Minimum IPD customized / 小目幅限外加工完了 (125ED-BINO)

The normal second units are replaced for the minimum-IPD-customized new ones.
第2ユニットを小目幅加工済の物と交換しました。(ハウジング加工はすでに完了していましたが、ミラーを組み込み、再調整してセッティングをして完了です。)

 

目幅55mmのご家族への対応ですが、その際には(小目幅トリミング済みの)31.7専用のアイピースアダプター(EMS-US/UM用の物)と交換してください。(その際は、2インチアイピースは諦めていただきましょう。(55mmΦ以下の2インチアイピースを探す意義はありませんので。))



BORG 125ED-BINO almost completed / 125ED-BINO ほぼ完成

Now that both 125ED and 125SD BORG are discontinued, these OTAs are so precious for the material of the compact 12.5cm  binoscope of the size of the normal 10cm class.
125ED,SDが製造中止となった今、同口径にして10㎝クラス並に軽量コンパクトなBINOの素材として、貴重な鏡筒となりました。

 

OTA tubes were so small that rounded spacer should be inserted between OTA and the dovetail to get the right separation of the OTAs for the Helicoid IPD adjustment system.
鏡筒が細いので、大型ハウジング+大型ヘリコイドを収容するために片面R状のスペーサーを鏡筒とアリガタの間に配置することになります。

 

Front view:  It cannot be more simple.
A pair of operating handles are waited.



Example of the EMS-UM SET / EMS-UMの一例

The size(length) of the connecting barrel can be chosen by the client.
6mm,12mm , and the normal of 30mm. The one in the photo above is the shortest, 6mm.
接続バレル長はご都合により選べますので、ご注文時にご指定ください。
短い方から、6mm.12mm.30mm(標準)です。 本例は6mmです。

 

見覚えのあるミニBINO用のフレームです。これは1台しか作らかなったので、二次ユーザーさんからのご依頼、ということです。^^(フレームのみ譲り受けられた模様)

 

当方の仕事はここまで。 ご成功を祈ります。^^

(銀ミラーなのに旧カラー?と思われたでしょう。これがBINOセットとしては最後の旧カラーの在庫で、タイムリーにご希望に対応できました。セットとしては、もう残っていないので、悪しからず・・。^^;)



Customizing of the minimum IPD / 最小目幅限外加工

The minimum IPD customize down to 57mm (standard=60mm) is relatively easy, by trimming the filter flange and eyepiece adapter. But, to customize it below 57mm is quite another.  This is the example of the minimum IPD of 55mm.

最小目幅57mm程度までは、フィルターフランジとアイピースADをトリミングするだけで対応できますが、それ以下となると、ちょっと大変です。 ハウジング自体をトリミングしないといけません。(端面のネジ位置も問題になりますが、常にその事態を想定して左右のハウジングのネジ穴位置を配慮しています。)

 

Now, minimum 55mm IPD is achieved.
最小目幅55mmが達成できました。
当然ながら、アイピースの最大外径も<55mmでないといけません。
(お子様もすぐに成長されますし、57mm以下のカスタマイズは奨励しません。皆さんがこぞって希望されると、ちょと大変なことになるので。^^;)

まあ、どうしてもということであれば、偏心手法を用いてここまでやったこともありますがね。^^;

 

フィルターフランジのリムとアイピースADもトリミングが必要になります。

 

仕上がったところ。
(実は、一度標準で仕上げていたEMS-UXLでしたが、ご注文の初期段階でお聞きしていた、極小目幅対応のカスタマイズを思い出し、慌てて加工したところです。^^;)

限外の小目幅加工については、スライドマウントやEMSのヘリコイドのストロークの余裕の問題もありますが、通常、スライドにせよ、ヘリコイドにせよ、最小干渉点よりもストロークの余裕を持たせているのが普通であり、今回もBINOの基礎構造は全くいじらずに、最小目幅の55mmが実現しました。57mm(通常の最小限界)からすれば、片側わずか1mmずつですが、当人にとっては深刻な問題です。

ちょっと脱線して、一般的に目幅の話:

成人の目幅の大多数は、60mm<IPD<70mmに入ります。(標準目幅と言えます。)
60mm未満の方と78mm以上の方は、BINOをご注文される時と、当方での着手時の両方のタイミングでご一報いただけると助かります。
標準目幅の中でも62mm<IPD<64mmの方は幸せです。低倍であれば、ほとんど目幅を変えることなく、お友達等と交代でBINOが使えるからです。

