Reverse view of the Mechanism 主要構造裏側

The smoothness of the mehcanism was doubly assured by testing the assembled result.

 主要メカを仮組み立てし、設計の意図が十分に満たされていることを確認しました。(写真は主要メカを裏側から見たところ)

 単軸でのパーツテストで円滑に動いても、2軸で同じ円滑さを維持するのは技術的なハードルが桁違いに高いのです。 軸受け自体の精度はもちろんのこと、2枚のシャフトホルダーの平行度やシャフトの貫通穴の位置精度が極めて重要です。

 シャフトホルダープレートはベースプレートに設けた浅いキー溝に勘合させることで、自動的に平行がキープされるようにしています。 写真では、送り用のネジ等はまだセットしていません。



The core of the Mechanism of the New Sliding Mount, SUCCESSFUL! 新スライドメカ、成功!

Polyacetal makes more excellent bearings rather than metal on some conditions.It requires no grease and is stunningly smoth in friction. In some cases, it even offers more rigid and durable structure than a metal ball baring. Most of all, I found that it is very suitable for the clamping mechanism.

Look at the parts lying in the center of the photo.The slit clamp makes not only the perfect non-backlashed thread stroke, but also offers the stunningly strong clamp. I surely believe that this fundamental machanism will expand in application in the new sliding mechanism.

 今更ながら、ポリアセタール(ジュラコン)の軸受けの高いポテンシャルにおののいています。 長年金属のみに拘って来たことを後悔しています。 使用条件によっては金属よりも耐久性があることは知られていましたが、まさに高速運動を必要としない望遠鏡のメカにはもって来いのようです。

 摺動時の滑性が並外れて良く、加工性も抜群です。 滑性の良さと矛盾するようですが、締めるとがっしりとクランプします。 写真中央のスリ割りナットクランプは、極めて強力にネジをチャッキングしますが、駆動送り時の理想的なネジの噛み合いが調整できることの意義も極めて大です。つまり、ノーバックラッシュの調整が極めて簡単なのです。

 完全なクランピング機構が難しいのは、機構作動時に歓迎しない偶力が発生することが多いからです。 たとえば、伝統的なラックピニオンの外筒天部のドローチューブクランプが好例です。 粗悪な物では、クランプを締めるとドローチューブが張り子の虎の首のようにお辞儀をする物もありました。 先述のクランプと2本の摺動シャフトを、偶力が発生しないように配置すると、強力なクランプ機構付きの理想的なスライド機構が実現するわけです。 少なくとも、これで、クランプ時にはBINO全体がほぼ完全剛体になるわけです。



FS60-BINO

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EMS Binoscope by Takahashi FS60 telescope

This little binoscope is light in weight and small in size which makes it very transportable and usefull for quick observations. The basis is a set of FS60-CB telescopes with 2″ attachment. They were converted with a CSV tube to obtain 22 mm more backfocus. A set of 2″ EMS-UL was used to allow maximum field with minimum backfocus. Together with the new special EWV-adaptor, instead of the eyepiece barrel, backfocus is reduced another 18 mm. The EWV-32 mm eyepiece can now be used to obtain a magnificent 7.7 degree field at 11x power.

To have IPD adjustment the FS60 telesopes are mounted on double Lineair Translation Stage and Track from Edmund Scientific which fits very convenient to the mounting plate of a standard Vixen Forkmount. With the EMS 1-1/4″ adaptor Pentax SMC eyepieces are Parfocal with the EWV-32mm eyepiece. When a 3.5 mm Pentax SMC eyepiece is used with the FS60-EMS binoscope it shows crisp binoviews of Jupiter and the Moon at a stunning 101x power.

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Addition:

Since the CSV tube is not available anymore I guess it should be possible to obain enough backfocus for the EMV 32 mm eyepiece with a shorter version of the EWV-adaptor.

