TMB130-BINO near completion:TMB130-BINO完成間近

TMB130-BINO is near completion. I can say that TMB130(signature) OTA is perfect one for a material of an EMS-BINO. Because, it has as long as 230mm back-focus that is more than enough for EMS, and reversible micro-focuser knobs. That means that no reform nor cutting short is requierd on this OTA to make a binoscope.

 大変お待たせしましたが、TMB130-BINOが完成間近になりました。この鏡筒は、大口径のフォーカサーと十二分なバックフォーカスを兼備しており、さらにマイクロフォーカサーノブもリバーシブルになっていますので、EMS-BINOの素材鏡筒として完璧な物と言えます。その光学性能も考えれば、さらに申し分ありません。強いて欠点を上げればやや重いことくらいでしょうか。



The New Eye-Focuser / 新型アイフォーカサー誕生

Ultimately simple focuser,”Eye-Focuser”, has made its debut!The sleeve itself will slide with a silky touch to make a focus.The stroke is 26mm and it weighs only 248g in total. But as it is replaced with the normal 2-inch sleeve of 117g, the additional weight is only 131g. That’s just a single light-weight eye-piece.

EMSの2インチスリーブにスライド機構が加わった構造です。写真総重量=248gですが、通常の2インチスリーブを撤去してこれを設置することになるので、通常の2インチスリーブの重量=117gを差し引くと、フォーカサーの機構部の追加重量=131g、ということになります。軽いアイピース1個分です。合焦ストロークは、使用時の重心があまり高くならないことと、外観のバランスを考慮して、実用最小限の26mmとしました。26mmというのは数字で見ると小さいようですが、実際に操作してみますと、一応十分なストロークであることが分かります。ヘリコイドですと、長めのストロークに属します。 今回のフォーカサーは、内径2インチを確保しながら、外径は、元の2インチスリーブの外径の59mmのままです。ドローチューブに2インチスリーブをそのまま使用しているのですから当然です。スライドの精度と保持は全てスライドガイドとレールが担っていますので、外筒に対する内筒という概念はありません。機構的には内筒は不要ですが、遮光のために、ストローク分に相当する遮光管を配置しますが、外見的にはそれが内筒に見えます。

最初の計画からはかけ離れた構造になりましたが、最初の構造ですと、左右のフォーカサーの干渉の回避のために、設置姿勢の自由度が極めて少ないという問題と、4個のベアリングの施工によるアライメントが難しく生産性が悪い欠点がありました。(固定位置の自由度は、focus-compensatorとしてIPDクレイフォードのドライブシャフトと繋げる際に重要になって来ます。) 同じクレイフォード式ですが、最終的には、精密機械部品のスライドガイドを使用することで初期調整が非常に楽になりました。操作感はシルキータッチで極めて滑らかで、重量級のアイピースでもスリップしません。



New “Eye-Focuser” is coming soon:アイフォーカサーの新型がほぼ完成しています。

 TMB130-BINO,BORG100ED-BINO,12cmF5-BINOを始め、各種パーツの仕様変更、新型EMSハウジング導入準備等を同時並行的に進めております。 依頼主各位のBINOにつきまして、決して放っているわけではございませんので、よろしくお願いします。

 アイフォーカサー等も数度の設計変更を繰り返し、ようやく最終的な設計が煮詰まり、一号機がほぼ完成しました。 アルマイトが完了した段階で正式に発表させていただきます。(難産でしたが、極めてシンプル軽量なアイフォーカサーが出来ました。納期を短縮するため、生産性も考慮しています。)

 パーツ類の新規開発や仕様変更は、個別のBINOの製作とは直接的には無関係の作業に見えるかも分かりませんが、これらのパーツ環境を整えておくことが、今後のEMS-BINOの構想に欠かせないものなのです。



Bands of the TMB130-BINO:TMB130-BINOの鏡筒バンド

Long awaited counterpart OTA of TMB-130 and its bands have just arrived.It will soon be completed because I have already prepared the other parts.

 ようやく、もう片方のTMB130鏡筒とバンドが届きました。バンドはベース部が薄く、トリミングが不要なので、速やかにBINOが完成しそうです。



IPD slider for the 12cmF5-BINO is completed:12cmF5-BINO用のIPDスライダー完成

IPD slider fot the 12cmF5-BINO is completed. It might be needless to say for BINO-Manias that there are two ways to adjust the IOD(Inter-Ocular-Distance)to the variation of of the user’s IPD.One is to slide one of the OTAs parallely and the other is to change the distance between the EMS units by the telescopic tubes. Each has each merit, and I or customers choose the most suitable way in each case.

 左(または右)の鏡筒をこれに載せて平行移動させることで目幅調整をします。繰り返し説明していますが、目幅調整の方法には、この他に、左右の鏡筒は固定したまま、EMSを構成するユニット(左に2つ、右に2つの合計4個ある)の間の間隔を伸縮管(当然、右にも左にも必要)で調整する 方法の2種類があります。

 それぞれに一得一失あり、ケースバイケースでどちらの方法を採るかを決めます。 前者の方法の最大のメリットは、ピント移動を伴わないことです。 後者の方法のメリットは、当然ながら、鏡筒を完全固定できて、構造がシンプルになることですが、目幅調整にピント移動を伴う欠点があります。そのため、目下ピント補償機構の新型を開発中です。大雑把に言いますと、小型BINOでは前者が適し、大型BINOでは後者の方法が適します。ただし、目的によってはこの基準は当てはまりません。



Reform of the BORG100ED-BINO almost completed:BORG100ED-BINOのリフォーム、ほぼ完成

Everyone who touched this new central axis mount never failed to shout for joy because of its silky touch and the perfect full-stroke balance.You will never know the touch of this mount only by looking at this photo.It is not only good for the binscope but also good for a single telescope. The last customer for this mount was a single telescope user. He said “It’s an epoch-making mount! It is a long waited mount I have never known!”.

