Eye-Focuser on FUJINON15cm-EMS-BINO / アイフォーカサー、FIJINON-EMS-BINOでもベストマッチ!





BINO用アイフォカサーをフジノン15cmEMS-BINOに装着した使用感をお知らせします。

(合焦アイピースについて)

まず、所有しているアイピースの合焦を確認してみました。
常用しているマスヤマ32mm、ナグラータイプ4の22mm、17mm、12mmの4組ですが、ナグラータイプ4の22mmだけあと僅かですが合焦しませんでした。あとの3組は余裕で合焦しました。ナグラータイプ4の22mmだけのためにスリーブカットしてバンドクランプを諦めるのは避けたいと思いました。
というのは、アメリカンサイズのペンタックスXW20mmの使用で合焦し、非常にシャープな映像を見せてくれるので満足しています。
ナグラータイプ4の22mmを使いたいときは通常付属のEMSスリーブで同焦点リングをかませて観望することにしたいと思います。

その他、所有アイピースで合焦したものは下記です。

・モーフィア17.5、12.5
・ペンタックスXL28、40
・ニコンNAV-SW10

(使用感について)

まず最初に感じたことは軽量で頑丈な造りに感心しました。
軽量アイピース用とありましたが、ナグラータイプ4シリーズの重量級アイピースも難なく使用できました。
外付け直進ヘリコイドフォーカサーのガタは皆無です。

そして一番強く感じたことですが、アイピースを覗きながらピントを合わせる作業が目のすぐそばのヘリコイド回転でできるということです。
今までの双眼望遠鏡では鏡筒の合焦を手を伸ばして合わせていましたが、目の近くで行えるということは微調整感覚が一段と増した感覚がするのです。まるで減速装置を使っている感覚と申しましょうか。快適そのものです。

この度、この操作感覚をEMS改造に伴って触れることができたことを幸せに思います。

Mars by the 20cm-BINO,2020,10/6 / 20cm-BINOで最接近の火星を見てみた。

Seeing was awful and the cars running on the front road, rout-53, were always causing the vibrations. Despite of the title, this movie was taken by only the right OTA of the 20cm-BINO, and the impression by watching with both eyes is quite different.

 言い訳がましいですが、20cm-BINOの双眼視のイメージには到底及びません。BINOを使用しても、撮像は常に単眼ですから、双眼、眼視派としては、いつも悔しい思いをします。
 10/6は最接近で、接近中の台風のために以降の天候に期待できないことから、備忘録的に記録しておいたものです。シーイングも悪く、前の国道53号線を走る車の振動に常に悩まされながらの撮影でした。
 WIFIカメラにも問題があるようで、もともと彩度が乏しく、露出を増やす模様が飛んでしまい、暗くすると色があせてしまいます。眼視では、赤い火星がちゃんと見えていたんですけどね。

Tuning up of EMS-UXL for my 20cm-BINO /明日の生中継に備えて

明日の生中継では、20cm-BINOでDeepSkyの対象を見せるようなシチュエーションはないものの、これを機会にEMSのチューニングアップをしておくことにした。

 実は、フィルターターレットをセットしてから、20cm-BINOは一度も出動していなかった。ターレットが組み込めることに有頂天になり、実視テストもしないままになっていて、さらに、番号とフィルター名を記録し忘れて、記憶も曖昧だった。
 今日、改めて回してみると、あれ、#4がつかえて出て来ない。やばいと思って無理をせずに分解してみると、#4のフィルター枠だけが少し厚い。ミラーエッジと干渉していた。

そこで、通常厚(普通は5mm程度)の枠と交換。これで、問題なく回るようになりました。

 このターレット、よく出来ていて、コスパは最高なのですが、分解した時に見える、ターレット板の番号と、使用時に反対側の表示窓の番号が一致しない。多分、設計(施工)のミスだと思うが、ややこしい。^^;
分解時に見えるターレット板(裏面)の番号が反時計回りに振ってあり、表側の番号も反時計回りに振ってあるので、こうなる。表裏なので、逆にしないといけなかった。^^;
 ここで、ネビュラーフィルターを扱う業者さんに注文;
フィルター枠の厚み、薄くて困ることはないが、少しでも厚いと、いろいろと障害が出るので、考慮していただきたい。

Tuning up of the FUJINON-Hybrid-BINO

ハンドルベースにアリミゾが落ち込む溝を彫りました。
固定の精度と剛性アップの効果がありますが、今回はウェイト軸を少しでも鏡筒に接近させて、ウェイトがピラー基部に干渉するのを軽減させる狙いもあります。