Dovetailing of the Band 鏡筒バンドのアリガタ加工

There are as many ways of dovetailing the bands for as many kinds of bands.In the case of TOA-130, I found the direct trimming is the “best”.

But, highest precision milling is requied to dovetail the band base, because the slight difference of the milling will critically effect the alignment error of the finished binoscope. I was successful in accomplishing the requierd accuracy with the appropriate use of the CNC milling machine. Yes, I am getting through the most thrilling evolutive stage through my binoscope making history so far.

 バンドの種類だけの処理方法がありますが、TOA130用のバンドの場合は、底部を直接アリガタ加工するのがベストと判断しました。(今回の設計変更により、鏡筒間隔をさらに短縮させることに成功しました。)

 BINOとしての初期精度に影響するので、CNCフライスで慎重に加工しました。 異形の材料をいかに再現性を持たせて掴むか、が加工の成功の秘訣です。 (一見、CNCでしか出来ないような加工を今までマニュアルでこなして来て、今、通常のCNCフライスを越える加工を日々クリヤーしつつあります。



The new mount under design 中軸式架台、新型設計中

Though there seems to be no particular products to show you for now, but at least two or three innovative projects are being planned now.

 ここしばらく進展がないように見えますが、いろいろと準備をしておりますので、ご理解くださいませ。E様とI様のBINOは2台を同時進行で進めています。 CNCフライスを駆使した新しい設計となります。 また、目幅クレイフォードも新型になります。



SCHWARZ150S-BINO Reform / SCHWARZ150S-BINOの改修とドームで使用しての印象

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シュバルツ150S-BINO(第四世代型)の改修とドームで使用しての印象

シュバルツ150S-BINOも約5年使用したことになります。 この間に松本さんとのmailのやり取りやHPを拝見して、EMS-BINOが 大きく進歩しているのが判りましたので、今回下記4点の改修を実施しました。

(1)XYチルト機構の原点復帰調整と原点シール貼り付け。(写真1)
(2)HF経緯台の耳軸真鍮化
(3)耳軸ブランケットへのスペーサ(15mm)挿入によるバランス改善
(写真2 真鍮耳軸とスペーサ[パイプ状のもの])
(4)カウンターバランスウエイトの追加

尚、今回は見送りましたが
「EMSの銀ミラー化」「接眼部のクレイフォード化」「HFスライド機構の改良」についても時期を見て実施しようと考えています。

 またシュバルツ150SクラスのEMS-BINOをドームで運用している方は少ないと思いますので、今回の改修点と合わせてドームでの運用経験についてもレポートします。

【1.今回の改修結果】

(1)XYチルト機構の修正と原点シール貼り付け
EMSの特徴の一つにユーザーサイドでの調整余地が大きいことが上げられます。 また松本さんとしてもユーザーの調整を推奨しているとの事です。 (調整することでユーザーのEMSへの理解が深まることを期待しているとのこと)
但しXYチルト機構が原点にある状態で調整を始めないと迷宮に入りかねません。
この意味でこの「原点シール」は非常に重要・有効なものです。

 もちろんレーザーコリメータ等を使って原点を出すことも可能ですが、 まずレーザーコリメータ自体の光軸を正確に出すなど入念な事前準備が必要です、 (松本さんによると旋盤にレーザーコリメータを咥えて回転させるとレーザー光が円を描くような製品も多いようです)

 EMSの旧モデルには原点シールがありませんが、
ぜひEMSの調整を兼ねて原点シールの貼り付けを行うことをお勧めします。

(2)耳軸ブランケット延長・バランスウエイト追加・耳軸真鍮化の効果

・改装前は鏡筒を水平にした状態で前後方法のバランスを取っていても 天頂方向に向けると、上向き方向の力が働き(アイピース側が下がる力が働く)上下クランプをきつく締める必要がありました。(写真3,4. before)
・改修後は上下動がフリーストップになり操作性が向上しました。 写真の状態でクランプフリーでバランスしています。(写真5.after)

・更に使用アイピースの重量差 (イーソス17mmは1個725g、Or7mmは変換アダプター込み1個170g)を  キャンセルするためにバランスウエイト(約540g)を追加しました。 これで簡単にアイピース交換に伴うバランス変動に対応できるようになりました。 写真ではウエイトを前下方に出していますが、鏡筒を前寄りに固定してウエイトを 後方に出すこともできます。配置は使いながら考えていきます。
・HF経緯台の耳軸を真鍮に変更したことで高倍率時のスムーズさが向上しました。

【2.ドームでの運用】

(1)自宅屋上に2.5mドーム(ニッシンドーム製)を設置しています。 独立基礎は無く、建物の鉄骨を通常の約2倍使用し、特に梁を強化して防振対策しています。 観測室は防湿庫などの備品を置くため約50cm東西方向に延長してあります。

(2)夏場は観測室内・望遠鏡とも高温になりますが、南北2箇所のドアで 通風を促しています。(写真6) これにより短時間で観測室内の排熱、望遠鏡の冷却ができます。

(3)ドーム設置時に換気扇を付けましたが、排熱・通風効果が殆ど無く、 逆に雨が吹き込むなどのマイナス面が目立ちます。 また屋外フードにアシナガ蜂が巣を作るなど、問題を起こしてくれます。

(4)ドーム内は住居内とは異なり、温度・湿度の変化がかなり激しいです。 アイピース、フィルター類はドーム内に設置した防湿庫に保管していますが、 望遠鏡本体はEMSも含めて、準屋外設置のような状態です。 このため架台の一部に錆が浮いたりしています。これは

・観測室の気密性が低いこと
・海から1.5km程度しか離れていないため潮風が来ること
・観望時の夜露はドームでかなり防げるが、100%完全ではないことが原因のようです。
・現在、横浜のY.K.さんのレポートを参考に連続運転できる除湿機の導入を検討中です。

(5)ドーム内の照明が当初は照度調整できる赤色灯だけで暗かったため、 機材の汚れに気づきにくいことがありました。 現在はメンテナンス用の蛍光灯を追加設置しています。

(6)ピラーはNIKONの10cm屈折用の部品などを使用した特注品で

・天頂観望時はあぐらを組んで床に座る。
・中高度(60度位)は座面の低い椅子に座る。(約20cm)
・低高度(45度以下)は座面の高さを変えられる椅子に座る。
ようにして眼の高さが合うようにしています。 これで観望姿勢を安定させる事ができます。 楽な姿勢で観望できるのもEMS-BONOのメリットです。

(7)望遠鏡はピラーに付けたキャスターで簡単に移動できます。 常用倍率が100倍以下なので振動はほぼ気になりません。

(8)望遠鏡を観測室の端に移動し、アウトドア用のリクライニングシートを置いて 眼視や双眼鏡で、のんびり星を見ることもできます。 これはなかなか気分の良いものです。

(9)ドームの中に座ると、街灯などの直接光をほぼ完全に遮断できるので瞳孔が開き、暗い天体を見やすくなります。 標高で100m程度上昇したのと同程度の効果はあるように感じます。