また、BINO製作関係の仕事に就くなら、(絶対とは言わないまでも)この範囲の目幅であることのアドバンテージは甚大です。どんな場面でも、器具に頼らずに自分の眼(目幅)を原器にしてユーザーさんのBINOを診断(調整)できるからです。目幅<58mmとか、目幅>75mmとかの方は、この仕事には向きません。斜位がある方も同様です。(全国的なスターパーティー会場等で、重鎮と目されるBINOユーザーさんでも、上記に該当する方は調整技量的にハンディを負っておられることを何度も目撃しました。)

 



Processing of the annoying finder-base-ring / ファインダー台座リングの加工(125ED-BINO)

Finder base specialized for a certain maker is nothing but annoying for the users who are intending to customize it.
ファインダーベース等、互換性の配慮に欠ける仕様は、カスタマイズを策す者にとっては、迷惑この上ない物です。

 

The original flat base will be used for the bottom one, and another base screw is done at +/- 135-deg. angle from the bottom.
ボトムから(左- 右+)±135度の位置にも20mmピッチのM4ネジ穴を施工。

 

加工する人間としては、むしろただの無加工のリング状態のままの方が助かります。^^;
BORGは望遠鏡業界ではむしろ、User-Friendlyと互換性配慮については優等生の方ですが、私に言わせれば、まだまだ不十分です。製品開発中にご相談いただけば、常に最適な一般解をお示しできるのですがね。^^;



Angle parts for (APM)ZTA140-BINO / アングル部品の加工

Tiny pieces as it is, but it takes a crucial role for the binoscope making.
小さな部品ではありますが、大きな役割を果たします

There was no such an angle in the parts market, and I have to make it from an aluminum block.
好都合なアングル部品はないので、アルミ平角棒から削り出さないといけません。

125ED-BINOの方が急ぐのですが、仕事の段取り上で複数のタスクを回しています。
125EDの方はほぼ仕上がっており、ほとんど組み立てるだけです。(体が一つしかないので、ご容赦を。^^;)



LOGOs carved on the vertical arms of Highlander Mount / 垂直アームへのLOGO入れ(ハイランダー用軽量架台)

LOGOs are carved on the vertical arms of the Highlander Mount.

ハイランダー用軽量架台の垂直アームにロゴを掘りました。
純正マウントホルダーをお持ちの方(つまり純正センターマウントを所有している方)には、即納可能です。
簡易マウントホルダーの半製品は残り3台分です。)



20cmAPO-BINO by the German client / 20cmアポ-BINO

I am introducing 20cmAPO-BINO recently finished by my German client.
He is a long period of repeater of my EMS, and he had made many binoscopes
in the last 17 years. The EMS SET used this time is not a newest one but it was
one of his stock of EMS he got years ago.

ドイツのリピーターの方が最近組み立てられた20cmAPO-BINO です。
10年以上前に、ご自宅主砲の90cmカセ(据付)の鏡筒に25cmAPO-EMS-BINOを同架されたのが最初でしたが、その時は写真の公開を躊躇されたため、ここには掲載していませんでした。
今回は、匿名で概略のみの紹介を条件に掲載をご承諾いただきました。
先述の、90cmの主砲(ドブじゃない)のファインダー用?に25cmAPO-BINOを同架されただけでも衝撃的ですが、20cmAPO-BINOがサブ機ということも、垂涎を超えて仰天しますね。^^;

(今回は、EMSは新規でなく、複数確保しておられた古いEMSを活用されたものです。)



Follow up of the “Warning” / 6/8の警告のフォローアップ

Some warning might make the honest user too nervous, and might be ignored by the rough users. For that reason, I do suffer from confliction every time I post the comment of “Warning” to the EMS-BINO users.

And I hate that the most of the honest users be too nervous by the “Warnig” I posted recently.

On the whole, the flexible usage and costomising are the unique merit of EMS, and I do not intend to totally forbid you from applying EMS to your needs.

The only thing I would like you to promise me is to use EMS without customizing on making your first Binoscope.  If you should customize it, please wait at least for a couple of months until you learned the features of EMS by using for the certain period of time.

