EMS-UL SET for France completed !

Trimming of the 2″ sleeves will follow.

 今さらながら、ですが、最近相次いで急患で戻ったEMSのユーザーさん、10年も使いながら、EMSのXYノブの原点方向も、第1ミラー、第2ミラーの順序も全く分かっておられず、ショックを受けたので、再度ご説明します。画像の通りです。
 どんな使い方をされても、ユーザーさんの勝手と言えば、その通りではありますが、やはり、製作者としては、ちゃんと使っていただきたいもの。数年後に急患で里帰りするEMSは、ほぼ例外なく外装は酷く傷付き、ポリキャップは離散し(非純正のキャップを付けて来る方はまだ良いのですが・・)、キャップなしで送って来られる方がほとんど。 最近送って来られた方は、どういう訳か、左右の防塵フィルター共、フィルター枠が衝撃で大きく凹んでいました。どう使ったら、ああなるのだろう??
 そういうのを見ると、「お作りしなければ良かった!」と思うし、「そろそろEMS作りを辞めたいな!」と、強く思います。
 また、XYノブにリミッターや原点復帰用の矢印をセットした経緯も、何度となく当サイトで公開して来ましたが、急患で飛び込む方のほとんどは、まったく理解しておられませんでした。
 XYノブは、BINOの初期組み立て時に好都合な調整機構では、絶対にありませんから!
BINOの初期組み立て時は、XYノブは原点を維持するのが正解で、初期組み立て調整が完了するまで、絶対に触ってはいけません。そこで安易にノブを回す方がいかに多いことか!
 新規製作のBINOは、XYノブを原点にしたままで、左右鏡筒の微妙なチルトで完璧な光軸にしないといけません。XYノブは、BINO完成後に、アイピースの交換によって生じる、わずかな光軸ズレを補完するためのものです。