【5年間使用しての印象・メンテなど】

(1)シュバルツ150S-EMS-BINOはBINOとしては比較的大型機になるでしょうが ドーム設置であれば非常に気軽に使えます。 反射系(μ250等)と比較すると外気順応時間が大幅に短いのも良い点です。

(2)EMSの保護フィルターは光学性能への影響が感じられないので 常時取り付けたままです。 このためミラーの状態は5年経過した今でも問題ありません。 (保護フィルターは若干汚れるので定期的にクリーニングします)

(3)光害カット、UHC、O3、Hβ等のフィルターは EMSの48mm保護フィルターを外して替わりに取り付けるのが松本さん推奨との事です。アイピース側に付けると保護フィルターと干渉する場合があります。

フィルターは同じものを左右で使用するのが原則ですが 「片側にIDAS LPS-P2、反対側にUHC or O3」 「片側にUHC、反対側にO3」 で使う場合もあります。

M42のような明るい対象では左右で星雲の形状が違って見える事がありますが 惑星状星雲などでは割りと良い感じで見ることができます。 微光星を残しながら、星雲をコントラスト良く見ることができるのは BINOならではでしょう。

また両眼にIDAS LPS-P2とUHCを2枚重ねることもあります。 光害カットをあと一押しできる感じで北アメリカ星雲などが見やすく感じられます。

(4)焦点距離やF値などが異なり、直接比較は難しいですが、 全体としてEMS-BINOは2倍の口径の単眼望遠鏡と対抗できる性能を感じます。 Ninja320も使用していますが、どちらが良いかは決められない印象です。 (対象天体によって評価が変わります)

(5)EMS-BINOの操作で注意する点としては XYチルト機構を無理に廻し過ぎないようにすることでしょう。 逆に(第四世代型の場合)
 どうしても左右鏡筒のスケアリング(方向調整)が必要と思われる場合は
「右側鏡筒バンドの固定ネジを緩めて左右方向のスケアリング調整する」
「右側鏡筒バンドの下に紙を挟んで上下方向のスケアリング調整する」こともできます。 この際「絶対にXYチルト機構を触らない」のがポイントです。 (但しこれは通常はユーザが行う必要の無い作業です。)
 どちらにしても作業する前には松本さんと相談して、症状(状態)を確認し、 少し頭を冷やしてから取り掛かる事をお薦めします。 EMS-BINOは一品製作物なので部品・構造が少しずつ異なります。 事前に相談する事で、間違った手順での作業を防ぐ事が出来ます。 手順を間違うと(触ってはいけないネジに触れるなど)復旧が大変になります。

 私は上下調整を左鏡筒でやってしまい苦労しました。 また紙(薄いコート紙)を挟む時は前後どちらかのバンド下だけにします。 両方に同じ厚さを挟んだら鏡筒の上下方向は変わりません。

繰り返しになりますが原点復帰シールは非常に有効ですので、旧製品利用の方は取り付けをぜひ依頼された方が良いと思います。 また私が行っている調整方法については後日レポートしようと思います。

(6)調整方法をいろいろ書きましたが通常使用時には 「原点シールを基準にXYチルトを原点に戻す」 「XYチルトを90度以内で回転させて、像を一致させる」 だけで難しいことは何もありません。

【最後に】

 一昨年、昨年と数回に渡る手術のあと、自力で立ち上がることもできない状態で数ヶ月を病院のベットで過ごしました。気になったのは、家族のことと、もう二度と星を見れないかもしれない、ということでした。

 幸い自力で動き、仕事に就け、短距離なら遠征にも出かけられるところまで回復しました。 この折角のチャンスを活かす相棒としてシュバルツ150S-BINOとプロント-BINO、更に現在製作依頼中のBLANCA130EDT-BINOを活用したいと思っています。

加藤 仁
2010年6月20日

管理者のコメント;

はじめに

 加藤さんより、ご体調が必ずしも万全ではないにもかかわらず、BINOの調整にまで踏み込んだ、非常に内容の濃いリポートをいただきました。 当時の製品は現行の物と比べると、未熟な点も多く、さらにマニュアルも今以上に完備していなかったため、光学的知識が豊富だった加藤さん故に、逆に大変苦労されて一つの境地に 達されたものと察します。 

 まず、「シュバルツ150S-BINO(第四世代型)」について、ピンと来ない方も多いと思いますので、簡単にご説明します。 2000年以前に、口径15cmF8の中国製のアクロマート鏡筒が、当時、十万円を切るという破格の値段で発売されました。 それは、アマチュアに手が届く屈折鏡筒の口径の上限を一挙に引き上げるという、特別な事件でした。 2001年に 続けて発売されたF5タイプも十分な低倍性能を示し、その後は途中で供給が中断した期間はあったり、 取り扱い業者が変わったりはしましたが、DEEP-SKY用のリーズナブルなBINOの素材鏡筒として、現在でもその存在意義を失っていません。

 SCHWARZ150S-BINOの初代仕様は、純正鏡筒のフォーカサーやフランジを加工して、なんとかぎりぎりバックフォーカスを 確保したモデルでした。

 目幅調整は第1~4世代仕様を通して、左の鏡筒を、鏡筒バンドの下に前後1対配置したリニアブッシュ(リニアベアリング)による、同じ自由スライド(&クランプ)方式を採用していました。(←この方式は数年前に中止し、 現在のスライド台座は、全てベアリングを使用した微動送り機構に移行しており、目下新型を設計中です。)

 製作者自身、SCHWARZ-BINOは、その後の目まぐるしい仕様変更のために、各世代仕様の逐一までは 記憶してませんが、簡単にご説明しますと、第1~第4世代仕様に至る変遷は、フォーカサーの改善とバックフォーカスの追加確保に尽きる、と言うことが出来ると思います。 第2もしくは第3仕様辺りから、純正のフォーカサーを外して、 少し径の太いフォーカサーと交換するようになり、第4世代仕様では、初めて、独自のフォーカサーを開発し、 フォーカサーのガタに起因するイメージシフトをほぼ完璧に排除できたのでした。また、これが初めて65φバレルを採用した機種でもありました。

 この鏡筒を使用したBINOの流れは、現在の15cmF5-BINOに至っているわけですが、強いて現行機種の「世代」を言いますと、 第6世代仕様で、鏡筒をメガネ型にしたバンドで結束固定して、左右の鏡筒を固定し、EMSの接続管を 伸縮式にして目幅調整をする方式に変更してから2世代目のモデルということになりますが、目下、第7世代仕様を開発中です。

 (SNOWさんのBINOが、同第5世代仕様の1号機でした。)

  それでは、以下より、本論に入ります

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(1)EMSのX-Y調整ノブの原点シール:
  これは、なぜ最初から付けていなかったか、と悔やまれますが、旧仕様のユーザーの方で、原点シール貼り付けを 希望される方は、EMSを左右ともお送りください。 光軸の再調整と原点シールの貼り付けをさせていただきます。 (無料、往復送料だけご負担ください。(送料着払いでご返送します。))

(2)真鍮耳軸:
  VIXEN純正のHF経緯台用CRADLEの耳軸は、アルミ合金の耳軸にナイロン?ブッシュを被せた仕様で、かなりの アンバランスでもフリクションを調整して望遠鏡を静止させられる構造になっていました。 数年前までこの方法を当方も 採用していたのですが、その後、バランスさえちゃんと合わせれば、真鍮耳軸があらゆる点で優ることが分かったため、現在は すべて真鍮耳軸に統一しています。(希望者の方には、1組¥6,300でご提供します。)

