Black EMS-UM for SWARO-BINO / 黒ハウジングのEMS-UM

swemh1

“Black” is the most difficult color to paint beautifully.  The subtle irregularity of the base surface will be more clearly visible in especially gloss black.  This time, I have reached the perfect level in the matte black at last.

過去に何ロットも不満足な黒塗装(外注)を行いましたが、やっと満足行く仕上がりになりました。

何事も経験ですね。^^; (当方は零細企業ですが、塗装業者さんも同様で、外注の結果が多少悪いことがあっても、私は大手企業が下請けをいじめるような姿勢は避けて来ました。お陰で、下請けさんとは理想的な人間関係を構築できており、最終的には良い結果に至ります。^^;)

黒は下地の仕上げ(これも外注ですが)が極めて大切なことと、艶なしの方ががアラが目立ちません。



15cmF5-BINO completed / 完成

1608fn15

これよりドットファインダーの脚を整えて、明日発送させていただきます。



Finder base set-collars / ファインダー用セットカラー(SWAROVSKI-X95)

Here are the pictorials of how the set-collars are made.

SWARO-BINOのファインダーベースの部品の加工工程を特別にお見せします。^^

whld1

The first two processings are done by the milling machine.

 

whld2

The third processing was done by the milling machine.

フライス加工はここまで。6個の下穴はファイダー台座(VIXEN)取り付け用。

 

whld3

Slicing by the lathe.

3つに切り離すのは旋盤の仕事。上の2枚の写真も一見旋盤に見えますが、あたかも旋盤のチャックに見える部分はCNCフライスの第4軸アタッチメント。  ここでは、旋盤の突っ切り加工で3個の部品を切り出します。

 

whld4

Here are the finished parts.

これが完成品。 これよりアルマイト工程。

(最後のスリット加工はまたフライスで行いました。)

(セットカラーは産業部品がありますが、好都合な規格がありませんでした。 しかし、産業部品のセットカラーを用いて追加工するか、(ファインダーアリミゾとカラーの間に)アダプターをさらに一つ介する手もありますね。 総合的にどちらがコストダウンや省力に有利なのか、よく検討してみないといけません。)

 

 



FC100-BINO (by Mr. James Witt, in Pine Arizona USA.)

im1 jm2 jm3

Comment by Matsumoto:

Here came a report of FC100-BINO after over several years.

The photo of the old EMS sets brings back memories of the former specs.

Anyway, I am very happy to hear from you after a long time.

Congratulations on finishing your fine binoscope. I hope this binoscope will serve you for many years to come.

8年くらいのタイムラグが生じてしまいましたが、初めて、完成したFC100-BINOの写真を送ってくださいました。

旧タイプ(8年くらい前か?)のEMSセットも懐かしく見せていただきました。 クレイフォード式の目幅調整、当時が思い出されます。

 



Hand and arm support(Parallel bars) 平行棒の手支持と腕支持振動

Let me extend my biggest appload to Mr. Kohei Uchimura who won both of the gold medals for individual and for the team.

As I was once a gymnast, I would be often asked about gymnastics. Today, I will explain the two kinds of swings of the paralles bars.  One is hand support swing, and the other arm support swing.  Both are rather difficult for the beginners , but I can say the arm support swing is more painful for the beginers.

gymn

今朝は、リオ五輪で個人総合と団体の両方で金メダルを掴んだ内村航平選手が列島を興奮のルツボにしたようです。

体操の経験があることから、こうした話題がある時には、よく知人から体操競技のことを尋ねられます。 その中からごく一部をご紹介したいと思います。

床や跳馬を除くと、スウィング(振り)というのが体操競技では極めて重要な基本であり、(現在はどうか知りませんが)私がやっていた頃(50年前^^;)は、大方どこの学校の体操部であっても、新入部員は最初は嫌というほどスウィングばかり延々とやらされたはずです。 そして、資質に恵まれた者が多く集まっているはずにもかかわらず、新入部員は悲惨なほどスウィングが出来ないものなのです。 まして、一般人はただ支持するだけでも苦痛なもので、体操競技を観る方には、その大変さを一度でも体験しておいていただくと、より正当な感動を得られるのに・・といつも思うわけです。^^;

