Optical Common sense Quiz-3/ 光学常識クイズ 第3段-算術の超基礎

 なぜ、皆さん無反応なのだろう?と、知人(私より高学歴)に目の前で行列の計算(システムマトリックス)を手ほどきして、実際に紙の上でやってもらった。すると、案の定、数学以前の算術の段階で曖昧なことが分かった。
 実は、この仕事を30年以上やって来て、おや?と思うことが多かった。
  √(ルート)とか、sin(サイン)、cos(コサイン)が出ただけで、アレルギー反応を示して思考停止してしまう方があまりにも多すぎる。 皆さん、私よりも受験の関門を多くくぐって来た方ばかりなのに。
 ハイテク機器を使いこなしている現代人の病巣は深いな、と痛感する。

 こりゃあ、本当に 1 + 1 から始める必要がある。

1 + 1 = 2 ----①

両辺から1を引くと、

1 + 1 -1 = 2-1

整理して、1 = 1

①の左辺について、+1を”右辺に移項すると符合が変わる”と約束すると、
より効率的に計算ができる。

1 = 2-1 = 1

2 – 3 = -1 —-②

これも、2 + (-3) = -1 と考え、
  -3を右辺に移項する。
    2 = -1 + 3 = 2
例題:
2 + x = -1
x = -1-2 = -3

* (-1) × (-1) = 1 になるのはなぜ??
1 + (-1) = 0
の両辺に(-1) を掛けてみる。
(-1)×1+(-1)×(-1) = 0
 -1 + (-1)×(-1) = 0

∴ (-1)×(-1) = 1

掛け算

2 × 3 = 6
2を3回足す、(2+2+2=6) から6になる。
0.25 × 0.25 = 0.0625
  掛けたのに、小さくなったぞ!!
   左辺を (25/100)×(25/100) と書き直したら、納得いただけるかな?
あるいは、1/4 × 1/4 =1/16 (1÷16 =0.0625)

(私は数学者じゃないので、厳密な証明になっているかどうかは分からないけど、
  一応、納得いただけたのではないでしょうか?)