Oversied mirror in the larger housing / 175mm(3枚玉)BINO用のEMS

The client had ordered me the standard EMS-UXL, but I thought the larger the better is the first mirror for the OTA span “D” of 270mm (175mm Apo.).So, 70X99mm mirror is being installed instead of 63X89mm one.

 EMSのみの受注品です。鏡筒間隔”D”=270mm(175Apo-BINO;Dはお客様指定)には第1ミラーのサイズを最大限確保したいため、標準のEMS-UXL(短径63㎜)よりも大きい短径70㎜の斜鏡を使用することにしました。 短径70φまでなら、標準の外形楕円形状のまま、エッジ加工のみで標準バレル(90φ)のまま収納できることを確認しました。1:2の楕円が理想ですが、コスト的には斜鏡を加工するのが有利です。 短径付近の裏側も丸いハウジングと干渉するため、少しトリミングしました。



EMS-ULS set for the 13cmEDT-BINO130 / EDT-BINO用のEMSハウジング

 大型ハウジング→大型ヘリコイド→第2ハウジングのラインは、このサイズ規模のスペーシングの時が一番格好良く見えます。 アルマイトが完了するまでにEMSを完成させ、31日の見学者の方に完成したBINOをお見せしたいものです。



Handle units of the 13cmEDT-BINO / 130EDT-BINOのハンドルユニット

These are the handle units that also act as the guide shafts of the counterweights.Note the screw that won’t drop off from the clearance hole enven when unscrewed.

 130EDT-BINOのハンドルユニットです。 ウェイト軸も兼ねます。(左右それぞれ、下のシャフト)工具レスではありませんが、バカ穴からボルトが脱落しないように配慮しました。(大方のマニアの方はご存知でしょうが、意外にこのトリックを知らない方もおられます。 ずっと以前に、地元の下請けの旋盤屋さんが、当方が添付した治具にそのネジが施工してあるのを見て、目を丸くしていました。^^;)

 新型中軸式架台のパーツは、今アルマイト工程です。 何とか今月中にこのBINOを完成させたいものです。

 今月は(嬉しい)訪問者ラッシュでもありました。7月10日、14日、24日と、それぞれ遠路をお越しいただき、31日にも別の方が見える予定になっています。 訪問いただく方は、皆さん異口同音に『目からうろこが・・・』と言ってくださいます。 むしろ初心者を標榜される謙虚な方ほど吸収が早く、EMSの真髄をすぐに理解されます。

 反感を買うので、なるべく書かないようにしていますが、一番困るのは、表面だけ理解してすぐに天狗になる方です。 これは業者さん等、プロ意識の高い方に多いです。 当方の説明を through されるので、いつまでも進歩がありません。限度を超えると、残念ながら末端のお客様を巻き込むトラブルを未然に防ぐために”決別”に至らざるを得ません。



Dual knobs on the Eye-Focusers / マイクロフォーカサーのセット(アイフォーカサー)

The normal “Eye-Focuser” doesn’t have the dual focuser knob, but the client wanted his dual knob units to be set on them. So, I have tried to customize the Eye-Focusers into the dual typed ones.

Making reports of the Eye-Focuser appear in 2011, October 15,17,20; November 24 to 28,; December 7,19.

 アイフォーカサーにマイクロフォーカサーノブを付けてみました。(お持込;部品のアルマイトはこれから)

 アイフォーカサーの製作記事は、2011年の、10月15,17,20日、11月24、27、28日、12月7、19日に掲載しています。



EMS-ULS set without Helicoid tubes / EMS-ULSセット、固定タイプ

Fixed type of EMS-ULS with larger first housing. Note that 31.7mm adapter is updated to the compression ring type.

 BINOの順番待ちの方に気を使うため、なかなかご紹介できませんが、EMSのみの注文品です。EMS-ULSの固定タイプ、大型第1ハウジング仕様です。 スライド台座は自作されるそうです。( EMSのみの即納は、創業以来ほぼ堅持して来ました。)



How to install the Altitude encoder / 垂直回転軸用エンコーダの内蔵方法(EDT130-BINO)

It is far more difficult in the case of the altitude encoder installing in the limited space of the thin housing.

