This is the simplest sliding mount for a binoscope I have ever made.It will be the new standard of the binoscopes of relatively smaller scopes in tube diameter.Left photo is its minimum IPD, and the right one, the maximum.
A pair of OTAs will move symmetrically in the coupled manner.Yes, here is the innovative binoscopic mount that never causes the focus change nor the gravity point shift at the IPD adjustment, to be born !!
新型のスライドマウントがほぼ完成しました。 『BINOは、水平なベースプレート上に2本の鏡筒を(鏡筒バンド等を介して)並べた物』 という固定観念を払拭しました。
組み上がったBINOの外見に即してこの新型の機構をご説明しますと、2本の鏡筒がソリッドな(地図の)銀行マーク型のパーツで連結され、その連結部自体が伸縮する機構、ということになります。 BINOを真横から見ても、真上から見ても、BINO本来の機構部がほとんど見えない構造です。
リニア機構を用いた従来の目幅送り装置では、クランプ(固定)が曖昧でしたが、当機構は、アリガタ、アリミゾのスリ割クランプが基礎構造のため、目幅クランプ時にBINO全体が完全一体のソリッドな剛体になるのも顕著な特長です。
左右の鏡筒が連動してシンメトリックに開閉する(連動メカはこれより付加)ため、目幅調整時の重心移動も生じません。 目幅調整にピント移動も重心移動も起こさない、極めてシンプルで高剛性なBINO用マウントの誕生です。