Five sets of the parts completed (Center Mount) / アルマイト部品の完成(中軸式架台ほぼ5台分)

All the parts to be anodized are completed.

 アルマイトをしないパーツ(クランプノブ)を除く、全てのパーツ(ほぼ5セット分)が完成しました。世の中、正月休みに入ってしまったので、アルマイトは正月明けになります。(マツモトには盆も正月もありませんが。^^;) 延長ピラーはOPTIONで、不要の方もあると想定し、4本だけ確保しました。 250mm長を標準としていましたが、加工の都合から今ロットより240mmに変更しました。(写真で1本だけ長いのが旧タイプの250mmです。)

 長らくお待たせしまっていますが、今回の中軸式架台(5台)に相当する台数のBINOにつきましては、順次速やかに完成する予定ですので、よろしくお願いいたします。(9月1日の納品予定表をご確認くださいませ。 今回漏れた方は、大変申し訳ありませんが、次の5台の中軸式架台のロットで着手させていただきますので、今しばらくお待ちくださいませ。 先日、新規BINOの受注を大幅に制限いたしましたので、今後はさほど長くお待たせすることはないと思っております。)



How the thrust bearing is installed in the horizontal axis (Center Mount) / スラストベアリングの内蔵方法(中軸式架台)

 前回の組み立て時にもご説明していますが、あまり見ていただいている手応えがない(ご質問も激励もない^^;)ので、改めて、より詳しくご説明します。スラストベアリングの外径=70mmで、内径=50mmです。 一方、水平回転軸径=60mm(≒ドラム内径)ですが、これをどうやって納めましょう?(左端の写真)水平回転軸基部を分離式にしたわけです。基部がテーパフランジ構造になっている(写真では死角)のは、延長ピラーと接続するためです。(基部分離の考え方は、そのまま延長ピラーにも適用しています。延長ピラーの基部は、依頼者の方の三脚トップの仕様に合わせてカスタマイズします。また、水平回転軸の基部は、3/8インチ(大型カメラ三脚仕様)で統一することにしました。なぜなら、望遠鏡三脚と中軸式架台は直接接続することはなく、ほぼ必ず延長ピラーを介すため、延長ピラーと望遠鏡三脚との接続だけ考えれば良いからです。

(長くお待たせしていて申し訳なく思っておりますが、このコーナーを常に見てくださっている方々は、なぜ時間がかかっているかをご理解くださっていると信じています。依頼者の方と常にコミュニケーションが取れていますと、ご希望のOPTION等も製品に反映できることがあります。 一方、ずっと音信不通の方が、いきなり唐突に(納期の遅れを理由に)当方の人間性まで否定するようなメールをくださると、BINO作りはもう止めようという決意が固まります。)



Inclined threads for the dovetail clamp (Center Mount) / 傾斜クランプの意義(中軸式架台)

The clamp threads are inclined by 15-deg. to push the 75dig-dovetail perpendicularly to it.A single clamp at the center is enogh for the most OTAs of under 13cm or light 15cm refractors. The rest of the two threads are for the option for those who use exceptionally heavy OTA.

 125SDや軽量な15cmF5鏡筒であれば、センターのクランプ1本で十分ですが、より重量級の鏡筒を使用する方のために、両サイドに予備のネジ穴を施工しておきました(クランプネジはoption)。クランプはセンター1本、もしくは、両サイドに2本の使用となりますが、そのためのネジ穴施工は3倍(3箇所^^;)になりました。 1本のクランプで十分に効くように、わざわざ面倒なテーパ施工をしているのですが、架台が完成後に傾斜ネジ穴の追加施工をするのは極めて面倒なため、全面的に3箇所にネジを切ることになりました。(こうしたことは、時々あり、仕方ありません。)



Horizontal AXES in the making(Center Mount) / 製作中の水平回転軸(中軸式架台)

Three holes are on the bottom side. The step of the pillar is for the thrust bearing to be installed.

 3つ穴の面が底面。 段差はスラストベアリングの収納のため。 写真では見え難いですが、円柱面の一部のテーパ加工は抜け止め兼、フリクション調整用のテーパ溝です。 天面の穴はエンコーダ軸用です。 エンコーダ軸は当然ながら、水平回転軸の一箇所の横にセットビスを施工しますが、水平回転ドラムが被さるので、普通なら組み立て後にセットビスにアクセスできません。 このコーナーを継続的に見てくだされば、解答は明らかになりますが、ドラムにも一箇所、空気穴を兼ねた穴を開けておき、その穴からアクセスできるようにします。(この構造を理解せずに分解を試みてエンコーダを破損された方がおられます。)



Horizontal AXIS BASE in the making(Center Mount) / 製作中の水平回転軸ボトム部品(中軸式架台)

The horizontal axis will have separate bottom for the various thread choosable.

