The New Miniature BINO, ready to be anodized / 新型mini-BINO ほぼ完成!

The new version of the finder-binoscope is ready to be anodized.The right OTA base is for the Y asjustment, and the left for the X adjustment.

 これより面取り等を仕上げてアルマイトに出します。  新型のmini-BINOの完成というよりも、少し前から構想を練っていた、スリット加工による光軸調整機構の実現でもあります。 スリット加工がアリミゾのクランプに極めて有効でしたので、その時点で光軸の微調整機構への応用を考えていました。   ここに、極めてシンプルな構造で、調整が極めて簡単でかつ、調整後は狂わないメカニズムが実現しました。

 今回は、簡素を旨としたファインダーBINOというよりも、本格的な調整機構を備えたMinuature Binoscopeを作りました。 いずれ鏡筒前部をED等の、よりグレードの高い物と交換されても、外部調整機構が完備しているので、即対応できます。



New Version of the Miniature Binoscope in the making / 新型mini-BINO 製作中

The new version of the finder-binoscope is in the making.But, this time, the naming of “Finder Bino”is not appropriate for the enhanced machanism.

 ずっと前に納品させていただいたBINOに付随して依頼を受けていたもので、割り込みではありません。 海外遠征の日程が近付いたとのことで、慌てて製作しています。^^;

 ファインダーBINOの新型のつもりでしたが、この際、パーフェクトな光軸調整機構を備えた物を作ることにしました。 右の写真がコア部品です。 鏡筒のセットは、従来の方法とは全く異なります。 フォーカシングも接眼部のヘリコイドで行います。



Nexstar 8SE Mount arrived / Nexstar 8SE Mountが届きました。

 Nexstar 8SE Mountが届きました。 予想以上にしっかりしています。 Webの情報では曖昧だったアリミゾクランプは、簡略なネジ押しではなく、ちゃんとした面押しになっていました。(右の写真の黄色い矢印) クランプノブを軽く締めただけで、VIXEN規格の標準アリガタを強力に把握します。 RS232Cケーブルもちゃんと附属していました。(販売店の営業方針から別売にしている場合もある)

 さっそく、SkyFiをセットし、iPhone上のSkySafari3-Proで屋内シミュレートしてみましたが、単なる機械任せで無味乾燥なものだったはずのGoto架台の導入操作が、それ自体が実にスリリングで楽しい作業であり、Gotoでありながら、単なるGotoでない、全く別物に変貌していることを実感しました。 常に望遠鏡の目標をリアルな天空図上で把握しながら観察者が能動的にコマンドするので、Gotoでありながら、PushToに迫る臨場感と共に望遠鏡が制御できるのです。 この感覚を文章で表すのは難しいですが、このスタイルがこれからの観望手段に革命をもたらすことは間違いないと思います。 以下の動画は、SkyFiとは別のWIFIアダプターのデモですが、このようなことが出来るわけです。

http://www.youtube.com/watch?v=aeCRm3A2p3Q

 ただ、この動画はプレゼンのプロが華麗に仕上げたようですが、観測家ではないようで、肝腎の、ターゲットカーソルが星図上を滑らかに這う映像が抜け落ちています。 私としてはそこをお見せしたいと思いました。携帯端末の画面上で、行きたい所をタップし、Gotoを押せば望遠鏡は素早くそこを目指し、高速で少し行過ぎてからまたスーっとゆっくり引き返して正確に目的地で止まります。 もちろん、マニュアル(PushTo)的に縦横斜めに動かすことも出来ます。どちらにしても、SkySafariの画面上には、あなたの望遠鏡の視点が常に表示されているわけです。



CT152-BINO

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 Canadian Telescopes – 152mm F5.9 Air Spaced Achromat Refractor を使った双眼望遠鏡を製作しましたのでレポートします。

【経緯】

 今年2月Megrez90-binoを製作していただきました。使ってみるとEMSの調整が煩わしいもので無いことが分かり、もっと大きな口径で双眼で見てみたいと強く思いました。そんな折り海外のショップのサイトを見ていると150LDに似た15cmのアクロマート鏡筒が1本10万以下で購入できることが分かり、思い切って2本カナダより輸入してみました。(中国United OpticsのOEM製品)到着後、土星を見たところXL7mm(129倍)で色収差も気にならず、シャープに見えたのと鏡筒の造りもいいので、これならEMSを投資する価値がありそうなので早速松本さんに発注しました。

