲載のEMS-UXLと併せて、とてつもないBINOが完成しそうです。



The 115ED-BINO well tuned / 対面待ちの115ED-BINO

The 115ED-BINO is well tuned and ready for the first meeting with the client.

 細部に渡るチューニングアップも完了し、29日の(依頼者の方との)初対面を待つ115ED-BINO です。依頼者の方には、宮城県より当BINOとの対面にお見えいただき、BINOは後日発送させていただく予定です。

 当サイトを読んでいただけば問題ないとは言うものの、やはり百聞は一件に如かずで、初めてEMS-BINOのオウナーになられる方は、出来たら一度はこちらをご訪問いただくのが理想です。 もっとも、こちらをご訪問いただいた方のほとんどは、当サイトをしっかり学習しておられたので、必ずしもご訪問いただかなくても、BINOを十分に使いこなせた方ばかりだと実感しています。 むしろ、こちらまで足を延ばそうとしない方の中には、当サイトも十分に消化しておられない方も多く、そんな方こそ、ご訪問いただくべきだと、いつも思っていました。

 しかし、東日本大震災の直後より、BINOのご依頼数の(地理的)東高西低の傾向が変わらないどころか、助長していることに驚きを禁じ得ません。 被災地、準被災地の方々の方が、果敢に新しい物に挑戦されます。 むしろ、日本全般、非被災地の方々のモーティベーションが震災以降、下がっているように感じます。

 当方も目下、いろいろと新機構を温めているところで、これから順次発表させていただく予定ですが、それで皆さんのモーティベーションが上がれば良いと思っています。^^;



EMS-UXL with the New-Helicoid / EMS-UXLセット、新型ヘリコイド仕様

Preliminerily assembled EMS-UXL with the New-Helicoid for superb apochromatic binoscope.

 第一号の新型ヘリコイド(大型で左右、逆ネジ仕様)をEMS-UXLに仮組み立てしてみました。 今日より、この大型ヘリコイドが大型ハウジング用の目幅伸縮機構の標準となります。(IPDクレイフォードは発展的に中止します。) 写真は、鏡筒(中心)間隔=207mmのBINO用なので、ヘリコイドと第2ユニットの間に延長筒をセットしています。



Comparison of the reflectivities between silver and aluminum mirrors / アルミと銀の反射率比較

I am very happy that the more and more clients are discarding the aluminum morrrs for the silver one.They have never missed to be amazed by the ultrahigh reflectivity and the superb fidelity of the color reproductions of the silver mirrors.

The oval mirros at the left are the aluminum mirrors and the rectangle ones are the silver mirror samples.All the four mirrors are nearly 4 years old or older, and note that all of the mirrors are totally free from any sign of degradation.

Compare the milti reflected images made by the silver mirror pair and the aluminum pair by the two photos at the right. You will never miss to tell which one is by the silver mirrors. Once, again the silver mirror samples in the photo are almost 4 years old.

 最近は、より多くのEMSユーザーの方々が銀ミラー化をご用命くださるようになり、大変喜んでいます。 今日は、久しぶりにアルミと銀の反射率の比較をお示ししてみようと思います。 銀ミラー採用時にもご紹介しましたが、あれからほぼ2年が経過した銀サンプルミラーでの比較写真は、また別の意義を持つものと思います。

 楕円のミラーがアルミ、四角形のが銀ミラーサンプルで、どれも蒸着後約4年前後以上経過したものです。ミラーとしての劣化は、アルミも銀もどちらも全く生じていません。

 右の2枚の写真が、銀とアルミのそれぞれの2枚組ペアによる多重反射像です。どちらが銀かは説明不要で、銀の圧倒的な反射率の高さと色の再現性の良さがお分かりになるでしょう。もう一度言いますが、四角形の銀ミラーサンプルは蒸着後4年近くが経過していますが、検知できる劣化は全く生じていません。



Debut of the Larger Helicoid / 大型ヘリコイドの完成!!