Alexander van Lemel
Rijssen, Netherlands
September 28, 2010

Comment by Matsumoto;

Mr. Alexnander van Lemel has made his second binoscope, FS60-BINO, successfully after making his first one of TSA102-BINO

I would like to give him a biggest applause on his feat of building two binoscopes using my EMS, conquring the limitted information, and especially the language barrier. The only communicative language tool was English which was foreign language for each other.

I am also very appreciative of his generousity for allowing his full name and the link of his e-mail address appearing on his article. That will greatly help foreign guys especially in Netherlands who have the aspiration to build binoscopes someday.

 オランダの Lemel 氏のTSA102-BINO(未発表)に続く第二作の、FS60-BINOです。 都合により、短筒仕様の鏡筒の入手を諦め、通常鏡筒を工夫して合焦の問題をクリヤーしています。  少し前にBINO製作情報速報にて、EWV32㎜のマイナスプロファイル化をご紹介したのは、この方の 注文でした。この改造EWV32㎜はEMSの短いタイプの31.7AD(EMS-S,M) 用のアダプター;高さ44㎜)と同焦点になっていますので、EMSフルシステムでの光路長は、EMS-S等に対して、わずか14㎜の追加で済んでいます。    



Plates for the sliding mount of BLANCA130EDT-BINOBLANCA130EDT-BINOの平行移動台座の材料

Alunimum plates for the New sliding mount for the 130EDT-BINO.

 今度の130EDT-BINOは、鏡筒スライド方式となります。片方の鏡筒(左)を平行移動させて目幅を調整する、という点では従来と同じですが、より高剛性と、よりシンプルな構造を目指しています。 新型を開発する際には基礎図面も描きますが、大抵は製作現場で修正しながらの作業になります。

 今回は、初めて完全なクランピング機構に挑戦するもので、成功しましたら、13㎝クラスまでの定番となる予定です。 鏡筒は1本ずつ平置きのアリガタで着脱出来る常識的な構造で、これだと暗がりでも安心です。 ただ、単純にベースプレート→アリミゾプレート→アリガタプレート→鏡筒バンド、と、積み上げてしまうと、非現実的に重心が高くなるので、そこは一工夫も二工夫もしました。今の段階では、成功の確信はありません。 どたんばで鏡筒固定(IPDクレイフォード)方式になることもあり得ます。

(プレートが黄色く見えるのは、養生テープの色です。一番長いプレートがベースプレート、初期型のSCHWARZ150S-BINO用より少し幅が広くなります。)



TMB152-BINO in the planning; and BLANCA130EDT-BINO in the makingTMB152-BINO、BLANCA130EDT-BINOも並行して進めています

 両モデル共、全く新規な設計となりますので、慎重に進めて来ました。どちらも、今までに蓄積したノウハウを結集した物になります。

 長くお待たせして、本当に申し訳なく思っております。 近日中に詳しい進捗状況をお示し出来ると思いますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

(緊急triageとして、作業性を優先しますので、必ずしも受注順の納品とならない場合もございます。 なにとぞご理解くださいませ。)



Latest model of the 15cmF5-BINO completed!! / 15cmF5-BINO最新型完成!!

The latest model of the 15cmF5-BINO is completed.The renovated are the following three points.

1: 3.5-inch class minus-profiled originally made Crayford Focuser:2: The larger EMS housing that had been used only on more expensive binoscopes:3: The New IPD Crayford recently developed for higher lanked binoscopes:

15cmF5-BINOの最新型が、かなりの陣痛を伴ってやっと完成しました。直前モデル(これも新型でしたが)に対して、仕様が向上した部分は以下の通りです。

1:2.5インチクラス(ドローチューブ内径65mm)のメインフォーカサー → 3.5インチクラス(同内径90mm)のメインフォーカサー2:第一ミラーハウジングを大型に変更(付随して第一ミラー面積拡張)3:目幅クレイフォードを最新型に変更(精度アップと剛性アップ+内径拡大* 価格は値下げした直前モデルの価格を当面継続