 架台は中軸架台が合理的でいいなと思っていましたが、依頼時はエンコーダ内蔵の新型の中軸架台を開発中ということだったので、待ちきれずオーソドックスなフォーク式架台を別途架台メーカーに製作していただきました。

【BINOの仕様】

・ 15cmのアクロマート(D=152mm、f=900mm、F=5.9)

・ EMSはEMS-UXL目幅ヘリコイド仕様

・ 鏡筒左右分割式でアリガタ、アリミゾ固定方式(1本ずつ運搬可能なこと)

・ 当初は鏡筒間隔220mm(フード外形200mm)でアイフォーカサーで進める計画でしたが、鏡筒を松本さんへ送付したところオリジナルの3インチデュアルフォカサーを生かすことに方針変更し、鏡筒間隔204mmということで各部の改造をすることにしました。(フォーク架台台座の鏡筒間隔204mmへの改造の他、鏡筒の平行調整機構の追加改造も松本さんにお願いしました。)

・ 操作ハンドルはMegrez90- bino同様のバランスウェイト付きのもの

・ フォーク架台はAPM152-binoのものを参考にしました。ユーハン工業のT-MOUNTの可動部を流用し微動付きにしようかとも考えましたが横幅がさらに大きくなってしまうのでシンプルなフリーストップ式としました。高度軸は左右ダブルクランプとして組立時のアンバランスな時も強力にロックできるようにしました。また水平出しは重要なので水準器をフォーク架台に内蔵としました。(架台の設計においても松本さんに数々のアドバイスをいただきました。)

【製作結果】

・ 架台の方が先に完成しました。専業メーカーだけあって素晴らしい仕上がりです。最初は自分の設計が悪くフルレンジでフリーストップになりませんでしたが、耳軸の高さを可変式にして設定をやり直したところ水平から天頂までフリーストップを実現しました。但しフォーク幅60cmで架台重量が13kgあり、架台を三脚に乗せるときは中軸架台がよかったかなと思ってしまいます。もっとも中軸にすると鏡筒間隔が広くなるのでフォーカサーを生かすには鏡筒切断が必要となるので一長一短だと理解しています。

・ 鳥取より戻った鏡筒を見ますと見事に接眼部が短縮され、鏡筒間隔も204mmにセットできるように鏡筒バンドが加工されていました。またフォーカスの操作ハンドル、ファインダー台座も左右対称にセットされていました。(長年のbino製作経験のノウハウを投入していただきました。)またフォーカサーも再調整していただき快適です。(天頂に向けてもずれません。)

 鏡筒間隔短縮により心配した鏡筒のセットですが、さほど注意しなくてもフィールドでセットできました。
・ 心配していた左右の鏡筒の初期平行調整は松本さんにX-Y調整機構をアリミゾに細工していただいたので鏡筒をセットしたまま簡単にできました。また鏡筒着脱による光軸の再現性も問題ないようです。

・ 操作ハンドルは鏡筒の重量の割には剛性不足を感じますがバランスが合っていれば問題なく、バランスウェイトの操作性も良いです。

・ 鏡筒は1本約10.3kgファインダーアイピースをセットして総重量は50kgとなりました。
   (GMT-128ステンレス三脚+ハーフピラー使用時)
寸胴な鏡筒ですがbinoにするとなかなかの外観に仕上がりました。

【使用アイピース・ファインダーについて】

アイピース  見かけ視界    倍率    実視界  射出瞳径
EWV32mm   85度    28倍    3.0度   5.4mm
Nagler22mm  82度    41倍    2.0度   3.7mm
XW10mm    70度    90倍    0.78度   1.7mm
XL7mm     65度    129倍    0.51度   1.2mm
ファインダーはとりあえずクィックファインダーと補助に笠井正立直角ファインダー併用しています。