6/8の警告文のフォローアップです。^^;
まず、万人に共通の処方箋はあり得ません。 ある警告を発しますと、もともとまじめにEMSを取り扱っている方は、過剰に神経質になってしまう傾向がありますし、もともとズボラな方は、少々の警告をしても、スルーされるのが目に見えています。
以前に、「当方まで足を運ばれる方は、もともと勉強熱心で、無理に来なくても問題のない方が多く、逆に当方に来ない判断を下される方こそ、来なくてはいけない方です。」というようなことを申し上げたことがありましたが、まさしく、
そうした矛盾があるわけです。
ですから、ここで警告を発する際には、いつもこうしたジレンマを感じています。

前言を覆すようですが、EMSの光軸はそう簡単に狂うものではありません。ですから、過剰に神経質にならないでください。 ただ、BINOを初めて自作される際には、届いたEMSをいきなり分解したりしないで、まずはそのままの状態ででBINOに組み立ててください。 そして、届いたEMSが機能的に問題ないことをしっかりと理解され、さらに一定期間のご使用によって、その特性も理解された後に、どうしてもカスタマイズしたいことが生じたら、自己責任で煮るなり、焼くなりしてくださいということです。

随分昔に、BINOの代理店契約を解除させていただいた例があり、ネット上では勝手な憶測が飛び交っていましたが、その最大の理由は、代理店さんが、当方がお送りしたBINOをいきなり全分解され、スペーサーの個性の認識もなく組み立てられて、光軸の再現不能に陥られたからでした。その代理店さん曰く「取り扱う以上は、その製品を十分に理解する必要があるので、常に分解して組み立てて見る必要があると思っている・・」とのことでした。「それには、事前の十分な学習(理論的なことも含めて)と理解が前提になりますよ・・・」と返しましたら、「私は”勉強”が嫌いです。いじっていれば感覚的に理解できると思っている・・・」というような返事が返ったのを記憶しています。
業者さんや古参マニアの多くが精度、精度と連呼されることへの反発から、私はよく「精度なんて、どうでも良い。」というような言い方をしますが、それは、「御社の天体望遠鏡は何倍ですか?」と耳にタコが出来るほど聞いてくる門外漢の方に、「倍率なんてどうでも良い!」と返しているのと同義なのです。^^; 精度も、倍率も否定しているわけではありません。

EMSは個々のマニアが自由に応用、カスタマイズできるところが魅力なのであって、最初からがんじがらめの制約を課してしまっては、その楽しさが半減してしまいます。 ですから、本当は制約的なことは書きたくないのです。
・・と、いろいろと申しましたが、ご自分がどのタイプに属するのかをお考えの上、当方の”警告”をお読みいただけましたら幸いです。
文字面ばかりにこだわるのではなく、表現の裏にある真意を汲んでいただけますと幸いです。



Another vertical unit assembled (Center Mount) / 垂直回転ユニット組立

The vertical axis unit is assembled. This unit will connected on the horizontal unit via the bracket.
垂直回転ユニットを組み立てたところ。ブラケットを介して、これを水平回転ユニットに接続します。

 

You can see the 10mm downward shift of the chucking center,
which is the secret of the Center Mount of the perfect balance through the full stroke.
この方向から見ると、アリミゾの把握センターを回転軸より10mm下げていることがよく分かると思います。
これが、中軸式架台の水平から天頂までの完全バランスの達成に大きく寄与するわけです。

(フルストロークでの完全バランスを最初から放棄している架台(もしくは望遠鏡も含めたシステム)構成がほとんどで、そうした発想ですと、中低倍率でも微動装置や駆動装置が欲しくなるわけです。)



Warning to the self disassembly of EMS / 不用意な分解に警告(EMS)

Here came an emergency case of gone wrong EMS-UL set by the wrong disassembly by the client.
Photo above is the left unit. Now let me check how wrong it is.

ユーザーさんによる不用意な分解によって光軸がおかしくなってしまったEMS-ULの急患です。
まずは左のEMSからチェック。

It is the result of the screen test.
まずはスクリーンにレーザービームを投影すると、この通り。

 

The error will go more than double by reflecting the beam to the laser.
ミラーでビームを折り返すとご覧の通り。もう少しで窓枠から漏れます。
(同心楕円パターンは当方でカスタマイズして、中心穴もずっと小さくしたものを貼り替えています。
市販されている状態のままでは使い物にならない。(コリメーター))

 

Now, it is the turn of the right unit to be checked.
いよいよ右のEMSをチェックする順番。
(一応X-Yノブを原点方向に戻しておいてからチェック)

