Focus compensator / 同焦点リングの提案

 少なくとも、天体(無限遠の対象)の眼視観測を考えるとき、大掛かりなフォーカサーの準備は必須でないこと、以前から申し上げて来ました。
 もちろん、すでにそれが装備されているのであれば、それを否定するのではありません。これから、BINOを製作するに当たって、パーツ類のプランでの優先順位の決定に考慮すべき問題だということです。
 大型(3”以上)の信頼が置けるフォーカサーは、10万円超えも珍しくありません。BINOを作るとすると、それが2個要りますから、総予算に占める割合もかなりなものになります。
 そこで、”Stop to think of it……”となるわけです。
  数百グラム以下のアイピース1個を移動するために、大掛かりなフォーカサーの投資は合理的なことなのか?ということです。
  

FC76DC-BINO almost completed ! / ほぼ完成!

 このフィルターディスケットが今回のFC76-BINOの最大の売りです。
今回、初めて、この位置にセットしてみました。
 通常であれば、フィルターディスケットは接眼部の2”スリーブの根元辺りにセットするのですが、今回は、その位置には合焦用のヘリコイドが来るため、スリーブ全長が長くなり過ぎることを懸念したためです。