【観望インプレッション】

栃木県の八方ヶ原と群馬県の赤城山へ遠征してきました。(Megrez90- binoも同伴)
両日共白鳥付近の天の川、2重星団はなんとか見える透明度。

 観望したのは
M1,M2,M13,M92,M11,M27,M57,M15,M31,M32,M33,M110,M39,M29,
M34,M35,M36,M37,M38,M41,M50,M42,M43,M78,M79,M52,
NGC253&NGC288,NGC7789,M81&82,M46&M47,M97&108、
網状,2重星団,ET星団,らせん,北アメリカ, すばる、ばら、
X’masツリー、プレセペ、ハーゲンローザー彗星など

 印象に残ったのは、一般的ですが、

M31:視野いっぱいに広がり同視野にM32,M110が入り絶景。(41x)
網状星雲:いの字がはっきり明るく見えました。光量があるので背景の恒星も見えます。(28x OⅢ使用)
M42:ガスの様子がノーフィルターでもコントラストよく見えました。(90x)
らせん星雲:光量があるので濃かったです。(28x OⅢ使用)
M81&82:星野の中に銀河がぽっかり浮かんで絶景(41x)
NGC253&NGC288:南の低空の銀河と球状星団のペアですがはっきり見えました。(41x)

以上のように散光星雲、銀河は口径がものをいいMegrezでは見られない光景でした。
散開星団に関しては15cmは星数は増えますが星像のシャープ感でMegrezの方が好みです。
 光害のある自宅では月、木星を見たところ短焦点アクロマートなので当然ですが青ハロが気になりました。2重星観望に於いても主星が明るいと星像が大きくなって美しくありません。こっちの方は口径が小さいですがアポクロマートのMegrezの方が色収差が無く星像も小さいので棲み分けできそうです。

【最後に】

 10年位前月天巻末の笠井トレーディングの広告に載っていた頃から憧れていた15cmbinoをようやく所有することができました。費用、重量の点から自分では所有するものでないと考えていましたが安価なアクロマート鏡筒を左右分割セット式にしたことにより今回実現できました。(自分が知らなかっただけですが・・・)

 最近みなさんアポ鏡筒で製作されるようですがリッチフィールドで散光星雲、銀河を楽しむなら安価な大口径アクロマートで十分かと思います。ただ1台ということなら8~9cmのアポが自宅での気軽な星見と遠征でのDSO 観望といつでも気軽に楽しめると思います。

 製作に当たり数々のアイデアを投入してリスクのある難加工をしていただいた松本さんに感謝いたします。また架台を製作していただいた京都のユーハン工業、アリミゾを供給していただいた福島のコスモ工房、部品追加加工をお願いした埼玉の遊馬製作所に感謝いたします。

埼玉県 Y 

管理者のコメント;

 Yさん、Megrez90-BINO、BORG76ED-BINOに続けてCT152-BINOのご成功、おめでとうございます。

 経験を活かされて、個人輸入を含め、各パーツを上手に入手、コーディネートされ、立派な15cmBINOを実現されました。
 この鏡筒は国内で販売されていた時には、セミアポと紹介されていましたが、どうやらセミアポという概念は日本独自のようで、国際的にはアクロマートとアポクロマートだけの区分けが一般的のようです。(間違っていたらご指摘ください。) 一般的な2枚玉の短焦点アクロマートよりも性能が良いという意味で、国内的な表現ではセミアポと紹介されたのだと思いますが、OEM元のWEB広告には、アクロマートの分類となっています。 この鏡筒は、対物セルから伸縮フード、またフォーカサーも重厚で、鏡筒径も太いために 一般的な意味ではBINOの素材としては、扱いにくい部類に属します。 しかし、鏡筒を単体で管理運用する前提ですと、さほど運搬困難というわけではありません。
 鏡筒径が太いということは、重量が重くなることもありますが、鏡筒間隔が大きくなることが、BINOの素材として の懸念材料となります。 しかし、鏡筒バンドを極限までトリミングすることで、鏡筒間隔を204㎜まで詰めることが 出来ました。 今回は当方の都合もあって、EMSのみをご提供する予定でしたので、BINOの構成については、 最初はほとんどアドバイスを差し上げられず、Yさんを大回りさせてしまい、申し訳なかったと思っています。

