Side plates of the Central Mount / サイドプレート(新型中軸式架台)

A pair of side plates will be set on the altitude axis in such a way that the plates sandwiches the axis and hold the dovetail holders at both ends.

 サイドプレートは1対で垂直回転軸を鋏むように固定され、両端にはアリミゾクランプが取り付きます。 水平から垂直まで、他のパーツと干渉してはならないので、周到なプランニングが必要です。(垂直回転軸側のネジ穴加工はこれからです。 サイドプレートの取り付け穴配置や数がが左右で異なるのには理由があります。)



Innovative clamp system, quite successful !! / 同時クランプ機構、完成!!

This innovative clamp system is used as a pair to hold two OTAs rigidly and precisely on the mount. The OTA will not drop down even before clamping, and the dovetails can be clamped as a pair simultaneously.

 新型の中軸式架台用の(鏡筒セットの)クランプ装置です。 全く新規な発想により、左右のアリガタの同時クランプを実現しました。 調整可能な状態で左右の鏡筒をしっかり保持します。 クランプ不使用でも鏡筒は脱落する心配はないので、左右の鏡筒を全てセットした後で同時にクランプすることが出来ます。 このクランプは、今回の中軸式架台の場合、前後一対で使用します。

 写真でお分かりのように、左右鏡筒の鏡筒バンドは、中軸の回転軸メカ部分を外した前後にセットしますので、互いに十分接近させることが出来ます。 実際、アリガタ底面の間隔は、8mmしかありません。



Dovetails of the New Central Mount / 新型中軸式架台のアリガタ

To optimize the merit of the slim mount, the dovetail system should also be cogitated in planning.The traditional approach of bridging two OTA bands with a single dovetail will ruin the compactness of the central mount, and the distance between two OTAs will become too long.

Splitting the dovetail, and each short dovetail set on the band was the answer I used in the last model.But, it was a little awkward or dangerous to set the OTAs on the Central Mount in darkness.

This time, I found a wise solution. I found it far better to set the dovetails vertical to the traditional directions.

前後の鏡筒バンドにアリガタで橋を渡す、伝統的なアリガタの使い方では、中軸式架台の主旨が活かせず、鏡筒間隔が非現実的に広がってしまうことはご想像いただけると思います。 前回のモデルで、アリガタは、前後のバンドそれぞれにごく短い物をセットしたのは、そのためでした。  しかし、暗がりで鏡筒をセットするのには、ある程度のコツが求められ、危険性も否めませんでした。

今回は、アリガタを各バンド個別にセットする点は同じですが、アリガタの軸の方向を従来とは垂直な向きに変更しました。 これにより、鏡筒が着脱時に転落する危険性がほぼなくなりました。クランプをしなくても挿入時から鏡筒が安定しているため、クランプ機構をアリガタ(アリミゾ)ごとに装備する必要がなくなり、非常にシンプルなクランプ機構が実現することになります。 このことは、限られた鏡筒間スペースを考えると、非常に大きなメリットです。

また、アリガタを縦向きに変更したことで、BINOの初期調整用のシンプルなアジャスト機構(上下方向)も実現しました。(写真、3個目のアリガタ)



Bearing plate of the Alt. axis -2 / 上下回転軸の軸受けプレート(新型中軸式架台)-2

Vertical axis is almost completed.

ほぼ完成した中軸(垂直回転軸)を軸受けプレートに嵌めてみました。垂直回転軸が純粋に1個だけという意味では、今回のモデルから真の意味で中軸式架台になったと言っても良いかも分かりません。 従来型は、中軸式とは言っても、フォーク式架台のフォーク幅を極限まで狭く寄せた構造であり、耳軸もちゃんと2つありました。

さて、今回の構造でエンコーダを完全に内蔵するために、軸受けプレートの下部にはエンコーダのコードを取り出すための穴をすでに加工していますが、回転軸の方もその処置が必要で、しかも回転しますので、コードをひっかけないように、回転ストローク(0度~90度)+αの長いスリット状の穴(と言うよりも貫通溝)を開けないといけません。 この辺はちょっとしたパズルです。