Today is the commemorative day of the larger helicoid to be finished.It is not only larger in size, but perfectly designed to perform the ergonomic IPD adjustment with the helicoid.The left handed helicoid and the right handed one are provided. The bottom end is 65mm tapered male flange and the top end is 65mm female sleeve. The shortest height without flange is 27mm and the longest 43mm. (stroke is 16mm)

EMS-BINO用に特化した大型ヘリコイドが完成しました。 標準ヘリコイドの経験を活かし、さらなる精度剛性アップとデザインにもこだわりました。(左の写真で標準ヘリコイドとのサイズ比較が出来ます。)

左右で逆ネジを用意しましたので、左右で天地を逆に取り付けなくても、左右対称の操作が可能になります。(そのため、ロゴも入れられました。)末端形状は、65φテーパーボスと、65φメス(差込)で、実効最短長=27mmで、ストローク=16mmです。余裕で想定される最大の目幅領域をカバーします。



Reform of the finder / ファインダーの45度正立化

The holder also should be cut short to be used on the reformed finder.

 45度正立化で短縮したファインダーは、元の脚(ホルダー)にはセット出来ません。右の写真のように短縮加工が必要です。(前端部内径にゴムのOリングの仕込みもあります。)

 正立化と、31.7サイズのアイピースの使用が可能になります。



Counter weight system is added. / ウェイトシステム設置(option)

Counter weight system is added. The retractable dew-shield can be a substitute of adjusting the balance to some extent, but such counter weight system is very convenient when you use oculars far different in weight.

 対物フードの伸縮もバランス調整にある程度利用できますが、外付けのカウンターウェイトシステムがあると、重量がかけ離れた複数のアイピースを使用する際に非常に便利です。 このウェイトシステムは、HF経緯台他、耳軸のセンターにM6のメスネジが切ってあれば、どの架台にも使えます。



New miniature BINOSCOPE??? / 新型ミニBINO??

The new miniature binoscope?? NO, I just put a pair of finders I have just reformed from the standard finders.

I just had a play with the pair of finders and found it perfectly working as a binoscope just by putting them parallely on the show-case of my shop. I saw the splendid 3-dimensional view with them.

 新型BINOではありません。^^; ファインダー2本の正立化加工を同時に承ったので、ちょっと遊ばせていただきました。店のショーカウンターの上に45度正立化加工が完了したばかりのファインダーを2本ただ並べただけですが、倍率が低い(PL25mmで約7倍)ので、予想通り、あっさりと光軸は合い、店の外の風景の何とハイコントラストなこと! これでも一応天体望遠鏡、一般的な双眼鏡とは視野のヌケがまるで違います。



Shortening of HAL130 tripod by VIXEN / HAL130三脚の短縮

久しぶりにHAL130三脚の短縮加工を承りました。 

写真、左から、HAL130三脚を分解したところ→15cm(お客さんの希望)切断したところ→短縮したパイプの端部の加工→短縮後のHAL130とHAL110の比較。

 15cm切断すると、HAL110より少し低くなります。 90度対空のBINO用等では、脚はこの前後の最短長が望ましいのですが、現状では改造するしかないとは、嘆かわしいことです。

 三脚の短縮加工と言っても、3本のパイプを切って終わりではありません。伸縮脚ですので、内、外筒で合計6本あり、それぞれ、切断後に板バネの仕込み等の加工(写真、左から3枚目)が必要です。 切断する箇所は元より、加工手順を間違うと、とんでもない苦労をすることになります。



EMS-ULS set with New-Helicoid, preliminerily assembled / EMS-ULSセット、新型ヘリコイド仕様

The EMS-ULS set with New-Helicoid for 115ED-BINO is preliminerily assembled.