 架台のバランスについて当初苦労されたようですが、ご指摘のように、(鏡筒を水平にした時の)天地方向の バランスが極めて重要だということです。 具体的には、耳軸の高さですが、安易に鏡筒の中心高にセット するのではなく、BINOの規模に応じていくらか高くセットする必要があります。 この耳軸のシフト量は、BINOの 規模が大きいほど少量で足り、このクラスであれば、10mm以下で間に合ったはずです。 想定される重量級 のアイピースや、ファインダー類のモーメントを相殺すれば良いわけです。 BINOの規模が大きいほど、慣性も 大きいので、フルストロークの完全バランスはよりた易く達成できます。 (この点を全く逆に誤解しておられる方が多いです。)

 本文でも指摘しておられますが、DeepSkyの観望でしたら、アクロマートであることのデメリットは全くないと 言っても過言ではありません。 「最高級品を持つ喜び」というのも分かりますが、BINOは星を観る道具ですから、 “Best or Nothing” ではなく、アクロマートのBINOにつきましても、もう一度目を向けていただきたいものだと思います。 私に言わせれば、このCT152鏡筒でさえDeepSky用BINOには過剰なくらいで、2枚玉の15cmF5のアクロマートでも十分だと思っています。 鏡筒単体管理であれば、18cmクラスのBINOでも運用に苦労することはないはずで、 うまく分割すれば、20cm超でも常用できると考えています。 去年の双望会では、BIG-BINO(25cm)の組み立てに 立会いましたが、大口径ドブの組み立てと大差ないと感じたものです。  アクロマート大口径BINOに再び光が当たりますように・・・^^。

 最後に、短期間に3台のBINOを作り上げられたYさんの情熱と技量に敬意を表します。
当BINO関連の製作記は、製作情報速報の 2012年8月23日、28日、9月26日-2 に掲載しています。



TOA150-BINO on An Equatorial Mount in the planning / TOA150-BINO 赤道儀仕様、 構想中

Though I have no photos to show you at this stage, the plan of the titled BINO is proceeding.The client is now using a single TOA150 on the matched size of an equatorial mount of the same maker.And he solicited me to build up a TOA150-BINO ON THE SAME MOUNT!Of course, I firstly advised him to get larger mount for the future binoscoope system, but we came to the conclusion to challenge the unbelievable mission, because he showed a strong will to take the risk of the failuer.Now, the innovative strategy is coming out, making the binoscope lighter than the weight of the twice of that of the single OTA.

まだお見せできる写真はありませんが、TOA150-BINO赤道儀仕様の構想は練り続けており、私の頭の中では、ほぼ構想が煮詰まりました。

今回のTOA150-BINO赤道儀仕様は、「現在同じ単体鏡筒をシングルで適合規模の赤道儀に搭載しているシステムにそのまま、鏡筒をもう1本買い足してBINOシステムを構築する。」、という、依頼者の方の強い希望に基く(挑戦的な(無謀な^^;))計画です。

もちろん、最初は赤道儀を大きな物と交換されることをお勧めしましたが、基礎自体は本格的な観測ドームに堅固に固定されていることと、諸事情から赤道儀はそのまま使いたいという強いご要望から、このとてつもない計画に挑戦してみることにしたわけです。

1本だけ届いている鏡筒を見たところでは、サイズ的には意外にコンパクトでしたが、トップヘビーは半端ではなく、特に重い対物フードは撤去して樹脂製等、他の代替手段に変えるのが賢い選択だと思っています。回転装置は、一般的な大口径ニュートン反射用のような発想だと、それだけでリミット重量に達しますので、FS102-BINOのようなシングルの軌道リング方式にし、鏡筒の保持には純正の鏡筒バンドも使いません(これには新たな秘策があります)。 フォーカシングも、純正の重いフォーカサーは排除し、独自の方法を採用して軽量化と、バックフォーカスを追加確保します。

作戦通りに純正鏡筒×2程度の重量で回転装置ごとのBINO重量を納めたとしても、赤道儀にかかるモーメント荷重はやはり巨大な物になるので、やってみないと分からない部分はあります。 最悪の場合には架台の交換もあり得るということを、依頼者の方には今から念頭に入れておいていただきたいと思います。(もちろん、最善は尽くします。)



CAPRI 102ED-BINO in the planning / 新型 CAPRI 102ED-BINO 構想中

I am terribly sorry that I am too late to start with the new CAPRI 102ED-BINO.I wish the client will understand that here is the turning point of the EMS-Binoscope of relatively small size. Now, I am trying a totally new approach on the binoscope.

