EMS-UMA for the US in the making

Here is the crucial hint of the correct setting angle of the components of the EMS. The even opening window will be seen at the right connection angle of the components, which is the same as your eye seen through the opened book shape arrangement of the two-mirrors.
 ここでEMSの構成ユニットの接続アングルに関する、重大なヒントをご紹介します。写真のように、入射口が食い違いなく見える位置が正しい接続位置です。
 これは、2枚の矩形ミラーを直角に保持した物を覗いた時の、あなたの目の見え方と同じ原理です。直角からの逸脱によって、目がだぶってダルマ状に見えたり、逆に交差して瞳が猫目状に見えたりするのと似ています。
 以上は、光軸とは無関係で、現象的には像(視野)の回転に影響するものです。単体用では、像が1度くらい倒れていても、何らの障害にはなりませんけどね。逆に言うと、像の回転調整が光軸とは独立的に行えるというのが、正立光学系としてのEMSの非常に優れた特長と言えます。
 EMSは、このように、原理がシンプルなだけでなく、調整に於いても、非常に好都合な要素が多いシステムなのです。この点、専門家になるほど誤解されているように感じています。裏を返せば、従来の正立光学系の調整が非常に複雑であったということでしょうね。