Another Center Mount completed / 中軸架台完成

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I can’t remember how many Center Mounts I have made for now.  You will find the history of my Center Mounts if you probe into my website chronologically.

この中軸架台の最終形も、何台製作したか、もはや覚えていません。サイト内検索を利用していただけば、(当方の)中軸架台の開発の変遷を見ていただくことが出来ます。機能を付加した部分もあれば、大胆に切り捨てた部分もあります。それらの trade-off の根拠も、中軸架台の開発の経緯を時系列に辿ってくだされば、ご納得いただけると思います。ほとんどの方は、極めてシンプルに達成している中軸架台の機能に感動してくださいますが、中には減点法で重箱の隅をつつく方もいるようなので、今日のコメントになりました。^^;



Another Center Mount in the making / 中軸架台(15cmF5-BINO)

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Vertical unit of the Center Mount is assembled.

中軸架台の垂直回転部を組み立てました。(15cmFG5-BINO)

初期の段階で全てを学んだような気がしていても、毎回、新たに学ぶことがあります。組み立て調整のコツが分かって来たこと、この構造で全く問題ないことを改めて噛みしめています。

まとめて作っておいた中軸架台の垂直回転ユニットのパーツですが、これを除くと、あと1台分のみしか残っていません。 来年は早々から、各種EMSハウジングの再仕込みと中軸架台(垂直回転部)のパーツ製作等々、忙しくなりそうです。



EMS-UXL (15cmF5-BINO) in the making

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The stock of the housings of EMS, large and small, are running short, but I am too busy over year-end chores to start to undertake another lot of makings.

年末に至って、塗装済みの大型ハウジングの在庫がこれを除くとたった1組、小型ハウジングも数組分までに乏しくなって来ましたが、年末の雑務に追われ、次のロットには今は着手できません。 また、大変申し訳ないのですが、BINOの次の納品も年内は難しい状況です。



Center Mount for APM100-90deg Binoculars (12/31Additional Notes) / (12/31追記)APM100双眼鏡用中軸架台

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APM100-90deg Center Mount is ready to be shipped to Australia.

Additional notes; 2016,12/31
The user of this Center Mount for the APM-100 binoculars should know the fact that the dent of the bottom side of the binocular body is not deep enough for the vertical axis to perfectly reach the *COG.  That’s the crucial difference from the Highlander Proninar binocular that was originally planned to be set on the Center Mount.
The original client who solicited me to make the center mount for AMP binoculars knew well of the fact and still wanted one for his APM-binoculars.
But ,the distance between the vertical COG and the vertical axis of the Center Mount for the APM is made as minimum as possible under the given space between the tubes.
That means user should provide additional counter-weight system and preferably an appropriate operating handle unit should be added, as long as the user wishes the perfect balance through the full stroke of the elevation angles.
Those who have no machining ability can substitute a kind of leg-weight with the Velcro putting on the bottom side of the binocular.  The heavier eyepiece means the more additional weight on the bottom side.
I beleive those who challenge the Center Mount on the APM binoculars know the meaning of the Trade-Off shown above.  The ultimate compactness and the lightness of the Total Mount of less than 1-kg will require the natural Trade-Off of the users,  and those who are reluctant to pay the Trade Off should not challenge the Center Mount on the APM-BN.
Anyway, it is quite natural that the balance is the most important factor for the Center Mount.
Nitpicking a product is quite easy in general, but the user should also be wise to bring out the good points by the appropriate thinkings of the way to use the product.
In the case of APM120-90deg.,the COG lies in the air space between the tubes, and there is no dilemma of APM100, but I will no more make the Center Mount for APM120, because I was dissapointed at the attitudes of the client who could not find the merit of the Mount.
(*COG is “Center Of Gravity”)

試作品の完成後の反響がなくて落胆していましたが、「捨てる神あれば、拾う神あり。」で、オーストラリアに旅立つことになりました。

他社さんの双眼鏡の架台を作っても大したメリットはないのに、気まぐれで作ったAPM100双眼鏡用のセンターマウントです。多分これが最後になるでしょう。(直接利益にならない仕事の方が面白い。問題を提起されると、つい血が騒ぐ。^^;)

追記:(2016,12/31)