CAPRI 102ED-BINOが遅くなって、大変申し訳ございません。 先日のFL71-BINOもそうですが、中口径以下(10㎝短焦点以下)のBINOの構造と運用方法を抜本的に練り直しています。 2本の鏡筒をスライド機構と共に水平なベースプレート上にセットし、耳軸ブラケットをセットしてフォーク式フリー架台に載せる、というスタイルとは決別しようとしています。

フリー架台+導入支援装置(PushToシステム)の快適さと操作時の有機的なフィードバックの醍醐味は、すでに多くのファンを魅了して来たわけですが、一方で、私も個人的には敬遠して来た自動導入架台(Gotoシステム)が圧倒的なコスト・パーフォーマンスを帯びて急速に普及して来ましたので、ここらで実際の使い勝手を自ら検証してみる必要性を強く感じるに至りました。

ほとんどのGoto架台は、すでにweb上で大きく話題を提供しているWifiアダプター(SkyFi or Nexus)と直接繋がることから、Gotoも以前のように、うなるモーター音を聞きながら、マシンが目標天体を導入してくれるのをただ待つのではなく、BINOの動きを携帯端末の画面上で把握しながら、臨場感溢れる導入プロセスを楽しめるようになっています(Gotoでありながら、PushToの要素も持つということ)。 そうした現状を知りながら、旧来のシステムを無批判に提供し続けて良いものか?と自問したわけです。

具体的には、すでに2008年に赤澤さんがその有効性を実証しておられる NexStar 8SE Mount と、SkyFi(or NEXUS)+SkySafariの組み合わせの使い勝手を自ら検証した後に、依頼者の方と具体的に相談したいと思っています。(架台は1週間ほどで入荷します。)  結果が良く、さらに依頼者の方の同意が得られたら、その架台に特化したBINO本体を作る予定です。

また、架台の機種は異なりますが、大沢さんも今年の金冠日食と金星の太陽面通過の観測で、Goto架台+EMS-BINOの圧倒的なメリットを発表しておられます。

“金星の太陽面通過 with EMS” (2012年6月10日)

EMS-BINOは日食観察にも圧倒的・・! (2012年5月31日)

EMS-BINOをLX200架台に搭載 (2010年12月26日)(10月12日追記)

さらに、塩塚さんは、その後、Goto架台(iOptron MniniTower)に Sky-Fi+SkySafari でさらに快適な観測を満喫しておられるそうです。

C5-BINO on the MiniTower-Pro  follow up report! 続報! (2012,2/13)

C5-BINO on the MiniTower-Pro (2012,2/05)

革命前夜の様相を帯びて来ました。



EMS-UXL of the specialized mechanism, foucus compensator / ピント補償付きのEMS-UXL

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Here is the Specialized EMS-UXL with an ultimate mechanism, focus compansator while adjusting the IPD.Look at the photo 1. The left EMS unit has the helicoid most contracted, maximum IPD, and the inner sliding tube most extended.The right EMS unit has the helicoid most extended,minimum IPD, and the inner sliding tube most contracted.Namely, the total light path is constant.

ピント補償機構付きのEMS-UXLです。 今年の双望会でのデビューとなりますが、どなたのBINOかは、当日のお楽しみです。^^;

達成した機能に対しますと、メカは信じられないほどシンプルです。 写真1をご覧ください。通常なら単純なバレルの部分が二重チューブになっています。 外筒が本来のバレルで、3.5インチのフェザータッチ(FTF)ならではの、100㎜φバレルになっています。差し込む部分はテーパフランジになっている先の19㎜です。(9月27日の記事をご参照ください。) (写真1の)左の第1ユニットのヘリコイドが最短に縮んだ状態(最大目幅)で、この時、内筒は最大に引き出されています。右の第1ユニットでは、ヘリコイドが最大に伸びた状態(最小目幅)で、逆に内筒は一番奥まで引っ込んでいます。つまり、光路長の収支が常にほぼゼロになっているわけです。(光路長一定)

