5 sets of the vertical units in the making (Center Mount) / 垂直回転ユニット5台分製作中(続新型中軸式架台)

Evolved parts of the vertical unit are in the making.

 続新型の中軸式架台の垂直回転ユニットのパーツです。1台分の垂直回転軸兼アリミゾは先行して最終形まで試作、4台分は前半の加工が完了。開発過渡期には、順番のタイミングで不公平が生じますが、余分に待つことと、早く入手できることで相殺されるとご理解ください。(待つほど良い物が出来ます。^^;)



CST-BINO PROJECT by my German Friend / 本格的シュミカセBINOプロジェクト by Jochen

EMS can be attached to most of the telescopes into forming a binoscope. But, to aim at the best result, we should overcome a lot of bottlenecks sometimes comstomizing the OTA components. Here is a good model that I believe you should get many hints there for your future plan.

http://www.cloudynights.com/topic/500998-building-a-celestron-c8-binoscope-with-matsumoto-ems/http://forum.astronomie.de/phpapps/ubbthreads/ubbthreads.php/topics/1158469/Celestron_C8_Doppelteleskop_mi#Post1158469

  Jochen さんのBINO作りが、並みの自作マニアと違うところは、EMSを単に積み木のように望遠鏡に単純に積み上げてBINOを構成するのではなく、素材鏡筒を綿密に分析し、必要な箇所は徹底してカスタマイズし、最高のBINOを目指すところでしょうか。 困難に果敢に挑戦し、次々に成果を上げる姿勢には、こちらも応援を惜しみません。

 EMS-BINOの可能性はまだまだ未発掘な部分が多く、本気で挑戦するだけのテーマは至る所に転がっています。 ともすると、国内のBINOユーザーさんの多くは、もう全て極めたと思っておられるのか、沈滞ぎみで、天体写真等のあらゆる雑音に気が散りまくっているようで、残念に思います。

http://www.cloudynights.com/topic/500998-building-a-celestron-c8-binoscope-with-matsumoto-ems/http://forum.astronomie.de/phpapps/ubbthreads/ubbthreads.php/topics/1158469/Celestron_C8_Doppelteleskop_mi#Post1158469



150LD-BINO(F6) completed! / 150LD-BINO(F6)完成!

 結構な陣痛を伴いましたが、ようやく150LD-BINO(F6)が完成しました。地上風景は、確かにF5よりもシャープのようですが、軽便さ(F5鏡筒)とのトレードオフをどう解釈されるかはユーザー様次第です。 私個人的には、より軽量コンパクトなF5鏡筒を選びますが。(F5-BINOを過小評価している方の多くは、旧仕様のX-YリミッターのないBINOで大幅に光軸を狂わせた状態で判断されたものと思います。)

 しかし、中軸式架台はこの規模の鏡筒まで(多分もっと大きくても)十分に有効であることが分かりました。左右の重心に垂直回転軸があるわけですから、当然ですが^^;、自画自賛しています。^^;



OTA tubes loaded on(150LD-BINO(F6)) / 鏡筒パイプの仮セット(150LD-BINO(F6))

 鏡筒にEMSをセットしてピントを確認したところ、予想以上にバックフォーカスに余裕がないことが分かり、急遽、鏡筒を4cm切断しました。よって、昨日の記事は撤回となりました。^^; 太い鏡筒は悩みの種でしたが、ご覧の通り、天頂まで問題なく向きます。^^



EMS-UXL for the 150LD-BINO(F6) / 150LD-BINO(F6)用EMS-UXL

The diameter of the OTA tube is another important factor to evaluate it as the material of the binoscope.Larger dimeters of the OTA tubes and dewshields often means their higher quality as a single OTA, but I must say that the smaller is better as the material of the binoscope.

At the first stage of planning a binoscope, the “D”(linked) is the most important dimension,that should be minimum, to aim at the best result.The larger D means the longer light path in the EMS.