「ハイランダー用軽量架台と同じような架台をAPM100対空双眼鏡用に作って欲しい。」という熱心なマニアの要求に基いて製作した中軸架台ですが、APM100の該当双眼鏡本体は元来、双眼鏡本体がハイランダーのように中軸架台用に設計されてはおらず、具体的には腹側中央の窪みに十分な深さがありません。それが何を意味するかと言うと、垂直回転軸を双眼鏡本体の(水平置きした状態での)天地方向の重心と合致させられないということです。 これは、最初の依頼者の方は十分に理解しておられ、工夫によって、実際の天地重心と垂直回転軸を最大限近付ける、という方針で製作したわけです。

特別な設計上の工夫により、双眼鏡本体の天地重心と垂直回転軸とのずれを、わずか15㎜程度までに納めることに成功したわけですが、当然ながら、双眼鏡本体は常に天(背中)側が重く、地(腹)側が軽いわけですから、仰角によってバランスが変化することは最初から織り込み済みであり、90度対空であれば、重いアイピースを使用すればその傾向が顕著になることは当然であり、仰角によっては垂直クランプの締め加減に依存せざるを得ません。

仰角フルストロークでの完全バランスを要求されるのであれば、カウンターウェイトシステムを付加すれば良いのであり、操作性を追求するのであれば、操作ハンドルも付加されることが望ましいでしょう。(機械加工が出来ないのであれば、筋トレ用のレッグ-ウェイト等をベロクロで着脱することでも対応できるでしょう。一般に使い道具というのは、アラを探せばいくらでも見付かりますが、使いこなすには、ユーザーさん側の知恵と工夫も必要です。)

(APM120の場合は、鏡筒部が長く、対物が重いため、重心が左右の鏡筒が枝分かれした隙間空間に存在するため、APM100のジレンマからは解放されます。 ただ、今回の納品で、一般ユーザーさんの技量とスタンスに落胆したので、もう他社さんのBINOの架台作りからは撤退し、自分の本業に集中したいと思います。)



Fabulous Christmas Card / 感動のクリスマスカード

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Here came a fabulous Christmas Card from Taiwan, one of my client.

Thank you Mr.***, I feel to be healed from the tired body through the work.

台湾からのクリスマスカード。 欧州から届くことはあっても、アジアからはなぜか新鮮。仕事の疲れが癒されました。



EMS-UL with Helicoid in the making / ヘリコイド目幅仕様製作中

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Hectic days for accepting two separate visitors for two finished Binoscopes are just over.

Now, EMS-UL SET with IPD-Helicoid is under making.

2組のBINOの対面のご訪問に対応し終え、EMS(BINO自作用)の製作に着手しています。(2件のBINOのご対面の日程調整で、BINOの工程が大きくずれ込んでしまいました。今後は、お引き取りの日程と合わせてトリアージを実行すべきか、悩ましいところです。)

写真は、何度もご紹介して来ました、製作中のEMS-UL(標準ハウジング)のヘリコイド目幅調整仕様です。このヘリコイドは、BINO用に当方で開発したもので、末端が2インチオスのテーパフランジになっており、実効の縮長がわずか22㎜で伸縮ストローク=16㎜を確保しています。(当初は市販のヘリコイドを探しましたが、内径、外径、縮長、ストローク、剛性が適合する物は皆無でした。)



EPS; Erecting Prism System in the developing / EPS 開発中

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2-inch barrel and 2-inch sleeve are laterally shifted by 5mm respectively from the roof line, and 10mm in total with each other.

That means you can use it on the OTA of 20mm larger than your IPD.  Despite that shifting sacrifices the portion of the entrance pupil, MASUYAMA32mm showed no distinct vignetting through the field.

アミチプリズムの概念を持たない方は、プリズムの稜線からバレルとスリーブを対称的にシフトできることを理解しにくいかも分かりませんが、これは、光軸を外して見るわけではなく、最下の写真でお分かりのように、光軸を完璧にキープしたまま行える操作なのです。 当然、入射(出射)窓径は少し妥協して小さくなります(30㎜)が、キャパ的にはEMS-UM相当で、目幅の制約があるBINO目的(つまり目幅より外径が大きいアイピースは使えない)で考えますと、ほとんどの2インチアイピースが問題なく使用できることになります。(15cmF5-BINOの片方の鏡筒にセットしてみましたが、MASUYAMA32mmが視野周辺まで非常に明るくクリヤーに見えていました。)

横シフト量=10mm(片側)で、光路長≒112mmです。 目幅+20mmの最大径の鏡筒までBINOの素材になります。(目幅60㎜でもBORGのFL70でBINOが構成できます。)

 

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The original prism housing, barrels removed, is to be loaded into the outer housing that has shifted openings.

