Preliminary setting of the mirrors of EMS-UXL

 仮セットの段階で、ミラーエッジの(ハウジングへの)干渉をチェックし、分解して本固定の処置をします。最終的な組み立てまでにかなりの回数の光軸調整を繰り返します。
 ”光軸”という言葉を、マニアはよく口にしますが、本気で物を作る、あるいは調整する段階で、それが言葉だけの知識なのか、本当に光軸の本質が理解できているかを試されます。
 ミラーをバラバラにして、何度組み立てても毎回同じ完璧な光軸が再現出来ない人は、光軸の本質が理解できているとは言えません。

Tuning up of the FC100DZ-BINO-1

 ウェイトは1個で何とかなりそうでしたが、ご希望のアクセサリーに対応する(将来的に増えても減ることはないでしょうから)ために、もう1個(左に)シンメトリックにセットしました。
 これで、十分な余裕が出来ました。

How to deal with the annoying eyepiece !

 重量と鏡胴長だけですでに十分に迷惑なアイピースなのだが、バレル先端の黒いやつは、バローじゃなくて、コンバーターと言って、常設して使用する前提らしい。
 なんと、総挿入長=57mm。EMSは元より、多くの天頂プリズムでも底突きにならないか?
それとも、直視で見ろ!とでも言うのか?

 元のままだと、先端がEMSの防塵フィルター面に当たるので、写真のような同焦点リングをバレルの根元にセットすることにした。これで、紙一重だが保護フィルターとの接触を回避した。

左が元の状態で、右が12mmの同焦点リングをセットした状態。

 素材と設計に贅を尽くせば、それに見合う光学性能が期待できるが、使い道具としての利便性や人間光学的な配慮を忘れてしまっては意味がないのでは?
 自社の製品の突出した光学性能を誇示するために、ユーザーに不便を強いるのは、老舗メーカーの傲慢ではないか?と私は思う。

How to deal with the annoying band !

What would you do in such a case?
Too many thread holes on top of the band!
優秀なパーツメーカーさんが、既存メーカーさんの不備を補っている点、まずは賞賛しておきます。ただし、ユーザーさんに媚び過ぎるのか、ネジ穴だらけなのは、追加工する者にとっては非常に迷惑!
(これは一般マニアが加工能力がないという前提だろうと思われる。それについて意見はあるが、今回は割愛します。)

対策はご覧の通り。くどくなるので、説明は省きます。

完成!

汎用台座がセットできました。

The first Moon by the MK105-BINO

17:48分頃。PL56mm 29倍、手持ちiPhone。
 当地のこの時期特有の悪シーイング。薄雲が激しく流れる中での撮影。
それでも、眼視では目に刺さるほどシャープに見えた。¥38,000の鏡筒にこれ以上望まない。
 いつもながら、当方の撮影環境(iPhoneによる1枚画像)では、眼視の見え方、しかも双眼視は再現できない。
 ただ、先日の太陽黒点と合わせて、天体も十分に楽しめるお手軽BINOになったと確信した。