 中軸式架台の垂直回転軸にエンコーダを内蔵するのは、簡単ではありませんでした。写真左より、それぞれ仰角が0度(水平)、45°、90度(天頂)の状態ですが、エンコーダ本体は回転していません。従って、コードも引っ張られることはありません。

 外のソケットとエンコーダを最短路でつなぐことに捉われていましたが、水平軸の時と同様、長めのコードで中間端子をハウジング内で接続する方が有利であると気付きました。(エンコーダからのコードは、下の出口に急がず、一旦バックして、反対側でソケットからエンコーダ本体を迂回したコードと接続しています。)



Azimuth axis and the Drum in the making / 水平回転軸とドラム(EDT130-BINO用)

Azimuth axis and the Drum of the EDT130-BINO are in the making.Actually, the axis will not turn but the drum will turn centering on the axis.

 水平回転軸とドラムですが、回転軸は回らず、ドラムの方が回ります。 どちらを回しても良いのですが、それは設計の都合によって決まります。



Here comes a good sample for your study. / 像倒れの調整例

Here comes a good sample for your study.A pair of EMS set has arrived from my client today in ambulance with the complaint of the serious condition.

This trouble seemes to have occurred when he replaced the spacing tube of the EMS that connect two mirror units together.

He insisted that the right EMS is perfect because he checked the connection angle by the substitute of the right angle gauge, and only the image of the left EMS is extremely inclined.Is that really so? I will explain its real truth.

Let me firstly explain how the normal binoscope will show the edge-line of the bent paper put before the dew-shield. The occulars shoud be extacted in advance. As you expect, the edge of the paper should look straight at the sleeves.(The right photo)

 格好の教材が舞い込んだので、ご紹介しない手はありません。   持ち込まれたユーザーの方の名前は出ませんので、ここで皆さんに紹介させていただくことを、皆さんの参考のためと、あなたの学習のためにお許しください。

 EMSだけを求めてBINOを組み立てた方ですが、EMSのユニット間のスペーサーをご自身で交換された後に左の像の著しい傾斜が修正できなくなって、EMSを一式送って来られたものです。

 主訴は『右のEMSは完璧で左のEMSの像だけが著しく傾斜し、傾斜を私の指示に従って?^^;修正すると、左のアイピースが明後日の方向を向いて、BINOにならない。 左のEMSの光軸が著しく狂っているに違いない。』 というものでした。

 さて、実際はどうだったかを以下でご説明しますが、その前に、ノーマルなBINOではどう見えるのかをお示ししておきます。

 サンプルに用いたBINOは、店内に置いている、初期(15年くらい前)の試作品の10cmBINOです。上左の写真のように、折った紙(ポスター等)を筒先に置き、口径の上半分を隠すと、アイピースを撤去した接眼部では、折った紙のエッジの線が上右の写真のように1本に貫いて見えます。 敢えてEMSの構成ユニットの固定ネジを左右のEMSとも緩めて対空角度を微調整しますと、その線が目尻が吊りあがった怒り目になったり、逆の泣き目になったりすることは、このサイトで何度かご説明して来た通りです。

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Now, I will diagnose the emergency case.(I am sorry that the smaller binoscope sample here did not accept the larger spaned sick EMS pair at a time, and I will show you left and right unit alternatively.)

From the left, the first photo shows some inclination of the left image, but it was not so serious as the client insisted. The second photo shows the awful inclination of the right image. You see the right image is far more inclined than the left one. Each of the EMS was well collimated in spite of his complaint, “The left EMS only is seriously out of collimation.”

Checking the connection angle by the gauge, the right EMS proved to have the serious deviance from the right angle. Those facts eloquently explain the symptom of the two of the left photos. Now you will know the reason he had trapped into the labyrinth.

It is true that his right angle gauge was not perfect is one of the reason, but the core of the trouble is his attitude that he never doubted the right EMS and he adjusted the left EMS only. EMS shouled be always treated as a pair and should be targeted on attaining the relative parallel of the inclinations.

 さて、送られて来たEMSセットは、実際はどんな状態だったかをお示しします。(写真は全て当方で調整する前の状態です。)サンプルに使用したBINOがEMS-Mのシステムだったため、スペーシングが大きい問題のEMSは左右同時にはセットできませんでしたが、調整済みのサンプルのEMSを片方だけ残して、問題のEMSの左右を交互にセットしてみました。

 左の写真では、左のEMSは確かに少し時計回りに視野が回転しているものの、その隣の右のEMSの視野の回転の方が尋常ではありません。 それぞれのEMSを当方の直角面定規に当ててみましたら、案の定、右のEMSは対空角度で85~87度くらいに狂っていて、著しい時計回りの視野の回転と合致していました。