(3)耳軸ブラケットのスペーサー:
  第4世代仕様までの同BINOは、三脚使用を前提としていたことと、天頂オーバーまで鏡筒が向くことに こだわり過ぎていたため、耳軸を敢えて低め(鏡筒を水平にした時の低め、という意味;つまり、重心は高めになってしまう)に設定していたので、 天頂に向けた際のアンバランスはTRADE-OFFとして折り込み済みでした。 ただ、その後に、真鍮耳軸の採用と並行して、 フルストロークの完全バランスの重要性に気付いたため、その後はこの鏡筒天地方向のバランスに十分な配慮をしています。(最近は、耳軸を最低でも鏡筒中心、可能な限り、それより少し高い位置にセットするようにしています。)

(4)外付けのカウンターウェイトシステムは、我ながら傑作だと思っています。^^;   15cmF5鏡筒は極端に鏡筒長が短いため、写真ではシャフトが随分長く見えますが、実際には、リンク画像のように、 コンパクトな作りです。(希望者の方には、このウェイトシステムを¥9,800でご提供します。)

【1.今回の改修結果】のところで、”松本さんとしてもユーザーの調整を推奨している・・・”とお書きになった部分に つき、加藤さんの方から、読者の誤解を招かないか?とご心配くださいましたので、少し補足させていただきます。

 私が日頃から申し上げたいのは、EMS-BINOは、現状では市販の天体望遠鏡をそのまま使用しているので、剛体としての精度を保証する物ではありませんし、また実際、それを確保する必要もないのです。その辺のニュアンスは、むしろ初心者の方の方が伝わりやすく、マニアになるほど、なかなか理解してもらえない印象があります。

 観望会等で、初心者の方に望遠鏡を覗かせると、精密な光学器械を壊してはいけないと思うのか、合焦ノブを恐る恐る、極めてスローにしかよう動かさないので、ピントの山が全く掴めませんが、BINOの調整に難航する方のパターンも、それと全く同じに見えます。 まずは、どう見えるようにしたいのか、それに対して現状がどうなっているのかをしっかり把握し、後はどこをどう動かしたら像が移動するかを冷静に考えれば良いのです。

 そして、正解点を確実に決めるには、理想に対してアンダーとオーバーの領域をスムーズに素早く往復出来ることが 必須で、その傾向さえ掴めれば、全てが解決したのも同然なのです。 ですから、「初心者と合焦ノブの関係」から早く卒業 していただき、必要があれば気軽に鏡筒を振ったり、EMSのユニットの接続角を調整して見てください、という意味に於いて、加藤さんのコメントを支持したいと思います。 ただし、くどいようですが、その時にEMSのX-Y調整でそれ(初期調整)をやってはいけない、ということが鉄則なのです。
(X,Yノブの操作限度ですが、リポート本文では±90度以内と 書いておられますが、細かく申しますと、Yノブについては、±45度、Xノブは近距離の観察時を考慮して、+45度~-90度 の範囲で納めて欲しいと思います。 +は時計回り、-は反時計回りです。)

 調整に難航する方は、絶対に触ってはいけない部分をいじりまくり、しっかり調整して欲しい部分については、自分で勝手に タブー視して、よう触らない、という傾向があります。 具体的には、鏡筒を外そうが、EMSの接続を解除して像を数十度も 回転させようが、再現時の解は一つしかありませんので、簡単に復元可能なのです。 逆に一番回しやすい、X-Yノブの方が、 悪用の弊害が一番大きいのです。 例えば、ノブをどんどん緩めて行きますと、ノブは組み込みネジを兼ねているので、いずれは脱落しますし、逆に限度を越えて締め込むと、中心の支点のネジの先端をアルミ製のミラー台座に微妙に食い込ませる ことで、せっかくのノブの矢印が本来の原点位置からずれてしまいます。

 何だか冗長になった割に、かえって混乱を招くのでは?と心配になりますが、要するに、EMS-BINOは剛体としての精度の概念の 外にあり、機構上、理想位置が常に調整域に包含されているため、正しく使いさえすれば、観察者の眼位や観察距離に対して、常に理想的な光軸状態で使用できるということです。
(市販の双眼鏡は、光軸は常に固定されており、眼位の 個性や観察距離には全く対応していません。 フォーカシングに例えれば、まさに固定焦点ということです。 EMS-BINOはユーザーの技量次第で常に完璧な光軸状態がキープできるシステムなのです。)

【5年間使用しての印象・メンテなど】の(5)でコメントいただいた、 鏡筒の方向調整についてですが、これは、加藤さんもご指摘のように、ユーザーさんには通常は不要なメンテです。初期納品時に輸送中のアクシデントや、鏡筒バンドを開いて鏡筒を動かしてしまった場合等、不幸にして 鏡筒の方向が微妙に狂ってしまった場合の原点復帰方法としてご理解ください。このような 作業が日常的に必要だということではありません。

 20年以上に渡ってEMS-BINOを作って来た経験から、調整箇所を最小限にするのがベストであることを痛感しています。 初期のBINO(確か同BINOの第3世代仕様くらいまで)では、右の鏡筒の手前下に、丁度赤道儀の極軸の方向調整のような シンプルな調整機構を設けていたのですが、悪用^^;するユーザーの方が絶えないことと、その後の経験から、 現実の初期調整での鏡筒の横振りの必要範囲が実際には極めて狭く、通常の鏡筒バンドのベース固定用のボルトのバカ穴のガタ(わずか0.2㎜程度)で十分であることが実証され、それ以降は前記水平調整機構を廃止して、成果を収めています。(調整機構は、光軸ずれを生じる原因ともなり得る、調整機構が無ければ、大きく狂う原因も無い。)

 言い換えますと、第4世代仕様のような平置きタイプの鏡筒スライド方式では、左右の鏡筒は上下方向にはほとんど 光軸が狂う要素がありませんし、水平方向も最悪狂ったとしても、先述の固定ネジのガタの範囲を超えることはないのです。

 ですから、万一不幸にして同タイプのBINOの光軸が狂ってしまった場合は、右の鏡筒のバンドの下のボルト(前後の バンドそれぞれ)を緩めて、左右に少し振りながら、正しい位置で固定すれば復元可能なわけです。(正しい位置の見極めにはそれなりの技量は要りますが、一番重要なのは、そのメカが適性位置を挟んでアンダーからオーバーにまたがって調整可能であることなのです。) (製造現場では、このBINOの垂直方向の初期調整は、左鏡筒のバンドの下のスペーサーを、旋盤で薄紙を 剥がすように削って行っていました。
もしユーザーサイドで鏡筒の上下方向の調整が必要に なった場合は、旋盤等が使用できる方を除き、写真8のネジを緩めるのではなく、左鏡筒には触らずに、シムの 挿入も右鏡筒のバンド底に入れる方が作業は楽でしょう。(写真8のネジを緩めると、せっかく右の鏡筒で横調整したのがご破算になります。)