上記の(1)の意義は、大型ハウジングの使用の他、マイナス・プロファイル構造によってバックフォーカスを大幅に稼ぐということがあります。 これにより、フォーカサーを大幅に大型化したにもかかわらず、直前モデルに対し、約20mmの追加バックフォーカスを得ました。 これにより、フィルター着脱用のスリーブ等の将来的なOPTION等にも余裕で対応できることになりました。



Innovative low profiling of the Eyepiece ConnectionEWV-32mmのマイナス-プロファイル化

Do you give up when you find some shortfall of the back-focus of your scope in making a focus with an eyepiece on the EMS?

Here is an excellent solution to save another 15mm or longer back-focus for making a perfect focusing with the EMS. The point is to think flexibly and throw out your stereotype of inserting the eyepiece into the sleeve. Just watch the two images above. You can cap the customized eyepiece on the eye side filter flange of the EMS. The height of the sleeves attached to the eyepiece can be tailored as you wish.

 バックフォーカスがもう少し足らなくて合焦しないことがあります。 ただ、ここで諦めるのは早いのです。アイピースの2インチバレル先端まで構成レンズが詰まっている場合は不可ですが、バレル内が空であれば、上の写真の方法により、バックフォーカスを相当量稼ぐことが出来ます。 「アイピースは常にオスで、望遠鏡側のメスのスリーブに挿入する物。」という固定観念に捕らわれていますと、この発想は出て来ません。

 EMSの眼側の端子は2インチ径のフィルター用フランジの構造ですので、あらゆる応用が可能となるわけです。(オランダのclientの方からのご依頼でした。柔軟な思考が出来る方はどの国にもおられますね。^^)(写真でお分かりのように、オリジナルのバレルはいつでも原状に戻せます。)



The new focuser of the 15cmF5-BINO 新型フォーカシング機構(実験成功-2)

The Minus profiled 3.5-inch Crayford focuser is now born. The next comparison is the prototype of the former 2.5-inch type focuser.Note the great difference of the size of 90mm and 65mm. The right photo is taken from inside without daw-tube.

横の比較物は従来の2.5インチ(内径65mm)のクレイフォード・フォーカサーの試作品です。 90mmが数字を越えていかに大きいか、ご説明不要ですね。

 右の写真はフランジにセットした機構部を内側から見たところ。 昨日発表しましたクレイフォードの独立メカは、すでにIPDクレイフォード等で経験、実証済みでしたので、むしろフランジへの固定の精度と強度が問題でした。

 心配していた事柄は全て杞憂と判明し、この計画の大成功を確認いたしました。 以上、「大型フォーカサーに変更しながら逆に光路長を残す。」というマジックの種明かしでした。(右の写真、皿ビスで代用していますが、極低頭ボルトと交換します。)



The core part of the new focuser of the 15cmF5-BINO 新型フォーカシング機構(実験成功) 

The experiment of the core part of the new focuser was quite successfull.

So, I will show you the gimmick. The 90mm(inside diameter) draw tube will slide directly in the flange.Where is the focusing mechanism? The compact aluminum block has almost all of the mechanical functions of the focuser. The block will be attached to the flange chipped off the shaded part. Of course, the dovetail slider will be attached to the draw tube.

 新型フォーカサーの基礎パーツの実験に成功しました。

このコンパクトなアルミブロック(中央の写真)にクレイフォード・フォーカサーの主要部分の機能が備わっています。 後はこのブロックをフランジに正しくアライメントするのが次のハードルです。フランジは黄色い斜線部分を切除しないといけません。 アリガタ状のガイドレールは、当然ながら90φ(内径)ドローチューブ(クレイフォード内筒)の底部に固定します。 アルミブロックのアール部分はフランジの中に入り(外から見えない)、四角い部分はフランジ下部に露出します。

 フランジにクレイフォード外筒を兼ねさせることで、フォーカサーのマイナスプロファイルを実現します。