The measured light path is about 112mm with the opening of 30mm.

バレルとスリープを外した2インチアミチプリズムをハウジングごとシフト仕様の外ハウジングに挿入し、意図的に設けたゆとりの中で最終的な光軸調整を可能にしています。横方向の観測現場での調整はやや困難かも分かりませんが、上下方向は底部斜面に配置した上下2本のローレットネジで簡単に調整できます。

 

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Barrel side view.  30mm iris ring is added in the barrel by 48mm P=0.75 filter thread.

バレル内径が好都合に48mmフィルターネジが切ってあるので、EMS-UM用の30㎜の入射絞環をセットしてみました。

 

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Eye side view.   接眼側の写真。

 

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笠井さんの2インチアミチプリズム、非常に優秀です。

 

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外フレームだけを組み立てたところ。 以前からやってみたかったアイデアを具現したものです。 箱物の製作には、非常に高度な加工技術が要求されます。初期の箱型EMSを作っていた頃を懐かしく思い出しました。

 

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軸外しのハウジングに入れる前にも、オリジナルの状態で2インチアミチ(KASAI)の光軸チェックをしましたが、見事に正確に光軸が出ており、また4m先の壁に投影したドットがちゃんと一点に集中していました。それはこのアミチプリズムの元々の優秀さを表しています。 安物の45度正立プリズム等ではこうは行きません。 以前にファイダーBINO用に多数仕入れて、半分くらいはレーザービームの投影が二重星になっていて、某メーカーさんに無理を言って一部交換してもらったことがありましたが、「基本、仕様なので我慢して欲しい・・」とのことでした。^^;(「アミチ等は極力アイピースの近くで使うべし。」と日頃申し上げている所以です。アミチ→双眼装置→アイピース、などは言語道断。そうした場合はせめて稜線外しにするべき。)

前置きが長くなりましたが、アミチ等の稜線外しの副産物として、超高倍率時には、視野中央からダハの稜線の影響を排除できる、ということがあります。 元来私たちの視力は腕を伸ばして立てた親指の爪の面積(1度ほど)だけが1.0以上であり、それから外れると急激に視力が落ちるので、中央付近から稜線を逃がしておけば、高倍率観測時にはさらに回折限界までの星像が期待できるわけです。(倍率が上がるほどダハの稜線の影響が少なくなるという副産物は痛快ですね。)(プリズム自体は変化しないので、シフト量を増やしても光路長は全く変化しない。)

さて、当EPSを試作してみて、加工の手間が予想以上にかかることが分かり、すぐに製品化するかどうかはまだ迷っています。EMSのシリーズの中の位置付けもありますが、それは大体決まっています。

比較的小口径(50㎜以下)のファインダークラスのBINOであれば、31.7サイズのアミチプリズムで対応できます。今までは、鏡筒最大径>60㎜付近からはEMS-US/UM以上で対応することが必須でしたが、60㎜<鏡筒最大径≦80㎜(+α)辺りの小口径鏡筒で、より低予算で対応できる新たな正立手段が出来た、というのが、今回のEPSの存在意義かな?と思っています。 2インチアイピースを潔く放棄するなら、シフト量(片側)を最大20㎜くらいに設定でき、目幅60㎜でも鏡筒最大径≦100㎜までの鏡筒に対応できることになります。(つまり、予算とバックフォーカスが乏しい際の救済策です。^^; 光路長112㎜で2インチアイピースまで使えるのは魅力ですね。)

 

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I also confirmed the new prism system I posted before with the reai prism pair on 130ED-APO and saw the thrilling view.