(←上下方向の調整機構が無いのが、上下には狂わない理由:以前に 某代理店さんが分解された際に、前後のスペーサーを取り違えて組み立てられ、重大な光軸ずれが 生じて困られた例がありました。^^;不用意な分解はNGです。)

 メガネ型バンド結束タイプ(鏡筒固定方式)では、さらに簡単です。上記鏡筒スライド方式とは全く逆で、この方式では、 鏡筒は決して左右方向には狂わないので、万一上下方向に狂った場合は、鏡筒バンドのクランプネジを4個とも少しだけ緩め、強めの力でBINO全体を捻れば、鏡筒の平行を簡単に復元出来ます。 この調整は、ただやってみれば簡単に理解でき、 数秒で終わる作業なので、マスターすれば笑いが止まらないはずです。^^

 加藤さん、この度はまた、渾身のリポートをいただき、誠にありがとうございました。 EMS-BINOユーザーの方には、非常に良い参考 になったのではないでしょうか。 リフォーム直後の新鮮なご感想に感謝しますが、またリフレッシュされたBINOをじっくりと観察されてから、また追加の情報等ありましたら、よろしくお願いいたします。

最後に

 このリポートをお読みになって、「ああ、やっぱりEMS-BINOはこんなに面倒臭いものなのか?・・・」と思われた方は、 読まれたことを、ひとまずは全てお忘れください。 その代わりに、当方で完成したBINOをお受け取りになれば、理屈抜きで 何らの障害もなく使いこなされるでしょう。 そして一定期間BINOをご使用になった後で、またこのリポートを お読みになれば、「うん、うん、」とご納得いただけることを請合います。



Innovative weight system developed 外付けウェイトシステム

 How do you think of this weight system?I found it very convenient when I made this for the BORG125SD-BINO last year.This time I made it for another client.

忙しさに紛れてご紹介していませんでしたが、去年BORG125SD-BINO用に製作したウェイトシステムです。耳軸にホルダーを固定し、それにシャフトを貫通させて使います。 シャフトホルダーは任意の角度で固定できるので、あらゆるアンバランスを効率よく補正します。

  基本的には、HF経緯台用の耳軸の中心ネジ(M6ネジ)の所に、M6のキャップボルト(ピンクの大矢印の位置)でシャフトホルダー(中央の写真)を固定するのですが、上下のセットビス(ピンクの小矢印)がシステムのスリップを防止するところがミソです。 M6のキャップボルトの頭は、シャフトが干渉しない深さまで落とし込みます。 シャフトはホルダーに貫通させてから、2つのセットビス(黄色い矢印)で固定します。 ウェイトは軸穴を落とし穴にし、シャフトエンドにはEリングをセットすることで、脱落することなく、シャフト長以上に移動します。



From EMS-XL to UXL-PREMIUM EMS-XL→UXL-PREMIUMへのリフォーム

It is more like remake than reform, but I respect repeater’s urdent hope.I was successful in taking a good picture of comparison between aluminum and silver mirrors.This picture eloquently explains the speriority of the silver mirror to the aluminum one.

 リフォームと言うよりも、ほとんど作り直しですが、これもリピーター特典です。^^; 熱心な海外のユーザーの方の期待に答えないわけには行きません。 偶然にも、アルミと銀ミラーの比較写真が撮れました。 当店の天井の色を知る方は限られますが^^;、銀の方が忠実に再現しています。これが2回反射すれば、どれだけの差が出るか、説明は要りませんね。



12cmF5-BINO(自作)

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SE120F5双眼望遠鏡完成
by ヤマネコ

北海道に住むヤマネコと申します。2年ほど前に8cmセミアポ双眼望遠鏡を作成し、愛用していました。今回、12cmにステップアップしましたので、ご報告いたします。

1.はじめは・・・

 8cmセミアポは機動力の良さと広視界で、双眼の良さを堪能していましたが、少々物足りなくなってしまいました。また、私は星を眺める以上に望遠鏡を使いやすくするにはどうしたらよいかを考えるのが好きで、現状のEMSを利用しつつ、何とかバージョンアップできないかと思っていました。
 せっかくですので、15cmアクロか10cmアポでということで、松本さんに相談しました。手持ちのEMS-Lを流用しての15cmアクロ双眼は、改造する部分が多くておすすめできないということでした。何度かメールでやりとりをさせていただき、その都度丁寧に回答していただきました。
 その際、EMSに対して十分理解していない自分にも気づき、改めて勉強することができました。本来、ディープスカイを目的であることで大口径をとも考えましたが、予算と機動性を考え12cmアクロに決定しました。その際少しでも良像をということで、長焦点の方のSE120Lということでお願いしましたが、松本さんにF5の方を勧められ、そちらにすることにしました。

2.EMSのバージョンアップと12cm鏡筒を依頼

 EMS-Lを12cm用に改造していただくのと12cm鏡筒もお願いし、鏡筒の短縮と接眼筒の改造も依頼しました。多くのバックオーダーを抱えているにもかかわらず、素早い対応をしていただき、驚きました。
   しかし、松本さんにEMSを見ていただいて、自分が調節ねじを必要以上に動かしていることを知らされ、反省することとなりました。これまでは、EMSの調節ねじは左右の視軸のずれを調整するもので、2本の鏡筒がおおよそ平行であれば、調節ねじで対応すればよいと考えていました。しかし、松本さんのお話を聞いて、EMSを装着していない状態で2本の鏡筒の視軸をきちんとあわせないと、せっかくの性能を引き出すことができないと教えられ、驚くと同時に猛省していたところです。
 その後、EMSの調整と部品の交換を終え、鏡筒と同時にEMSが到着しました。

3.架台製作開始

 前回もそうだったんですが、なめらかなフリーストップと微動、導入支援というのがよくばりな私のニーズです。架台については、以前から構想がありました。今回は、以前から愛用していたTG経緯台に部品を買いたし、10~15mm厚のアルミ合金の板材と丸棒で両持ちフォークを作成しました。特徴は次の通りです。

(1)水平、垂直ともTG経緯台のパーツを使用したので、非常になめらかでフリーストップ、微動ともスムーズなうごきとなりました。

(2)フォーク部分を長く垂直にし、両持ちにしているので、仰角を変えてもバランスが変わらず、非常に安定しています。また、天頂まで無理なく見ることができます。

(3)取り外し可能なカウンターウエイト兼ハンドルを取り付けたため、操作が非常に楽になりました。  また今回学習したことをふまえ、EMSを取り付ける前に2本の鏡筒の視軸をできるだけあわせることに留意して、組み立てました。

4.使用してみて

 12cmとはいえ、くみ上げるとかなりの重さです。非力な私がなんとか移動できる限界だと思います。普段は三脚、架台、鏡筒を分解して運んでいるので、非常に楽に運搬することができます。今回はフォーク部分を垂直にして正解でした。非常に安定してなめらかに操作することができます。
 TGのパーツを使用しているのですが、ほとんど微動は使わなくてもいいかんじです。それでも、エンコーダの表示を見ながら、微調整するには微動はありがたいです。これからさらに使いやすく手をいれていきたいなと思っています。ちなみにこの架台は、手持ちのC11も載せることができます。