150LD(同等)鏡筒は鏡筒径=178mm(フード径200mm)というのが、BINOの素材としては不利な要素(15cmF5鏡筒は144φ)です。写真のように、眼幅ヘリコイドの下のスペーサーがかなり長くなります。(その分、バックフォーカスも消費するため、使用できるアイピースの制約も生じます。)(D=222mm (15cmF5はD=188mm))

また、鏡筒が太いので、天頂付近で鏡筒がピラーに干渉するため、垂直回転軸のブラケットを5㎜ほど手前に移動しました。(これで何とかぎりぎり天頂まで向く予定) 鏡筒が太過ぎ、かつ長く、当方の旋盤では加工できないため、フランジ部の加工で約9㎜、フォーカサーで約2㎜、末端アダプターの撤去で48㎜バックフォーカスを追加確保し、標準的なアイピースでの合焦を確保しました。 合焦しないアイピースについては、2インチスリーブの短縮や観測時に防塵フィルターを撤去する等で大方解決するはずです。(メインフォーカサーを撤去し、アイフォーカサーを使用すれば、十分なバックフォーカスが得られますが、まずはオリジナルのフォーカサーを活かした仕様をご使用いただきましょう。)



Another lot of Highlander Mount / ハイランダー用軽量架台(新型)完成

 10台同時完成、と言いたいところですが、垂直回転軸をまとめて外注したため、2~10台目は少しお待ちください。^^;いずれ、常時一定数の在庫を確保させていただきます。 外注部品の進捗状況は、追ってお知らせします。ご予約いただいている方は、ご送金手続きをお願いします。(確認できた方からメールを差し上げます。)



240mm pillars for the Center Mount are in the making / 延長筒(中軸式架台)

240mm pillars for the Center Mount are in the making.

 中軸式架台は、5台ロットで作るのですが、延長ピラーは不要な方もあるので、4本しか作りませんでした。ところが、今5台のロットの全員が延長ピラーを注文されたため、1本不足(150LD-BINO用)になり、次期ロットの5本と合わせて、6本の同時製作となった次第です。単純なパイプの仕上げですが、それでも午前中一杯かかりました。 これより、ハイランダー用垂直軸ブラケット×2と一緒にアルマイトに出します。150LD-BINOの方、お待ち遠しいとは存じますが、作業は止まってはいませんので、よろしくお願いいたします。



The new axis of the Highlander Mount in the making. / 垂直回転軸回りの合理化(ハイランダー用軽量架台) 

The axis parts have become far more productive. Compare it with the former pohoto.

 14φの軸回りを22mm幅確保するために、異形のプレートをブラケットの両側から取り付けていましたが、これが意外に困難で時間のかかる作業でした。 頭をひねった結果、この新しい方法の方がはるかに生産性が良く、強度も十分なことが分かりました。 22mm幅のベース部と軸をステンレスの一体構造としたわけです。 ステンの加工は避けたいところですが、この部品だけを外注することも出来ます。 組み立てたら全く見えない部分ですが、生産性は大違いです。



Another example of abusing the X-Y knob / X-Yノブの過剰回転の例

360-deg turn of X or Y knob will move the laser beam as the photo above.You will know how detrimental it is to abuse the adjusting knobs. The client had asked me to set the limiter on the knobs so that he would not abuse them any more.

 矢印シールを貼っても、結局は多くの皆さんは1回転以上回してしまうのですね。 最初から確信犯だとは思いませんが、多分、「半回転くらいは良いだろう・・」と思って、そのくらい回すのが常態化していたのでしょう。半回転近く回してしまうと、原点の戻り道の選択肢が2つになり、50%の確立で簡単に1回転させてしまいます。半回転させる人は、調整のコツが掴めていないので、1回転しても気付かないのでしょう。

  ご依頼に従い、X-Yノブにリミッター(±約135度)をセットさせていただきましたが、くれぐれも、可動範囲は自由に動かしてもよいものと誤解しないようにお願いします。 車に例えたら、アクセルを目一杯踏めば時速150kmまで出ても、リミットまで踏んでも良いわけではありませんが、それと同じです。リミッターは、1回転回してしまうのを未然に防ぐため、つまり原点を失わないようにするのが目的ですので、X-Yノブは不必要に回さないようにしてください。

 「(画像↑)これだけ光軸が狂っていたら、両眼視が破綻して像がダブっているだろう?」とお考えになったあなたも問題かも分かりません。^^;前回の”再警告”でも触れましたが、人間の視軸は10度くらいは軽く振れ、しかも調整未熟者には全く自覚がないのです(その範囲であれば像もだぶらない)。 反射望遠鏡であれば、像の劣化に気付くのでしょうが、屈折のありがたさ(怖さ)で、X-Yノブを相当激しく回しても、像の劣化はほとんど視認できないのです。 ですから、左右の視軸を平行にロックするコツをマスターしていないユーザーさんは、正確な調整は常に不可能なのです。 BINOのキャリアは無関係で、まずは視軸ロックが出来ない事実を認めるのが出発点であり、そこから視軸ロックのコツをマスターする道が開けます。 まずは、この際、妙なプライドは捨て、自分が視軸ロックが出来るか、出来ないかを今一度ご判断いただくのが良いと思います。 一度でもノブ一回転の前科があれば、その後に視軸ロックのコツをマスターしておられない限りは、現在でも相当狂ったBINOを使用しておられるはずです。



Highlander Mount in the making. / ハイランダー用軽量架台製作中(長期予約分^^;) 

Sorry, this lot is for the back-orders.