“金星の太陽面通過 with EMS” / “the EMS system , best partner for transit of Venus “

vens

 5月21日の金環日食に続き、6月6日の金星太陽面通過の観望と撮影を行いまし た。今回は遠征はせず自宅庭です。 当日は朝から曇天、深夜から準備を行い LX200とサブのマークXのアライメントとFC-76,FL-55Sのピントは何とか合わせた ものの、太陽は雲の中でいつまでも見えず。 半ば諦めかけたころ、青空がとこ ろどころに見え始め、太陽が顔を出してくれました。約30分間の細切れでした が、太陽の前を通過するくっきりとした金星を記憶と写真に収めることができま した。

 EMS + LX200経緯台の組み合わせは、雲間からわずかに覗く微妙な太陽を 正確に捕らえるのに役立ってくれました。 同時に使用したマークXも勿論秀逸 なドイツ式赤道儀でかれこれ26年愛用しておりますが、搭載したカメラと完全 に同調する鮮明な眼視像を提供してくれるEMS+LX200の組み合わせには及びませ んでした。 今回は太陽高度が高いため、カメラ側には天頂プリズムを使用しま したが、EMSの光路射出方向とカメラのファインダーが一致するため、使い勝手 は金環日食のときよりも向上しました。

 今回の観望と撮影でも強く感じましたが、人間が備えている水平と仰角の自然な 感覚に合致するのは経緯台であり、ドイツ式赤道儀では微妙に方向がずれている 望遠鏡を太陽に向けなおすことすら熟練を要するものです。勿論長時間露光の写 真撮影ではドイツ式は圧倒的に有利ですが。 途中通り雨に機材を叩かれる洗礼も受けましたが、なんとか太陽面通過を収める ことができました。

以下のサイトに 写真と動画を掲載しました もしよろしければご覧ください。

http://sky.geocities.jp/usagitohoshi/transit_venus/transit_venus.htm

Osawa

管理者のコメント;

 大沢さんが、5月21日の金環日食に続き、金星の太陽面通過の 観察リポートをお送りくださいました。 ご多忙のところを相次いでタイムリーにご投稿くださって、誠にありがとうございました。

 動画は迫力がありますね。 雲は本来は観測の邪魔者ではありますが、金星の大気が そうであるように、地球の大気も自然の一部であることに気付かされますね。 EMS-BINOで天体を観察していますと、そのことをよく感じます。 これが3Dで表現できたら、EMS-BINOの醍醐味のかなりの部分を伝えることが出来るだろうと思いました。

 大沢さん、さっそくのリポート、ありがとうございました。
Osawaさんのサイト

大沢さんの過去のリポート
EMS-BINOは日食観察にも圧倒的
FC76-BINO on LX-200
日食観測
EMSbino120L



Bearing plate of the Alt. axis (New Version of the Central Mount) / 上下回転軸の軸受けプレート(新型中軸式架台)

This is the simplest bearing plate of the Alt. axis of the new Central mount.It is the result of the long period of cut ant try.

Only one piece of this plate makes up the bearing plate which was composed by five pieces of parts for the former model.The simple structure means not only the cut-back of the process, but also the easier assembly in the calibration of the axis compared with the former two plates system.

これが新型の中軸式架台(130EDT-BINO)の垂直回転軸の軸受けプレートです。従来モデルでは5個のパーツを組み合わせた2枚プレート構造でしたが、今回の新型では、たった1枚のプレート(20mm厚)になりました。

これは、工程の合理化のみならず、従来モデルで必要だった2枚プレートの微妙なアライメント調整(捻れ調整)が不要で、組み付けが格段に容易になるメリットもあります。 クランプ機構も、スリット加工だけで施工できます。

今度は前モデルでは1枚で済んだ垂直回転プレートが2枚必要で、2枚で中軸プレートを挟む構造になりますが、総合的に見ると、今モデルの方がより合理的な構造になったと考えています。 エンコーダの内蔵がなければ、ずっと早く完成していましたが、それとシンプルな構造を両立させるために長期間考えました。