5.見え味は・・・

 8cmセミアポから12cmということで、過度な期待はしないようにと思いながら、ファーストライトに臨みました。空が明るい状態では、8cmセミアポとそれほど変わりません。それでも、空の十分に暗い場所では、8→12cmの口径の大きさは偉大です。M8、M13、M17、M27、M57などのメジャーな夏の星雲・星団を眺めましたが、どれも明るく迫力ある姿を見せてくれました。高倍率にしなければ、短焦点アクロマートを感じさせない見え味でした。操作性を考えると長焦点のものにしなくて正解でした。

 常用アイピースは、EWV32とバーダーのズームアイピース(8~24mm)ですが、必要に応じて、XW20、XL14、XW10に取り替えます。中でも、EWV32での夏の銀河巡りは時の経つのも忘れそうです。
6.これからは

 前回の双眼望遠鏡以来、すっかり双眼病につかれてしまいました。また、この双眼望遠鏡でしばらく楽しめそうです。松本さんに相談させていただく中で、EMSのポテンシャルを引き出すにはそれなりのコツと少々の手間が、必要なことがわかりました。それでも、私の性分から全てをお願いするより、いろいろと考えながら自分なりの望遠鏡を創っていく楽しさも味わっていこうと思います。
 これからも松本さんには迷惑をかけると思いますが、ご容赦いただきたいと思います。

                          ヤマネコ
管理者のコメント;

 ヤマネコさんより、2008年2月のNERIUS80-BINOに続き、2回目のご投稿をいただきました。  前回と比較して、架台等がデザインも機能も飛躍的に進化していることが分かります。

 フォークが垂直であることは、BINO本体の重心が常に水平回転軸と一致していることを 意味しますので、水平回転の円滑さに大きく寄与します。  また、バランス調整が鏡筒前後方向だけでなく、天地方向もアリガタ固定位置で調整できる構造になっているので、 フルストロークでの完全バランスを常にキープすることが出来ます。 ヤマネコさんが日頃よく観測され、 重要な要件をよく理解されていることが分かります。 観測を通じて得られた改善目標を好きなように具現 してみられる、というのが自作の醍醐味ですね。

 海外の方のほとんどは、EMSだけ求められての自作なのですが、国内では特に最近は自作される方が少なく なったように感じます。 その点、今回のヤマネコさんの記事が隠れた自作マニアの刺激になれば良いと思います。

 EMSの光軸調整についても触れてくださいました。 1年ほど前より、EMSのX-Y調整ネジの頭に、原点復帰用の矢印シールを貼っていますので、以前のように原点を失って光軸の迷宮に入り込む心配がなくなりました。 この点につきましては、 私自身も(1年前に)大いに反省して改善した次第です。

 この場を借りて、一般的な傾向を申しますと、多くのマニアの方は、望遠鏡等に設置されている、手で回せるローレットネジについては、常に全く無防備にしかも盛大に回されることが多いと感じます。 しかし、調整に関するネジは、大抵はセットビス(イモネジ:頭の無いネジ)になっていますので、手回しネジをいかにいじくり回しても、調整には全く関与しないどころか、 状況を悪化させるばかりのことが多いのです。

  具体例を2つ挙げてみます。 まずは、伝統的なラックピニオン式の繰り出し装置です。 この手の装置には、必ずと 言ってよいほど、外筒の天部にローレットネジが付いています。 ただ、これはドローチューブを固定するのが目的なので、 ガタが生じたドローチューブのガタ取りや、摺動フリクションの調整のために該当ネジを半利きに締めるなどは、もっての他なのです。

  ガタが生じたドローチューブは、まずラックとピニオンの噛み合いを緩めるか解除(分解)してから、摺動調整があるタイプの場合はそこを適当な摺動フリクションが得られるまで、締めないといけません。 それは普通、小さいセットビスを締めることになります。 また、ギヤの噛み合いの 調整はそれとは全く別で、そこも、ドローチューブの回転ガタが最小になり、しかも操作感がゴロゴロとぎこちなくならない妥協点を 見つけて調整する必要があります。 機種により構造や調整の方法はまちまちなので、一度 分解してみれば、構造がよく理解できると思います。

 もう一つの例は、最近増えて来たクレイフォード式の調整です。 これは、ドローチューブの下のドライブシャフトの真下に 配置されたセットビス(イモネジ)がフリクション調整ネジであり、近接して隣に配置されているローレットネジは、 ドローチューブを完全に固定するためのクランプネジなのです。 この点を誤解している方が大半ではないかと推察しています。 つまりこの場合、ローレットネジは眼視では不要なネジなのです。  やや脱線しましたが、EMSの調整とも通じる部分が多いので、コメントさせていただきました。 EMSの場合も、像回転の調整では小さいセットビスを緩めて調整しないといけません。手で回るからと言って、X-Yノブをやみくもに回したのでは、台無しです。 ヤマネコさんの場合には、このような指摘には該当しませんが、一般的にローレットネジの操作は、 その役目をよく理解して行って欲しいという意味で、この場を借りて警鐘を鳴らさせていただきました。

 最後になりましたが、ヤマネコさん、久しぶりの自作記事をご投稿くださいまして、誠にありがとうございました。 作ることは、理解することへの最短の近道ですので、いずれ、より大きな収穫を得られることを確信しています。 次の、さらに進化した作品を見せていただくのを楽しみにしております。



mini-BINO delivered 納品された超広角対空双眼鏡

 本日納品させていただいたYKさんが、さっそく美しい写真を送ってくださいました。また、ご自身のサイトにもご紹介くださっています。 写真がお上手なこともありますが、いつもながら、YKさんの、架台を含めたコーディネイトの秀逸さがさらに製品を引き立ててくださっています。

 このminiBINO、さんざんお待たせしたのですが、YKさんの親切なご提案により、6~7日にかけて、来日していたイタリアのEMS-BINOユーザーの方にお見せしたため、完成からさらに数日遅れての納品となりました。



Miniature EMS-BINO completed / EMS超広角双眼鏡完成

Miniature EMS-BINO

Miniature EMS-BINO

Miniature EMS-BINO

2010年6月9日

This first model has been delivered to the client, who is a co-developer, and it is introduced on his website.

 納品とほぼ同時にユーザーの方から美しい写真が届きました。また、ご自身のサイトでもご紹介くださいました。

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2010年6月8日

Photo number 5 is added. The mini-BINO could be put into the hard case of NIKON’s old 10X70 binoculars.

 NIKONの初期型(Ⅰ型)10X70双眼鏡のハードケースに余裕で入りました。(2インチスリーブは撤去) (写真5)

 これでminiBINO第一号が一応完成しました。 まずはハンディなEMS-BINOの道筋が整ったわけで、今後は小型の対物レンズやアイピースのさらなる進化を待つところです。
 F値が極端に小さい(F5以下)小口径短焦点の対物と超広角長焦点アイピースの組み合わせでは、通常規模の天体望遠鏡(焦点距離500㎜以上?)では(少なくとも眼視では)あまり問題にならなかった、対物レンズ自体のskew光線の収差(コマ等)の問題(超広角視野の周辺ですが)が生じるようですが、またいずれ良い解決策も見付かるでしょう。
 当面は、いさぎよく補正系の光学系を排除して、シンプルな光学系ならではのハイコントラストな視野を取るTRADE-OFFを選択した、と言ったところでしょうか。

2010年6月3日

The first model of the Miniature EMS-BINO is completed. To optimize the effective image circle at the EMS-M sized housing structure, I used an innovative trick on the second mirror. The “second mirror” means the eye-side mirror.
As you know, EMS-UM has already maximum sized mirrors installed in the limited capacity of the housing cases. Then, how can I squeeze larger second mirror into the housing?