 材料効率と作業効率から、1枚のプレートから2台分のブラケットを切り出します。 アマチュア時代には考えもしなかった方法ですが、純粋に一人で全ての作業(本業から町内会長まで^^;)をこなしていますので、最大限の工夫をしないと前に進みません。 お客さまとの交信も同様で、個別に(いつ返事が来るか分からない^^;)メールを出しておられない場合もございます。 ですから、このコーナーは毎日チェックしていただけると助かります。 ハイランダー用軽量架台は確か10名の方にご予約いただいていたかと思いますが、現時点で確認のメールをくださったのは1名さまのみです。 もう少し我慢してみて^^;反応がなければ、他の方に譲ります。



Caution!!再警告!!

 お陰さまで、この26年の間にEMS-BINO のユーザーさんはかなり増えて来ました。しかし、誤った使い方による”事故(トラブル)”は今も健在で、その度にがっかりさせられます。 いくら警鐘を鳴らしても、X-Y調整ノブを1回転以上回してしまう例が後を絶たず、半年前よりリミッターを標準装備したことが大正解だったことが、皮肉にも立証されつつあります。

 なぜXノブを1回転以上回してしまうのか(現行のリミッター付き仕様では回せない)?は、実は私たちの眼の生理に原因があります。そのことを理解していただきさえすれば、こうしたトラブルは激減すると確信しています。 今、この文章をPC(タブレット?)のモニターで読んでいるあなたの視線は、平行より片眼で約5度(両眼で10度)内にずれて(輻輳して)います。そうしないと正常に両眼視できないわけですが、問題は、そうした眼の生理に気付いておられないということです。

 2時間くらい集中してモニターを見続けても、全く疲れないように私たちの眼は出来ています。(疲れる場合は、屈折異常や調節障害等が考えられる)つまり、内寄り方向であれば、相対的に10度の視軸のずれは、無意識下で簡単に生じ得る、ということです。 これは、双眼鏡の合格基準とは桁外れの数値であるわけですが、BINOの使用者は全く眼にストレスを感じないまま、10度の視軸のずれに気付かないようなことも起こり得る、ということです。「左右の像がだぶって(分離して)見える→光軸が狂っている」というのは正しいのですが、「左右の像がちゃんと重なって見える→光軸が合っている」というのは必ずしも”真”ではないのです。

 EMS-BINOを理解するには、光学器械に向ける視線だけではダメで、視線方向を逆に私たち自身の眼の生理をよく理解し、その両方をセットとして理解しないといけません。 

 右のEMSのX-Yノブの調整原点が曖昧になっておられたら、目標に固定した同じ鏡筒(たとえば左鏡筒)に左右のEMSを交互に着脱して視野のずれを見ればチェックできますし、ノブを1回転させているような極端なケースでは、ただ、BINOのアイピースを両方共撤去して見口を覗けば、右の対物レンズがとんでもない所に逃げているのに気付かれることでしょう。 また、左右の視野の相対的な倒れは、アングル状に折り曲げた紙等で、水平に向けたBINOの対物の上半分を隠し、アイピースを撤去して覗けば一目瞭然です。

定規
(天頂に向けた対物フードに直定規を置く方法もある。(落下注意))

 視軸を平行に保つ決定的な方法は、このサイトで繰り返しご説明していますが、完璧に眼幅を合わせたBINOの左右の射出瞳を平行法で融像させることです。そうすれば、私たちの眼幅とBINOの眼幅が平行視線と堅固な長方形を構成し、私たちの眼自体が測定原器となるのです。

 失敗は隠すのではなく、潔くお仲間に公開し、互いの調整技量の向上に役立てていただきたいと思います。 私が問題点をご指摘しても、スルーされる方が多く、そうした方々は、何度でも同じ失敗を繰り返されます。