平行棒のスウィングには腕支持と手支持の二種類あります。 手支持の振動は、初心者は前振りの恐怖心が強く、最初は大きく脇を開けることができず、手前にだけ振って、前後の振りが非対称になり勝ちです。 しかし、身体的に強烈なカルチャーショックを受けるのは、圧倒的に腕支持振動の方でしょう。

私の頃は、スポーツ全般に、根性!根性!と、精神主義が闊歩していた時代。 ひたすら延々と腕支持振動の練習をやらされました。 私はバック転も車輪もできないズブの素人で高校から体操を始めたので、早く追い付きたくて、上級生の指導に徹頭徹尾従っていました。 平行棒は棒上で手を放して再び持つ技が多く、向う脛をバーにしたたか打つのは日常でしたが、何と言っても辛かったのは、最初の腕支持振動の練習でした。 まだ上腕三頭筋が発達しておらず、バーは容赦なく上腕骨に食い込み、広背筋も不十分で腕で体重を支え続けながら体を振動させるのは、一種の”業”でありました。 最後には上腕の内側の皮膚が剥け、出血が始まります。 すると、先輩に、「バーに血が付くから、傷口に炭マ(炭酸マグネシウム)を摺り込んどけえ!」と一喝され、すぐにそのようにしました。今から思えば、実に非科学的な指導なわけですが、体操競技が、基礎的な運動でさえ、いかに至難なものであるかをお伝えしたく、私の経験をお話した次第です。

実績のない体操部でしたので、ウレタンマットを買ってもらえたのは、私が高三の時に一人、他校のチームに合流して鳥取県チームとして国体に出場した後(引退後)でした。 (それまでは、大技は文字通りいつも命がけの気持ちで練習したものです。)

この動画(テレビ番組)の24分頃~1分間ほど、私が長崎国体に出た時の試合のビデオが流れます。)

 

 



BORG55FL and 71FL-BINO

ted1 ted2 ted3 ted4

ted5 ted6

Hello Tatsuro,
Thanks for your great product,
In January, I started my first EMS-Binoscope, a pair of mini Borg 55FL.
everyone in my local astronomy club were amazed by its outstanding performance.
People in here were all unfamiliar with EMS-Bino,
that’s my pleasure to intruduce the great product to them.
last month, I try to assembly a Borg 71FL Bino in EMS-US, that even better a lot than 55FL.
Attached are the pictures of my 55FL and 71FL BINO and some sketch by 55FL EMS.
Regards
TS Wang,Taiwan
Comments by Matsumoto:
Dear Ted,
Congratulations on finishing your fine binoscope and mastering it for the field use!   I was amazed by your fine craftsmanship and the good aesthetic sense.   I am very proud of you!
Best regards,
Tatsuro


Second Unit of EMS-UXL / 第2ミラーユニット(15cmF5-BINO)

unt21 unt22 unt23

Very few would understand EMS is realized by numerous invisible innovative tricks. Here are some of them, that enables the minimum light pass with the maximum mirror size.

EMS-UXLの第二(眼側:対物側から数える)ユニットですが、光路長を最小限にして最大のミラーを収納する工夫の一部をお示ししました。 意表を突く”交叉”の手法の多用による光路節約の集積があるのです。光路長で 1+1<2 になるマジックの醍醐味がまだ広く理解されていないと感じています。



Arca-Swiss Parts, the amazing potential / アルカスイス部品の無限のポテンシャル

camerapts

Some of the ATMs are beginning to notice the convenience of the Arca Swiss standard parts on the Binoscope making.

But, I am dissapointed that none of them are aware of the unlimited potential of these parts yet. Most of the examples of the amateur DIYs are limited to the level of directive applications which is easy to imagine. I will propose the more innovative applications of these parts in the near future.