 この方が直角面定規に代用された基準面の角度が実際には直角よりもかなり鋭角だったことが予想されますが、それは大した問題ではありません。 なぜなら、スタートラインとしてそこから調整をスタートされるのに、精度は問題にならないからです。

 問題だったのは、代用品の直角面定規を鵜呑みにし、右のEMSの状態が完璧だと思い込み、EMSを左右セットとして相対的な調整をされず、左のEMSのみを調整されたことです。 その基本さえ守っていれば、右のEMSにも問題があったことに自然と気付かれたはずなのです。 少なくとも、左右の視野の相対的な倒れは、左右のアイピースの平行をキープしたままで解消できるのです。左右の視野の天方向をV傾向の上開きとΛ傾向の上閉じの双方向に連続的に調整できるので、その間に必ず存在する解に合わせることが出来るわけです。

補足:EMSの光軸はほとんど狂っていませんでした。 仮に狂っていたとしても、光軸とは独立的に視野の倒れが修正できることが、EMSの顕著な特長なのです。たとえ45°の像傾斜を修正しても、左右のアイピースの平行は完璧にキープできます。

(EMS-Mや標準スペーシングのEMS-Lのように、第1、第2ミラー間のエッジクリアランスが1㎜~2㎜程度以内と際どい場合は、EMSの構成ユニットの接続を不用意に緩めていきなり大きく回転させるのは、ミラーを損傷する危険があるのでご注意ください。 )



Double Stacked PST-BINO / PST-BINOのダブルスタック化

Here is the solution of the minimum IPD of 61mm for Double Stacking on the PST-BINO.The point is the long spacer tube on one of the OTA, but the counterpart OTA will also require the short spacer to evade the interference at the smaller IPD.

 PST-BINOのダブルスタック化です。 左右の干渉を回避するには、片方に長いスペーサーを配置するだけでは不十分で、もう片方にも短いスペーサーが必要なことが分かりました。 最小目幅=61㎜を達成しました。



Preliminery assembly of the vertical unit— 2 / 垂直回転部(中軸)の仮組み立て–2

Inner half of the bands are set on the mount. The clamp of the altitude axis is processed.

鏡筒バンド(内側)を取り付けてみました。 垂直回転軸(中軸)のクランプも施工(スリット加工)しました。締め付けバンド式なので、フリクションが自在に調整でき、把握力も強力です。 この状態で、鏡筒の隙間=44mm(前モデルは45mm)となりました。(43mmの予定でしたが、鏡筒バンドの肉をあまり薄くしたくなかったので、ここまでとしました。 垂直回転軸機構(しかもエンコーダ内蔵)を間に挟んで、鏡筒隙間=44mmは善戦したと思いますが、いかがでしょう。



Preliminery assembly of the vertical unit / 垂直回転部(中軸)の仮組み立て

Just confirmed this plan will be quite successful.

 垂直回転部を仮組み立てしてみました。 各所の干渉回避や重心位置等の条件が全て問題なくクリヤーできました。 今後の中軸式架台のコア部分として定番になりそうです。(左から)4枚目の写真から、鏡筒のセット方法(方向)がお分かりになると思います。

 伝統的な横軸のアリミゾ(&アリガタ)では、両手で抱えて重い鏡筒をアリミゾの下爪にひっかけた後、片手を離してクランプを操作しないといけない点が問題でした。 今回の方法ですと、最後まで両手で鏡筒を持った手を離すことなくアリミゾにセットできます。 鏡筒はたとえノークランプで天頂に向けても転落しません。

 やっと、新型の中軸式架台の成功を確信できました。 毎度のことですが、プランが出来てから仮組み立てが完了するまでの間は、焦燥感に浸りながら成果なく時間が過ぎる、苦しい期間でした。



Grooving through the Alti-Axis / 垂直回転軸の貫通溝

I’ve got over the most difficult machining of grooving through the altitude axis.This will allow the cords of encoder to get out of the bearing plate of the central axis, while rotating by 90 degrees.

 新型の中軸式架台で最も困難な(厄介な)加工を完了しました。内蔵したエンコーダのコードを中軸受けの外に取り出すための貫通溝です。

 軸受けプレートの穴はコードの束+αの幅で良いですが、軸ドラムの方は90度回転するので、水平から垂直まで干渉しないように、長いスリット状の貫通溝を彫らないといけません。 しかも、前回ご紹介したサイドプレートとのからみがあるので、貫通溝の位置も重要です。