 水平回転軸とこのベース部を分離式にして、中心ネジの規格(普通は3/8インチもしくはM10ネジ)が選べるようにしました。延長ピラーもほぼ同じフランジで対応します。(画像の10個のフランジの内、5個は延長ピラーのボトム用。 延長ピラーの上端(天部)は、厚肉パイプの末端開放のままで、そこにテーパ段差加工した水平回転軸のボトムパーツが嵌入する。)



Brackets of the Vertical Unit (Center Mount) / 垂直回転軸のブラケット(中軸式架台)

 中軸式架台は5台のロットで製作中なので、ブラケットは5本しか要らなかったのですが、間違って10本注文してしまったため、ついでに10本共加工中です。(いずれは加工しないといけないので)垂直回転軸を水平回転軸ユニットに重心をずらして固定するためのブラケットです。



How to adjust the IPD (AL107-BINO ) / 眼幅の調整方法(AL107-BINO)

There is a knack to slide the right OTA to your IPD. Just do as the photos show you. Even a subtle adjustment can be done easily.

 フリースライド&クランプ方式の眼幅調整ですが、写真のようにしていただくと、微妙な調整も可能です。(調整時にはクランプを緩めておくのをお忘れなく。) その他、各所の使い方の勘所は、直接当方でご指導したいのですが、宅配で受け取られる場合は、当コーナーを事前にご精読いただきますよう、お願いいたします。



80EDT-BINO(自作)

kg1

kg2

kg3

kg4

 お世話いただきました「8cmBino」、いよいよ稼働を開始しましたので 報告致します。 鏡筒の軸調整を追い込み、どのアイピースでも X-Yノブ調整が±15度以内に収まるようになりました。 20、48、69倍(視野3.4~1.2度)、80倍以上はパワーメイト2.5Xまたはナグラーズーム。

 網状星雲(東・西)の全景はギリギリですが、北米星雲、バラ星雲はスッポリ視野に収まって、 フィルター越しながら 星空の名所を生で遊覧できました。
 M31付近の全景や、広い宇宙空間にM81と82、フクロウ星雲とM108が並んで浮かぶ光景を堪能し、 広視界で よく見える(かつ手軽な)望遠鏡を求めていた小生にとって、手にし得る最良のBinoだと思います!(^^)!。 「軽量(7.0kg)で高性能」は、御社製のEMSとマウントに拠るものと存じおり、厚く御礼申し上げます。

 光害が激しい大宮では 手軽にベランダに持ち出し、高倍率で 惑星、二重星を十分に楽しめそうです。 (ナグラーズーム、パワーメイトのスリーブが防塵フィルターに当たるので、硬質ゴムリングで加減しています^^;)

     Mr.Kumagai in Saitama

管理者のコメント;

 Kumagai さんが、美しい写真と共に、ご自作の80EDT-BINOのファーストライトのご感想メールを くださいましたので、無理を言ってそのまま当コーナーに紹介させていただきました。メールリンクも承諾くださってありがとうございます。

 写真からも、理想的に組み立ててくださっていることが感じられますが、全アイピースでEMSのX-Yノブが±15度以内に納まっているとのことで 、基礎構造の剛性が十分であることはもちろん、低倍時での調整技量の高さの証と言えます。 この辺を逆に誤解している方が多いので、 この場を借りてご説明しますと、高倍率ではノブの回転量に対して像が非常に鋭敏に(大きく)動きますので、角度的には大きな違反行為には 至り難いのですが、低倍時には、使用者の技量が如実に表れます。(リミッター装備前は1回転させる方も珍しくありませんでした。)^^; 最低倍率で調整して、最高倍率にアイピースを交換してもノブを あまり回さないようになったら、調整は免許皆伝です。^^

 また、Oリングをスペーサーにして挿入長の制限をしておられるところ、お見事です。

 海外の方は今でもほぼ100%の方が、BINOはEMSのみを求められての自作です。 最近、国内では、BINOを自作される方が減って来たように 感じていましたので、今回のリポートは大変嬉しいものでした。 私もいつまでもBINO作りは続けられないので、近い内にEMSのみの供給に 限らせていただこうと思っています。 自作できなくても完成したBINOを使いこなせる方は多いですが、BINOを自作した方は必ず使いこなされます。 言い換えると、自作できない方には理想的な状態で使えない方が多いとも言えます。 自作をもっと奨励したいと思います。 (「天文マニアでボール盤を 持たないのは、一般家庭に包丁がないのと同じだ。」と私はいつか、暴言を吐きました。^^;)