 

Screen test, at first. The beam shifts to the unhappy direction with the left unit.
右のEMSのスクリーンテスト、左のEMSに対して、不幸な方向にずれています。
これが同方向だったら、問題に気付かなかったことを考えると、むしろ幸せだったかも?^^;

 

The returned beam could not be seen in the window and I had to turn either of the X-Y knob a bit for the photo taken.
実は、折り返したビームは窓枠から外れて観察できなかったため、X-Yノブのどちらかを少し回して撮影しました。

In conclusion, you must be careful in disassembling and reassemble of the EMS unless you have both the ability and the collimation tool of well tuned. Even just replacing the joint tube can be a harm.

要するに、光軸チェックのツールと技量(これは物差しであるコリメーターを正しく調整できる技量も含む)の両方がない限り、不用意な分解、カスタマイズは要注意ということです。
少なくとも、EMSのみを求められてBINOを製作する方は、まずは届いたEMSを分解したり改造したりせずにBINOに組み立てください。
そして、一定期間お使いになった後に、自信が付いてから、自己責任で思う存分改造等されたらいかがでしょう。

(こうした問題は、初心者を標榜する方には起こり得ないことです。古参マニアの方や、業者さん等がよく陥る失敗です。まじめな方が神経質になるといけないので、警鐘を鳴らすのはしばらく控えておりましたが、久しぶりの大警告です。^^;)



Eye-Focusers nearly out of stock / アイフォーカサー在庫僅少

Eye-focusers are running  out of stock.
(Only 2-sets are left.: 60,000YEN per a pair)

stroke=20mm
height(retracted)=68.5mm
diameter=59mm
weight=234 g
price=60,000yen (R&L pair)
(recommended weight of the eye-piece  =  under 500 g )

(The next lot will not be expected.)

アイフォーカサーの在庫が、あと残り2セットとなっています。
次期ロット製作の予定は当面ありませんので、必要な方はお急ぎください。
● ストローク=20mm
● 縮高=68.5mm
● 実効外径=59mm
● 重量=234 g
● 推奨アイピース重量<500g前後。
● 価格=¥60,000(税別: 左右セット価格)

このアイフォーカサーは、下請けさんが自発的に開発された物ですが、最初の発表後も各所の改良を重ね、外付けヘリコイドとしては力学的なハンディを最大限に克服しています。
BINOマニアであればお察しと思いますが、2インチアイピースが挿入できる直進ヘリコイドは、原理構造上、外径が(一般的な)目幅より大きくなってしまいます。外付けヘリコイドの発想は、目幅の問題を解決しながら直進ヘリコイド機能を実現するためのトレードオフでした。
ただ、昨今の高級鏡筒には、理想的なメインフォーカサーを装備している物が増え、アイフォーカサー自体の要望が減ったため、同製品の継続的な取扱いには慎重になっています。

(このアイフォーカサーは、構造上、超重量級のアイピースには向きません。特に、鏡筒を水平に向けた状態で操作しますと、重力の影響により、下に縮退させる時はノブの操作が軽く、上に延ばす時は重くなります。これは構造上やむを得ないことですが、容赦の無い方もおられますので、最近は軽量なアイピース用限定でお勧めしています。)



Finished parts to be anodized (Center Mount) / いよいよアルマイト工程へ(中軸架台のパーツ)

The center mount parts are ready to be anodized. Other parts that were farmed out will possibly meet each other in this month to be assembled to the Center Mounts.

このパーツのアルマイト仕上げと、すでに外注している他のパーツが遅くとも今月中に合流して、中軸架台のパーツが全て整うはずです。
(6/5追記:外注先より、外注パーツは今月中頃には仕上がるとのことです。)



5 pillars completed / 延長筒、5本完成

5 pillars are completed.

延長筒5本が完成しました。ほぼ素材パイプのままとは言え、端面仕上げからタップ切り等々、結構な手間がかかるものです。このくらいの長さ(240mm)くらいになると、家庭用のミニボール盤では端面の穴加工が困難でしょう。(100kg前後総重量の中型ボール盤が必要になります。)



End flanges of the Pillar in the making / 延長筒の末端フランジ

End flanges of the pillars are in the making.

延長筒の末端フランジです。
これから施工するセンターネジ(三脚に固定する雌ねじ)はM10が標準ですが、事前に指示いただけば、3/8インチネジ等、他のネジ切りも可能です。