この手のカメラ部品のクオリティーの高さ、その秘めたる応用性のポテンシャルの高さには驚かされます。 自作マニアも取り入れ始めていますが、残念なことに皆常識的、直感的な応用ばかりで、硬直した発想の域を超えていません。

私は、これらのパーツのより独創的な、意表を突く応用方法を温めており、口径8㎝程度以下の究極までにシンプルなBINOの一般モデュール化の構想を練っています。 いずれ、この手のパーツのより合理的な応用方法をご提案できると思います。

 



limiter knobs in the making / リミッターノブ

bba1

The right photo is “after” of the bottom cam like processing for the limiting  of the knob turns.

リミッターノブは、規格品のローレットナットを加工して作ります。 まず、底面にカム状の形状を施工し、リミッターの範囲を規定します。

 

tba1

The right is the “after” of the top side hole to accept the center screw in such a way that it can rotate freely and can be locked at the appropriate angle.

天側も特製のセンターネジが自由回転と固定が可能なように、段付き穴を施工しないといけません。(今回はご紹介しませんが、センターネジも都合の良い規格品がないため、これも作らないといけません。)

ところで、リミッター機構は最近追加したものですが、EMS製作には余分な大きな負担となっています。 ノブを回し過ぎないという約束を守っていただく限り、不要な機構なので、今でも複雑な思いがあります。 機構が複雑になった分、リミッターノブ自体の故障の可能性も孕んでいます。 最近、テレビでリサイクル業者の設備を紹介していましたが、ペットボトルのキャップを外さずに廃棄する輩が多いそうで、粉砕後にボトルとキャップのチップを分離するプラントを新たに設備する費用がなんと”3億円”とか言っていました。 これも皆が分別の約束を守れば不要な投資ですが、リミッターの件とよく似ているな、と思ったものです。^^;

 

lmknb3

当面、緊急に必要なのは2個のノブでしたが、小規模とは言え、製造者としては、まとめて加工しないと採算が合わないのです。(今回は50個加工しました。部品のサイズによりますが、外注の場合はさらに300個~1,000個単位でないと外注メリットが生じません。一般の方には分からない、物作りの厳しさがそこにあります。よく使用する微小ねじなどは、万個単位で確保しています。(安易に脱サラを計画されるような方は、たいてい、製品単体でのコストしか念頭にありません。))

 

 



Two pairs of EMS-ULS SET / EMS-ULS 2組

ulsmr2s ulsset2

2 paris of EMS-ULS SETS for China are completed.

It is a simple calculation that as many as 8 mirrors are required to make two pairs of the EMS sets, but isn’t it amazing?  Or, you never know the meaning of “amazing”? Each mirror is required to be edged into the final shape so that it will be loaded into the housing without any collision, which is a lot of effort.

For that reason, if you should find any fine scratch or a dot by a loupe, please don’t be too  nitpicky with them. Of course I will never allow the practically ,damaged mirror  to be delivered, but if you should find some slight defects on the mirror, you should understand I thought it permissible.

あなたがテレビを購入したとして、自宅に届いた(持って帰った)梱包を開梱して、テレビを視聴しないで、外装ハウジングの傷や塗装むらを目を皿にしてチェックするでしょうか。 まずは電源を入れて番組を視聴するのが先ではないでしょうか。 映像や音響に優れているのが優秀なテレビではありませんか。

これが光学器械となると、器械として使用することなく、目を皿にして欠点を探しまくる方が意外に少なくありません。 老舗の大手光学メーカーは、そうした消費者の心理を知り尽くしており、部品の品質管理は徹底しており、組み立ても無塵室で行われるのが普通ですが、当方はそうした近代メーカーではなく、無塵室も備えていません。^^; ということで、当方の製品は、その辺をご承知の上でお求めいただきたいものです。 万が一、細かい傷を発見されたとしても、それは私が許容したものだとご理解ください。

EMSは工程上、蒸着済みのミラーを切削加工する工程が避けられません。 創業当初からすると、切削工程に於ける蒸着面への影響は最小限になっており、実用上の問題はないと自負しておりますが、蒸着まで完了した光学素子を完成したハウジングに単純に収納するのみの光学製品とは違う、という点をご理解いただきたいものです。