前回の新型プリズムの発表について反響が皆無でがっかりしていますが、今度は(合成写真でなく、実際に左右のペアを作り、130アポ鏡筒にセットして確認しました。当然ながら意図した通りの使い勝手で、接眼部の回転だけでピント移動のない目幅調整はすこぶる気持ちの良いものでした。このシステムが総合的にEMSより優れているとは言えませんが、”Best or Nothing”になってBINOとの出会いを最初から断念するよりは、まずはこうした選択肢もあることを理解され、自作のファーストステップとされることも良いのでは?と思うわけです。 当方のサイトの訪問者の傾向が管理者にはリアルタイムで世界地図上に見られますが、アフリカ諸国を始め、少なくとも経済的に満たされていない地域がアクセスの空白地帯になっていて、逆にそんな地域が、光害フリーの満点の星に恵まれている地帯なのです。(だから望遠鏡は要らないか?^^;)また、逆に、最近アクセス数が急増していながら、EMSはまだ買えない(だろう^^;)というような国もあります。そうした国のフォーラムでは、コストのかからない工夫の数々が見られます。そうした方々にも、何らかの形で、双眼視の魅力を知っていただきたいと思い、ちょっと脇道に逸れたことを発表しています。



160mm Apo-BINO by Mr.Thomas Möller / 16cmアポBINO(自作)

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Dear Tatsuro,

After several modifications my binoscope now seems to be (almost) complete. Here is a short summary of the main features:

  • 160 mm f/6.5 apochromatic, oil spaced triplet lenses

  • EMS-UXL-Premium light erecting systems

  • telescope built with lightweight carbon components, total weight 11.8 kg (whole telescope)

  • stiff single arm centre mount

  • stiff lightweight carbon tripod

The total weight of the instrument of ~ 16.2 kg (telescope, mount and tripod) allows easy use and transportation to a dark site. For me it is the final telescope. Some more detailed information can be found here:

http://www.cloudynights.com/topic/542819-a-160-mm-63%E2%80%9C-f65-binocular-telescope/

Thanks a lot for all your support, the EMS units were a fundamental ingredient for building it.

Best regards

Thomas

http://www.cloudynights.com/page/articles/cat/articles/a-160-mm-63%E2%80%9C-f65-binocular-telescope-r3059

Comment by Matsumoto;

Dear Thomas,

Thank you for your mail. I am very happy to hear from you after a long time. Congratulations on your splendid binoscope finished. Actually speaking, I had noticed your binoscope in the Internet. I would love to put your News on my web page, Thank you!

>For me it is the telescope I was dreaming of for many years. You may be surprised, it is the only telescope I own. It shows me all I like to see
in the most beautiful way, open star clusters, the milky way, galaxies
with spiral structure (M31, M51, M33..) the moon and planets. Thanks a
lot for helping me to realize such nice  project.

I am extremely happy to hear that. And I am amazed by your planning sense and craftsmanship. You did a splendid job!!

best regards
Tatsuro

見事なBINOです。EMS-UXLのみを求められて、後は架台を含めて全て自作(外注含む)された物ですが、言語の壁を乗り越えてEMS製作者の意図を十分に汲み取り、機能的にも美観的にも卓越したBINOを実現されました。 Thomasさんの技量と美的センスに最大限の拍手を送りたいと思います。

http://www.cloudynights.com/page/articles/cat/articles/a-160-mm-63%E2%80%9C-f65-binocular-telescope-r3059



Punch Card / パンチカード

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I would like to introduce an old Punch Card I was using decades ago. In the early 1970’s personal computers were too expensive for a private shop, and I was searching for a substitute to streamline the customer management.  And I chose the Punch Card and arranged it with great diffuculty.

I just found this nostargic card in the maintenance of the deceased customer file.

亡くなられた古いお客さんのデータを整理していたら、(とっくの昔に廃止していた)懐かしいパンチカードが出て来ました。1972年頃、私が店を手伝い始めた頃に取り組んだもので、右も左も分からない状態で挑戦した、懐かしいものです。カードのメカ式保管引き出しまで作りました。何本かのステン棒を引き出しの外から差し込み、引き出しを引き出すと、底が抜けて、該当のカードだけが下に落ちる仕組みでしたが、カードの重量と摩擦の兼ね合いがなかなかうまく行かなかったことを記憶しています。^^;



90mm Adapters to be anodized / 90φスリーブ

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10 pieces of the 90mm adapters are ready to be anodized.

90φアダプター(3インチフォーカサー)10個がやっとアルマイトに出せます。

お待たせしていますが、このアルマイトが完了したら15cmF5-BINOも完成します。(水色の矢印は、画期的な緩み止め対策です。以前にもご説明しています。)