The skew ray in the EMS/ EMS内の空間傾斜の光路

EMSの横シフト量と光路長の関係がよく分かるように可視化しました。
 空間のことについて、2次元で考えていても埒が明きません。
 X-Y-Z 座標で考えましょう。
 OはEMSの第1反射点で、座標軸の原点とします。
PはEMSの第2反射点です。
Pの座標は、( 1/√2, 1 ,1/√2 )となるので、
 OP= √ ( 1/2 + 1 + 1/2) = √2 になります。
 
 つまり、横シフト量を1単位増やすと、光路長は√2増えるということになります。
  逆に言うと、OPの実長の目幅方向への射影=OP/√2 ということです。

 ついでに、
OP→とX軸の実角度 θ を求めてみましょう。
OP→ (1/√2, 1 ,1/√2) と X軸方向の単位ベクトル ( 1, 0, 0 ) との
内積=(1/√2)・1 + 1・0 +(1/√2)・0 =1/√2
2つのベクトルの絶対値の積=√2
cos θ =(1/√2)/√2 = 1/2
  より、 θ =60° と分かります。