EMSは内筒に固定していますが、内筒は外筒に設けたベアリングとスライドガイドによって自由スライドする機構になっています。 それでは安定しないと思いますか? いえ、その心配は全くありません。ヘリコイドの上側と外筒がヒンジ付きのロッドでリンクしてあるからです。 ヘリコイドは加重や外圧で伸縮しませんし、ロッドの長さも一定しているので、ヘリコイドを回転させない限り、自由スライド部はびくともせず、完全固定と同じに振舞うわけです。 まだ信じられない方は、双望会会場でどうぞお試しください。^^

このピント補償機構は、厳密には、平均目幅の64㎜くらいで微分的に成り立つように設計しており、フルストロークでの数学的な厳密さはありませんが、実用上はピント移動が生じないと見なせます。(目幅を変える時は観察者が代わる時ですから、尚更ピント維持の数学的な厳密さは無意味と言えます。(これを悟るのに、長い年月を要しました。^^;))  これは、EMSのX-Y光軸調整と同じ考え方です。(こちらも大きくノブを回転させると弧を描きますが、正常な使用範囲であれば像は直線上を動きます。)

このリンクロッドは、遊びの極めて少ない高精度なヒンジ機構により、ヘリコイドを回転方向の外力から守る、頼もしいスタビライザーの役目も、副次的効果として帯びています。 また、写真1でお分かりのように、初期の像の回転調整等のメンテ時にもロッドを外す必要はありません。ロッドもスライド機構も全てが一体の第一ユニットとして扱える等、ピント補償機構が各種メンテの障害にならないように配慮しています。

このBINOの鏡筒(中心)間隔 D=190㎜ですが、第1ハウジング→ヘリコイド→第2ハウジングのサイズダウンの流れが非常に美しく仕上がりました。



Bino Checker 2 

 以前、Bino Checkerを入手しましたが、何かと活躍しています。調整の時、原点に復帰できる、という安心感は絶大です。この度、もう一つ、別なアプローチで双眼望遠鏡の光軸をチェックできる、Bino Checker 2を入手したので、ご報告します。

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原理は、アメリカン・サイズのバレルの一端を双眼装置に入れ、もう一端を双眼望遠鏡に入れて2”側から覗き、光軸が合っているかどうか、一発で判明する、というもの。コロンブスの卵ですね!。

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  APM-BinoとEMS超広角対空双眼鏡で実際に覗いてチェックしてみました。そのまま覗くよりは、ルーペで拡大した方が見え易いです。私が持っているルーペで丁度良かったのは、NEAFでゲットした景品(フルネル型)でした。

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 光軸調整ノブをいじると像がダブって見え、光軸が合うと、像はピタリと一致し、スカッと見えます。その瞬間は、快感ですね。一目瞭然で光軸がチェックできますから、とても便利です。
横浜市 Y.K.
Y.K.さんのサイト

管理者のコメント;

 YKさん、PST-BINOのダブルスタック用アダプターに引き続き、 またタイムリーなリポートをいただき、誠にありがとうございました。 今回も非常に分かりやすく ご紹介くださり、付け加えることがないくらいです。

 先に発売いたしました、BINO-CHECKERは 、単体で機能する物ですが、今回は、双眼装置に取り付けて、 双眼装置自体をBINOチェッカーとして使用するためのアダプターです。

 光軸が狂っていない双眼装置を所有しているのが前提になりますが、このアダプターを使用しますと、 左右の像をタイムラグなしに同時に観察できますので、天体のように、動いている対象に対しても実行 することが出来ます。 ただ、像は覗き口の奥の眼にかなり近い距離(20㎝程度?;アイピースを代用するには遠すぎ)に結像しますので、像を観察するには、ごく若い方を除くと、ルーペや度の強い老眼鏡等を用いる必要があります。( 比較的強度の近視の方は、メガネを外すという奥の手があります。)

 目下、このアダプターの発売に向けて準備を進めておりますので、整い次第にこのサイトでご報告いたします。

 このアダプターの製作記は、製作情報速報の9月25日に掲載しています。