 Kumagai さん、素敵なBINOのご完成、おめでとうございます。 続報を楽しみにしております。



AL107-BINO completed-2 / AL107-BINOが完成しました

 HF経緯台の耳軸クランプノブの小さい物を製作して交換し、鏡筒バンド(ヒンジ)との干渉が回避できました。ハンドルも完成しましたが、取り付けネジの長さが足りず、急遽発注しました。(ネジ屋ができそうなほど、あらゆるネジを在庫確保していますが、時にはこうしたことが起こります。ご理解くださいませ。)

同日追記:ネジがありましたので、ハンドルを取り付けました。 小眼幅時にハンドルロッドに右のフォーカサーのノブが干渉するハプニングがありましましたが、内側のノブはもともと不要なので撤去しました。 これで文字通り完成です。^^



AL107-BINO completedAL107-BINOがほぼ完成しました

 まずは一番左の画像から、トラブルの原因になりそうな箇所をご説明します。 水色の4本のボルトが緩むと画像のようになる可能性があります。 デフォルトは、隣の画像のように初期調整をしていただく必要があります。 不幸にしてトラブルが生じた場合のためにご説明しています。

 3枚目の写真は、新規に制作した70φアダプターのご説明です。純正の2インチアダプター末端までの総高=30mmだったのが、わずか8mmまで短縮し、22mmのバックフォーカスを追加確保しました。 これにより、鏡筒の切断短縮等を免れました。

 右端が、完成したBINO本体の写真です。 これよりハンドルを適正位置にセットします。 また、鏡筒バンドのヒンジがHFフォークのクランプノブに干渉することが分かったため、小さいノブと交換します。

 地上風景を見てみましたが、素晴らしいの一言です。 10cmクラスにしては、重厚な鏡筒で、単体着脱方式にして正解でした。(一体だと、運搬が結構おっくうになるはずです。)



Anodizing completed (AL107-BINO) / 明日完成の予定です。(AL107-BINO)

 アルマイトは完了していますが、ここ数日、親族や知人の葬儀が相次ぎ、抜けられない町内行事まであったために少し作業が停滞してしまいました。 明日には組み立てが完了する予定ですので、なにとぞ、よろしくお願いいたします。 また、今回のAL107-BINOの方は、当方で受け取れないとのことで、発送になりますが、今までの工程や、トップページの 必読事項がマニュアルですので、なにとぞ事前にご精読くださいますようお願いいたします。(明日以降に最終的な詳細のご説明をUPさせていただく予定です。)



Vertical baring rings(Center Mount) / 垂直回転軸受けリング(中軸式架台5台分)

 一見単純なパーツですが、回転軸兼アリミゾと合わせて、中軸式架台の要の部分を受け持ちますので、気が抜けません。ブラケット固定用のネジ穴や、スリットクランプ機構等、結構な工程があります。

 AL107-BINOはほぼ完成していますが、今、最終部品のアルマイトの仕上がり待ちです。(土日を挟むと、どうしても日数が余分にかかります。)



70mm barrel and adapter(AL107-BINO) / 70φバレルの採用(AL107-BINO)

The standard barrel of the larger housing is 90mm in diameter.The 90mm barrel is the optimized size for the larger housings.But there are cases that I have to save the back-focus to the limit.To secure another 10mm of the back-focus, I decided to make the special barrel of 70mm in diameter.

 大型ハウジングの標準バレル径は、何度もここでご紹介しましたように、外径約90mmφです。このサイズは、ハウジングの大きさと、大型フォーカサー(3.5インチ以上)のドローチューブ径から決定した最適解なわけですが、鏡筒側の都合で、どうしてもあと10mmほどバックフォーカスを捻出しないといけないような場合(しかも鏡筒側を加工したくない場合)は、バレルとフォーカサー末端のアダプターを工夫しないといけません。

 画像のようにバレル径を70φにしてドローチューブ内径に確実に挿入できるようにすることで、10mmほどバックフォーカスを節約することが出来ました。(鏡筒の短縮を回避できたということ。)

(物作りには、依頼者の方が到底理解できないような水面下の苦労が山ほどあるのですが、逐一お伝えできないのと、ここで公開しても、ほとんど読んでくださらないのが残念です。(過去の経緯からそのように感じています。)