 6/5の写真より鏡筒を約50mm短縮(150mm鏡筒に交換)、架台支柱を50mm切断したところ、全く別物と言えるほど、さらにコンパクトになりました。当然ながら、摺動ユニット末端の絞りは、10cmフル口径を確保するために旋盤で大きくしました。(元の絞りでは、口径は7cm程度までケラレたでしょう。【双眼装置ユーザー等、知らないまま口径を6cm程度に絞って使用している方は多いでしょう。】)

 後は、アイフォーカサーと新型のIPDクレイフォード(写真のEMSセットは他のBINO用を借用して撮影)が仕上がれば完成です。

 昨日、150LD-BINOの中軸架台仕様(販売店が同鏡筒の取り扱いを中止されたので、これが最後の150LD-BINOとなります。)のご注文を受けました。この架台の単純な拡大コピーでは対応できないので、また一工夫が必要になりますが、設計はすでに煮詰まっています。むしろ、重量級のBINOこそ、鏡筒単体での着脱収納が可能になる意義は大きいと言えます。この方式(大型version)に成功しますと、気軽に運搬使用出来るEMS-BINOのサイズが一挙に口径20cmくらいまで上がることになります。

 この製作中の新型架台は、実際に触っていただかないと、写真だけでは真価が分からないでしょう。 店頭で触った方は、そのシルキーな操作タッチとフルストロークのバランスに感嘆の声を上げられます。この架台はBINOのみならず、単体の望遠鏡にも有効で、先日架台のみ注文された方も単体鏡筒用でした。



Reform of the BORG100ED-BINO near completion / BORG100ED-BINOのリフォーム、完成間近

I have no intention of abolishing the HF fork mount type. This style is suited for experienced amateurs who have some knowledge of EMS-BINO. Either type,HF fork or this Central Alt-Axis type, respectively has each merit.Frequent travelers will cherish this type because you can easily put the OTAs apart and easily put them together at the observing spot.

今後、全ての小型BINOをこのスタイルにするという意味ではございません。 架台自体もHF経緯台より高価(¥59,800の予定;これを含めて、現在3台まとめて製作中)になりますし、EMSもよりキャパの大きな物を要求しますので、やや上級者向けのスタイルです。

再現性はあるとは言え、架台から鏡筒を外すとBINOの形を失って鏡筒単体になりますので、その意味でもある程度の理解がある方に使っていただきたい気がしています。小さい子供さんが接眼部をわし掴みにするような環境ですと、やはりHF経緯台仕様が良いでしょう。

しかし、EMS-BINOを経験している方にとっては、非常に魅力的な形式ではないかと思います。実際本件の依頼者も、20年キャリアの最古参のEMS-BINOユーザーさんです。

写真の状態で合焦していますが、これよりアイフォーカサー(アイフォーカサーは、03/18の日記の試作品以降、曲折を経て、より量産に向いたシンプルな外付けタイプになりました。)をセットしますので、まだバックフォーカスが40㎜ほど足りません。 150mm鏡筒と交換することで、50㎜くらいのバックフォーカスを追加確保する予定です。

そうすると、対物ユニットと鏡筒パイプの継ぎ目がちょうど鏡筒バンドで隠れる形になり、さらにコンパクトになります。

支柱は前回(12cm-BINO)、初期の300㎜→270mmに短縮し、今回は270mmより仮組み立てをしましたが、これから50㎜切断して220㎜にする予定です。

鏡筒へのアリガタのセットは、写真のように、金属製バンド1個と、ファインダー台座に固定しています。極力オリジナルの形状を活かす方針でリフォームしたため、見た目もすっきりして、作業も楽でした。バンド底面よりファインダー台座面が3㎜くらい低いのを逆手に取って、(アリガタの初期固定のための;以下同じ)X方向の調整機構に取り込みました。Y方向の調整も台座の特徴を活かして実現しています。(EMS本来のX-Y調整はもちろん通常通り装備します。)本来なら、アリガタを重心調整のために鏡筒中心よりもいくらか上(横にした鏡筒の天方向)にずらして固定したかったのですが、シンプルさを欠くので断念しました。バンドの底部等が広い、角型のバンドでしたら可能でした。

このところ、このコーナーの更新が遠のいていますが、目下複数の新規開発に取り組んでいます。むしろ、私がPCの前に座っている間は作業は進んでいないので、更新がない時は、マツモトが何かを企んでいる時だとご理解いただければ幸いです。^^; アイフォーカサーの仕様が確定するまで、この1か月間、試作と失敗を繰り返しましたが、失敗が怪我の功名のように、初期の予定とは全く異なった形で一番満足が行く形が実現しました。(アイフォーカサーは単なる接眼フォーカサーではなく、必要に応じてfocus-compensatorの一部も担えて、かつ単体としての外観や機能と矛盾しない構造になっています。)

IPDクレイフォードもより構造をシンプルにして、精度を上げ、量産に向く仕様に変更中です。その他、さらに重要な計画も並行して進めており、EMS-BINOが次の節目を迎える日もそう遠くないと思います。