 115ED-BINOのEMSセットを仮組み立てしてみました。 ざっとこんな外観になります。ヘリコイド(市販のカメラ部品)→自前のクレイフォード→EMSに特化したヘリコイドと、長い間に変遷を経ましたが、その時期時期で最善を尽くした結果ですので、ご理解ください。

 自前のクレイフォードも、一応目標点に達しており、今でも捨てがたい部分が多いですが、BINO用に特化したヘリコイドを常に一定数確保しておくことで、BINO用のEMSセットも、EMS単体同様、ほぼ1週間以内の即納体勢を目指したいと思っています。



Handle rod base bar / ハンドルロッドのベースバー

The rear side of the band base is one good place to set the rod base of the handle. But there are times we want to make that more compact. Now I have developed the way to set a base bar of the handle rods at the focuser.

手前の鏡筒バンドにロッドベースを固定して、そこからU字型のハンドルを延ばす手法は良く用いて来ましたが、BINOのタイプや規模によっては、もっとコンパクトに納めたいと思うことがあります。 しっかりしたフォーカサー外筒に直接ハンドルを設置するのは初めてではありませんが、取り付け方法に決め手を欠き、もっとシンプルな方法を模索していました。写真はアルマイト(黒)処理前なので、取り付けたパーツが目立っていますが、アルマイト後はもっとフォーカサーに馴染むはずです。 この位置だと、ごく短い延長ロッドでハンドルが設置できます。100mm間隔のU字ハンドルが、まさかの時に合焦ノブとEMSを守り、かつ合焦動作やEMSのX-Y調整の動作と干渉しない絶妙な配置としたつもりです。



Warning!!警告!!

This is a photo of the base shaft of HF fork mount by VIXEN, sent by the client.At the extension reform of it, I have to remove the base shaft to processing.But, this time I had a hard time to remove the shaft because the center of it was awfully damaged by the wrong doing with the setting screw to make the fork angle.

The original settings are provided by the two blue arrowed cone shaped hollows for the uprigit and 45 deg’s angle of the fork settings. But there were so many ugly scars between the two of the original hollows.If you want the medial fork angle, such as 60 deg, you should make another hollow between the original ones.

 写真は、幅広改造のために(お客さんが)送って来られたHF経緯台のベースシャフトです。良い機会なので、この際、皆さんに警鐘を鳴らしておきます。 幅広改造は、このシャフトを抜いてから、中心で切断し、パイプ(内径が六角形状)に内径と同じ六角棒を通して必要量拡張して固定するのですが、今回はこのシャフトがなかなか抜けなくて、エライ苦労しました。^^;

 VIXENのHF経緯台は、フォーク角度が垂直と45度傾斜の2種類が選べるように、2箇所にすり鉢状の穴(くぼみ、青い矢印)が設けてあるのです。 無加工で用いる場合は、この鉄則を守らないといけません。 中間の角度(例えば60度)でフォークを固定したい場合は、その位置に新たに”くぼみ”を加工し、セットビスの先端が確実にそれにはまるように組み立てないといけません。

 ところが、このユーザーさんは、かなりランダムに固定しておられたようで、おびただしい数の掘れ傷(赤い矢印)が本来のくぼみ(青い矢印)の間に付いており、その盛り上がりでシャフトが抜き出せませんでした。(垂直ベースの覗き穴からヤスリを入れて、何とか解決しましたが)

  重いBINOでは、このような考え方ですと、大惨事につながります。 どうか製作者の意を汲んでいただき、完成したBINOは正しく使っていただきたいと思います。 改造後の設定角度は60度のみです。 セットビスを最初に完全に撤去し、穴を覗いて、ちゃんとビス用の穴にセットビスがはまるように固定してください。(改造後は、中心の六角棒に設けた深穴にセットビスを入れることになります。)



Framework of the 115ED-BINO in the making / 115ED-BINOのフレーム、製作中

Here is the simple arrangement for the bands to form a rigid framework that is also very easy to adjust.

 鏡筒固定(伸縮管目幅調整方式)で良く用いて来た手法ですが、今回はバンドの連結をM6ネジ2本(合計4本)にして剛性をさらに向上させました。(鏡筒バンドの構造にも左右されます。)