Inlay processing is done on the dovetail to minimize the “D” (OTA span).
BINOの実現に必須ではないですが、アリガタに鏡筒バンドの底部がはまる印籠加工をすることで、鏡筒間隔を最小限にします。3mmずつの段差で、合計6mm鏡筒間隔を短縮できます。”たった3mm”ではありません。(EMSの)光路長だと、その√2倍(4.2mm)の節約になります。
(こうした段差加工は、あらゆる局面で効果を発揮します。この程度の加工は、本格的なフライス盤がなくても、ボール盤にXYテーブルをセットしても可能なので、自作マニアにはどんどんやって欲しいと思います。)
実測で、写真の該当部の寸法=63mmでした。
これに何を加えたら”D”(鏡筒間隔)が算出できるか? BINOを検討している人なら、反射的に答えて欲しいものです。 答は、鏡筒径です。APM140の鏡筒径=156mmとのことなので、D=219mmです。
今まで、海外の方には、EMSしか供給しないことにしていましたが、ドイツから速やかに鏡筒バンドとフォーカサーのエンドリングを送って来られる等、熱心さが伝わりましたので、例外的にBINO製作のお手伝いをさせていただくことにしました。
中軸架台は、先客さんの予約分を借用したものなので、これからまとめて数台作らないといけません。