The answer is a trimming wisely done on the meeting edge of the second mirror to the first mirror.
Look at “photo 3”. I was successful in setting the “ML” mirror for the normal “M” mirror. This magic resulted in the rich filed of view close to that of EMS-UL at less consumption of the light path with less bulk of mirror housings. Concretely speaking, you will never find any vignettings at using EWV32mm eye-piece of 84 degrees.

 超広角90度対空双眼鏡が完成しました。

 前回の仮組み立てでは、リニアベアリングを完全に固定しておらず、送りネジにグリスも塗布していませんでしたが、今回の本組み立てでは、全く別物の性能を見せてくれました。 プレートのスライド メカは全くガタなく極めて滑らかに作動し、高倍率使用での不安も払拭されました。 因みに、メカプレート部の重量=225gでした。

 今回はコンパクトに仕上げるため、EMS-UMの骨格を採用しましたが、光路長を伸ばさずに有効 イメージサークルを最大限に確保する試みに挑戦してみました。

 ご存知のように、EMS-Mでは、EMS-Sと同じハウジング構成(つまり同じ光路長)を採用しながら、ミラー形状を最適化することで、すでに最大の有効イメージサークルを確保していますが、第1ミラーとの干渉部をさらにトリミングした、より大きい第2ミラーを使用しました。(写真3のML) 結果は上々で、EMS-UMの光路長を維持したままで、 ほぼEMS-ULに匹敵する広角性能を達成しました。

6月4日追加

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 パーツ類の重量をざっと測定してみました。  ストラップはやはり極めて有効で、これを使用しますと、手持ちは非常に安全かつ快適で、十分に 安定して見られます。 仮台にでも置ければ、さらに快適でしょう。

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2010年5月26日

Preliminary assmbly is done.

 リミッターの加工とアルマイトを残していますが、仮組み立てをしてみました。 EMSは、当店に置いている古いサンプル(アルミ鋳物時代^^;)を借用しました。  古いアルミミラーのEMSでしたが、まさしくEMS-BINOの見え方で、チビでも地上観察の迫力には 引けを取りませんでした。

 昨日も申しましたように、メカは一面状のプレートに集約されています。(写真7) 反響を見て、この部分だけを販売しても良いと考えています。 ちゃんと作ってくださるか、不安もありますが、プレートの両面には、外径2インチ(50.8mm)のテーパフランジを配置していますので、 内径2インチの接続管を介して、対物側も接眼側も自由にBINOを構築することが出来るようになっています。 BINO作りに挑戦したい方には格好の教材となるかも知れません。

 対物レンズユニットもメカ部分も非常に軽量なのですが、一番重いのは2インチアイピース、EMSを含めた接眼部の重量は中型BINOに匹敵するわけで、市販の双眼鏡のように片手で振り回すという感じにはなりません。(写真5のような置き方が出来ます。 通常のBINOの感覚だと、信じられませんね。^^;) メカにかかる負荷は予想以上で、このメカのままで100倍近くまで快適に 使えるかどうかは分かりません。もっとも、主目的は広視界の10倍前後なので問題ないですが。

 90度対空なので、手持ちでも台に置くと、極めて安定した状態で、覗きながら微妙に仰角を調整することも出来ます。 90度対空型ならではの使い方があるようです。

 5月27日 追加

limit
 目幅のリミッターを加工しました。 ガイド用の プラスチックボスの下面のストローク分+αをフラット加工し、ネジ(リンク画像の黄色い矢印)を ストッパーにしました。

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2010年5月25日

If you are a dedicated deep-sky gazer, you must have dreamt of the richest field of view, beyond 10 degrees, at the comfortable right angle position.

I am now finding the solutions to realize your dream by a simple mechanical device with the EMS. Handy super rich-field binoculars with a strap is the goal, now reaching.

photo1:

I have chosen an innovative device in place of the traditional horisontal slide mount. The miniature telscope must be so short that it will not look like a normal telescope that has some length of a long tube. The mechanical structure of the device is like a plane vertically placed in the light path of the total optics. Instead of inserting the long scope into the hole of the plate, objective unit and EMS unit is set respectively on each side of the plane to make handy binoculars.

Photo 1 is the position of the minimum IPD.

Photo2:

The IPD extended to some extent. On top of the adjusting central knob is the linear bearing bush and shaft pair.

Photo3:

Under the knob is the plastic shaft and guide groove that promise smooth actions with no back-lash. As long as the two plates are kept in one plane, there will be no collimation problem, and the test result has proved to be perfect.

Photo 4:

A strap can be held rigidly at the corner hollow with a hidden pin.

写真1:

 実視界10度を越える90度対空の視野; ディープスカイマニアなら、誰しも 一度は憧れたはず。 超コンパクトな超広視界手持ちBINOは出来ないか??と考えました。

 目指すは手持ち対空双眼鏡なので、邪魔な鏡筒下のペースプレートを廃し、  対物レンズの光軸に垂直に配置するプレートに、双眼鏡の主要メカを凝縮させました。 まだ光学系ユニットが取り付いていないので、メカプレートが目立っていますが、 双眼鏡に組み上がれば、大部分は対物ユニットとEMSで隠れ、左右の鏡筒?を つなぐ、地図の銀行マーク様の部分のみが見えるのみです。
 写真は最小目幅です。 プレートの穴に2本の鏡筒を挿入する発想ではありません。 該当する手持ち双眼鏡用の対物レンズの焦点距離から、一定の長さを持った鏡筒の外観は すでになく、プレートの向こう側の面に対物ユニット(+合焦用ヘリコイド等)をセットし、こちら側の面に はEMSをセットするわけです。光軸精度は2枚のプレートが完全に平行(同一平面)である限り万全で、 構造的な初期の光軸調整は、両面の接続部でのセンタリングやシムによって簡単に行えます。 スライド機構の作動性の良さはすでに検証済み。

写真2:

 目幅を少し開いた状態。 2つに分かれた2枚のプレートの右上にはリニアシャフトを固定、 左プレートの対応する位置にはリニアベアリングがセットしてあります。

写真3:

 中央の目幅調整ノブの下(上のリニアシャフトの反対側)には、デルリン樹脂のシャフトとガイド溝 を配置し、ガタの無い円滑な動作を実現しました。

写真4:

 ストラップの固定方法を示しています。 強度や使い勝手、また加工性から、ここしかありません。



加藤さんより、PRONTO-BINOについて追加リポートをいただきました。)

prupv

プロントEMS-BINO 「最もよく使う望遠鏡」へ至る経緯

先日、プロントEMS-BINOを5年間使用した感想をレポートしましたが そもそも小型BINOの選択に辿り付いた経緯についてご報告します。

星に魅せられた多くの方々と同じように、 私もより良く見える望遠鏡・双眼鏡を求めて機材の遍歴を続けてきました。

大型機は高橋製作所の汎用機MT200、眼視重視のミューロン250を経て 眼視専用&移動用の笠井Ninja320で確定しましたが 手軽に使える小型機はなかなか満足できる機材に巡り合えませんでした。 (尚、ドームに設置する中型機はシュバルツ150S-BINOに決めました)

小型機に求める要素としては
・軽くてコンパクト
・星像は妥協しない
・短時間で温度順応すること
・広視界が得られる2インチアイピースに対応していること
・楽な姿勢で観望できること(軽くて安定した経緯台+90度対空型)
・正立像、不可能な場合は倒立像(裏像は避けたい)
に集約されて行きました。

それまで使ってきた小型機材の特徴を列挙すると(1980年代から)

【小型の屈折機:高橋製作所FC50・76、BORG76mm・100mm、テレビューPRONT(単眼)等】
長所:比較的小型、星像は概ね良い、温度順応も比較的早い。
短所:手軽に使える架台がなかなか無い、バックフォーカスが短い、天頂プリズムでは裏像になる。

●テレビューのF2経緯台はコンパクトで動作もスムーズですが
アイピース交換時のバランス変動に敏感で、鏡筒の短いプロントでは調整が困難でした。
    (現在はカウンターウエイトシステムがオプションであります)
●カートンのTA経緯台は、ある程度大型機材も搭載できますがバランスウエイトがあるため赤道儀並の大きさ・重さになり手軽さに欠けます。
●HF経緯台は当時もあったかもしれませんが、双眼鏡用のイメージがあり考慮の対象に入っていませんでした。
●テレビュー社では天体観望では像質を優先すべきであり、裏像は重要な問題ではなく、正立プリズムもあくまでも低倍率での地上観望用との見解のようです。
    (テレビュー社ホームページ テレビューの歴史3 注意書きによる)
 しかし裏像は月・惑星・メジャー天体を見ると気持悪いですし、目印になる天体が無い宙域ではすぐ迷子になります。

●天頂ミラー・プリズムは90度対空式の正立が理想、無理なら90度の完全倒立が望ましいと思います。
(光学設計的に難しいのは判りますが、使うのは人間です)

【笠井INTES-MICRO  アルターT ルマック型マクストフカセ】

これは気に入ってかなり長期間使用しました。

長所:
●コンパクト、星像が良い、鏡筒に取っ手があり持ちやすい。(重量はそこそこある)
●バックフォーカスに余裕があり多様なプリズム・ミラーが使用できる。
●笠井の2インチ正立プリズム(ボディ部が四角いタイプ)も使える。
 但しこのプリズムで惑星を見ると明瞭なゴーストが出た。
 (現行品はコーティング改良によりゴーストはほぼ解決し、また必要とする光路長も短縮されたようです。)

短所:
●温度順応に時間がかかる。
●やや低倍率・広視界が得にくい。
(2インチのナグラー・イーソスでもけられないのである程度の視野は確保できる)
●フードが無く温度順応する頃には補正板に夜露が降りることもあった。

 現行機のALTER-6等は十分な長さのフード、温度順応用空冷ファンが装備されているので短所はかなり克服されていると思います。(笠井社長、さすがです)

【宮内20倍×100mm 45度対空双眼鏡 かなり初期の型】

長所:
●10cmの口径でありながら非常にコンパクト。
●手軽にカメラ三脚で使える。(当時は純正フォーク架台は無かったと思います)
●双眼視ゆえ淡い天体が見やすい。
●10cm対空双眼鏡としては、かなり安価。
●メンテナンス費用が比較的安価。(何度か依頼しましたが数千円のオーダーでした。)
●塗装が美しい。

短所:
●残存収差が大きく星像が点にならない。(天体望遠鏡と比較した場合)
●見掛視界・実視界が狭い。
●アイピースが交換できない。
●45度対空は使いにくい(基本的にバードウォッチング用なのでしょう)。
●純正ファインダーは口径が小さく星が見えない、また取っ手が使えなくなる。

 百武彗星やヘールボップ彗星の頃まで活躍してもらいましたが、とても良い機材ゆえに短所も目につきました。

    
  かなり初期のモデルなので天体用としては試作機的な位置づけだったのかもしれません。    頻繁に転倒させてしまうので調整に出すのですが、光軸にやや違和感を感じ    ることがありました。    (HF経緯台等を使えば良いのですが、折角のコンパクトさが犠牲になります)

  後継モデルとしてアイピース交換可能な90度対空型も出ましたが    ナグラー級の見掛視界が欲しかったため候補から漏れました。

【笠井15倍×110mm スーパービノ 30度対空双眼鏡】

●現行のスーパービノ(90度対空型)とは別物です。
●現在はカタログ落ちしていますが、多分これが同じものだと思います。
     http:// www.telescopes.ru/manuals/pnb1/pnb1_manual.phtml
    

まさに軍用の光学兵器そのものです。笠井のカタログでは国境警備用と説明がありました。

長所:
●実視界6度、見掛視界90度、周辺までかなり良像・フラットな優秀な光学系、
●プリズム配置の工夫による短い全長、
●操作ハンドル・額乗せ(眼の位置を安定させる効果大)・伸縮フードが標準装備、
●光軸が簡単に修正できるなどユーザーサイドでのメンテナンスが容易、
●とことん堅牢、気温-50度から+50度まで動作。(そんなには人間が持ちませんが)

短所:
●めちゃくちゃ重い。(これは屈強な兵隊さんが使う機材です)
●三脚が長すぎる。本体を三脚に載せる時に辛い。観望時の姿勢も安定しない。
●30度対空型のため天頂付近が見えない。(無理に向けても姿勢が悪く良く見えない)
●アイピースが交換できない。
●光害が残る空では射出瞳径が大きくなりすぎる。
●昼間使用するとコントラスト向上のための黄色の着色がある。(夜は気にならない) 

 これは途轍もない代物でした。
     天の川周辺を流すと見たことがない光景がひろがります。
   特に二重星団の素晴らしさは他の光学系では出せないと思います。
   (夏の天の川は光害の影響で威力を発揮しきれませんでした)

 一時期、ドームに据え付けることを本気で考えましたが、アイピースが交換できないことと、射出瞳径が大きくなりすぎることから断念しました。

【CANON 15倍45mmIS双眼鏡】
 IS(手ぶれ防止)式双眼鏡の初期タイプです。

長所:
●双眼鏡としては非常に優秀な光学系(天体望遠鏡に匹敵すると思います)
●優秀なIS機構
●手軽(双眼鏡としては、やや手軽さに欠けますが像質とIS機能で十分お釣りがきます)
●双眼・正立像。

短所:
●手持ちで使うには実視界(4.5度)が狭い、
●口径が小さく望遠鏡代わりとしてはちょっと力不足。
●IS機構のプリズムに多数の泡が発生する場合がある。この場合、修理費用が高い(万単位)。
    泡は飛行機の荷物室等気圧の低い場所に置くと発生することがあるらしいが
    私の場合、心当たりが無かった。幸い1回だけで済んだ。

【試行錯誤】
中小型機は上記の機種を10年以上試行錯誤しましたが
やがて
●A案:笠井のALTER-TにEMSを取り付けて単眼正立対空望遠鏡として使う。
●B案:笠井のスーパービノの接眼部を無理やり改造してアイピース交換できるようにする。
    (ドーム設置を前提)
●C案:手持ちのPRONTをEMS-BINO化して対空・正立にする。
●C変形案:テレビュー85、高橋FS78級の鏡筒を新規購入しEMS-BINO化する。
    を想定するようになりました。

しかし
・A案は温度順応の問題が未解決ですし、単眼視では満足できそうもない。
・B案は加工の目途が全く立たず。高倍率用アイピースがあるかも判らない。
・C変形案はコスト面とサイズがやや大きくなることから断念。
 と言うことでC案を検討することになりました。

EMSの実物を見たことは無かったのですが
(1)松本さんのホームページを見る限りEMSは性能が良さそうで
   ナグラー等の超広角アイピースが使えること。

(2)この頃、笠井のシュバルツ150(F5)、120(F5)、BORG、VIXENの10cm超級などのEMS-BINOの事例が増えてきており、EMSの評判が良さそうなこと。

・・・からEMS-BINO化の方向で決めました。

【製作へ】
問題はPRONTが既に生産中止になっており新品鏡筒が入手できない事でしたが、テレビュージャパンにちょうど良いタイミングで委託品が出ていたので購入しました。 (かなり強気のお値段でしたがやむを得ず…)
後は松本さんのところへ、そのままお願いです。

【予算】
PRONTのEMS-BINO化とほぼ同時並行でシュバルツ150S-EMS-BINOを発注しましたし、ドームの改造費用(床の底上げ)もありましたので予算はかなりの額になりました。 またアイピースの追加も必要でした。

幸いオークションで既存機材(ミューロン250、ALTER-T、FC100N スーパービノ、PENTAX100EDUFなど撮影用機材各種)をそれなりの値段で落札いただけたので、追加出費は無くて済みました。(むしろ若干余裕が残りました)

【完成・使用感】
(1)こちらは以前あげたレポートを参照下さい。
http://ems-bino.com/2005/06/11/
http://ems-bino.com/2010/05/29/

(2)本当はPRONT-EMS-BINOの星像の素晴らしさを強調して説明したいのですが、どうしても主観的な表現になってしまいます。 これはやはり実際に見て頂くしかないと思います。

 
あえて言えば
 月や散開星団(M35など)や普通の星(恒星)を気持ちよく・手軽に見るならこれに勝る光学系は無い。と言えばイメージが伝わるでしょうか。

 もちろん対象天体の特徴により、向く光学系は変わりますからBESTと決めつける事はできませんが。    (EMSは光学系の一部なので対物レンズ・アイピースの性能が良くなければ当然、それなりの性能になってしまいます)

(3)10年以上かけて辿り着いたPRONT-EMS-BINOですが、5年使用した今も「考えられる範囲で限りなく完成形に近い、よく使う天体望遠鏡」との印象を強く持っています。

 またバードウォッチングでも非常に優れた光学性能を示してくれます。 コーワのTSN-664ED(30倍)と比較しても、非常に視界が広く、臨場感に溢れた像質を示してくれます。
  飛翔する「ヤマセミのつがい」を追いかけたこともあります。 ただ90度対空型は姿勢の関係でバードウォッチングにはやや使いにくさがあります。

 焦点距離、F値などが異なるので直接比較はできませんが、優秀な光学系のEMS-BINOは2倍の口径の単眼視望遠鏡と対抗できる性能があると感じます。

 
今後、
●EMSの銀ミラー化、
●XYチルト機構の原点復帰マークシール貼り付け、
●HF経緯台耳軸真鍮化など
    細かな改良は行う予定ですが、基本的には現状でほぼ満足しています。

【もし今から作るなら】
このクラスの鏡筒・架台に関しても選択肢は増えています。

●テレビュー76・85
    やや高価ですが、非常にコンパクトで高性能な光学系、  各所の造りの良さからEMS-BINOに向くでしょう。

●笠井BLANCA-70ED
 手頃な価格で非常にコンパクトなBINOになりそうです。  接眼部はオプションタイプを選択した方が良いかもしれません。  焦点距離が420mmと短いので31.7mm径アイピースでも低倍率が得られるのもメリットで  EMS-UMにすればEMS部分のコスト・重量もやや抑えられます。

●笠井CAPRI-80ED
 松本正立ミラー対応を謳っているのは安心感あります。  接眼部をオプションタイプにすればより使いやすいと思います。

●BORG65、77ED
 10cm級以上の事例が多いようですが、このクラスも面白いと思います。

●笠井ALTER-5
 マクストフカセのEMS-BINO化事例はあまりないようですが、これも面白いかもしれません。  重くはなりますが、コンパクトでしょう。冷却ファンで温度順応も早そうです。

架台では
●定番のHF経緯台は松本さんの真鍮耳軸化改造でスムースさが向上したようです。
●テレビューのF2は幅広のF2Wもラインナップされ、カウンターウエイトや導入支援装置も  オプションにあります。
●実物を見たことは無いのですがユーハンのT型経緯台や  笠井トレーディング扱いのGR-3経緯台やAOK AYO経緯台はかなりの重量に  耐えるようです。

 ただし方持ちフォーク型はベースプレートを頑丈にしないと  中口径EMSにはやや厳しいかもしれません。

 BINO Progress Report 製作状況速報(2008~)の  2008/2/14の記事参照

【終わりに】 EMS-BINOはコストパフォーマンスを考えると 10~15cmの中大型機に眼が向きやすいですが 性能的にはコンパクト機も非常に魅力的です。

コンパクトEMS-BINOは
「よく使う望遠鏡」としてはかなり理想に近いものだと思います。 ベース用鏡筒の選択肢も増えてきましたので、一度ご検討してはいかがでしょうか?  

加藤 仁
Hitoshi Katoh

管理者のコメント;

 加藤さんより、前回に続けて 4回目のリポートをいただきました。

 今回も膨大な情報量のリポートで、おまとめくださるのに、大変な労力と時間を 費やされたことと思います。いただいたテキストファイルをhtmlに変換しながら、原稿をお書きになった 大変さが伝わりました。
  今回も渾身のリポートを、しかも実名でご投稿くださり、本当にありがとうございました。



Shortening of the FLANGE. 130EDT鏡筒のフランジ加工

As the central alti-axis mount requires a bit of additional back-focus, I have to shorten the flange of the OTA by 8mm. Isn’t it a wise solution to make additional thread on the flange?

 中軸架台だと鏡筒間隔が少し広くなるため、130EDT鏡筒のバックフォーカスが少し足りなくなります。そのもう一押しのバックフォーカスを確保するための好適な方法として、上の画像のように、フランジを加工しています。 島根県のF様、終盤でお待たせしていて、申し訳ございません。 パーツ類のアルマイトが仕上がり次第に組み立てる予定です。