芭蕉手前

 今日は、煎茶手前を習っている妻が先生より、大きな芭蕉の葉を頂いたので、”芭蕉手前”での冷たい煎茶をいただいた。
 冷水でお茶が出るのかな?と思いきや、一旦急須で出したお茶を、氷入りの別の急須に入れる、というからくり。白濁したお茶は甘く、さわやかだ。勿論奥深いし、のど越しが何より冷たいのが、この季節、とても良い。
 茶量、湯の温度、時間、氷の量等、いろいろな条件を満たして、おいしいお茶になる。
 煎茶と記したが、実は玉露だそうな。淹茶である。
 薄暗い部屋に緑の葉が涼しそう。

Waiting for the clouds to clear /晴れるのを待つも、断念^^;

 薄曇りながら、朝食前にはそれなりに晴れていたのですが、朝食を済ませ、店を開けて準備をしている内に、雲が厚くなってしまいました。
 しばらく追尾しながら待ったのですが、今朝の太陽観察は断念。
 晴れたら、いつもこのスタイルで観察しています。BINO本体~三脚まで一式、分解せずに、ひょいと持って、出動20秒!

The Sun of this morning(7/16) by MK105-BINO

10:07 AM JST

久しぶりの太陽です。
強風で、薄雲が流れていましたが、何とか、VIRTUOSO架台で追尾しながら撮影。(手持ちiPhone)

 VIRTUOSO架台(追尾モード)がやっと使いこなせそうになって来た。

 長らく駆動架台に触れていなかったけど、ギヤの特性をイメージしながら使う必要があることを思い出した。関連して、バランスはわざと完璧にしないで、少しずらして使うのが良かった。

 そのためか、SYNSCANでは、上下左右の微調整のボタンは、必ず上と右のボタンで終わらないと、導入完了ボタンが押せない設定になっていた。(当初はそれが分からずに、しばらくドツボにはまっていた。)

 さらに説明すると、例えば、当初の導入で太陽が視野中心から左下にずれていたとする。人情として、左ボタンと下ボタンを押して太陽を中心に持って来たいだろう。

 しかし、そうすると、完了ボタンがどうしても押せない。

 で、どうするか? 太陽を一旦、うんと右上に持って行ってから、右ボタンと上ボタンを慎重に押して、決して戻らずにほぼ中央で止める。深追いしない!

 SYNSCANアプリでは、デフォルトで太陽が導入できないようになっていることはすでにお話した通りですが、上級向け設定でそれを解除しても、導入は出来ても、ワンスターアライメントのリストには太陽は載りません。
 したがって、最初に電源投入する前に、BINOを水平にして出来るだけ完璧に北に向けてから始動する。幸い、当店から見て、NTTの電波塔がほぼ真南だったので、いつもこれが使える。

 それで導入すると、ソーラーファインダーでドンピシャ、40倍の視野でもほぼ視野内に入る。

”サマーフェスティバル遷喬 2023”の星空観望会(7/15)

会場写真だけでも撮っておくべきだった。(反省)
最近は、依頼された観望会には、このスタイルで出動。
(MK105-BINO on VIRTUOSO-MOUNTは、まだ使い慣れていないので、次回以降に出動。)

 15時頃、準備中の会場に行って、主催者と相談したところ、公民館(兼遷喬小校舎)前の路地を隔てた芝生のグラウンドで観望会をやりたいとのこと。長雨後の芝生上なので、急遽、残材から三脚の石突用のベースを旋盤で製作。

 18時から、私もバーベキューに初めて参加。奇しくも、かつての体操仲間だったK君とM君と合流。M君は高3の時に共に長崎国体に出場、K君はM君の弟。(3名とも遷喬小学校)
 校区の演歌歌手の高垣宏美さんの熱唱も終わって、ビンゴゲームが始まる頃(19時過ぎ)に、私はグラウンドに望遠鏡(APM120双眼鏡)のセッティングを開始。車の乗り入れ禁止なので、分割して一人で駐車場から運搬、設営。グラウンドはまだネットが閉じていて、それをくぐりながら侵入。グラウンドでは、ルンバ(自動掃除機)を5倍ほど拡大したような、無人芝刈り機が走っていた。まあ、障害物は避ける仕様になってるだろう、と思っていたら、セットが完了したばかりの三脚ベースの一つに接触して逃げて行った。以後は来なかったけど。^^;
 空は全天に雲が覆うも、所々に青空が抜けてる。見るネタの少ない日程だけど、ぎりぎり金星が見えそうだ。
 AAS-2+SkySafariの設定も終わり、しばらく待機していたら、お!金星が出て来た!
SVBONY 8-24mmズームの24mm(27.5倍)でも、三日月状が分かる。12mm(55倍)に設定すると、ほどよい感じ。「金星が見えてますよ!」と道路を隔てたバーベキュー会場(公民館前広場)に向けて叫ぶも、聞えないのか、誰も振り向かない。^^;
 その後、金星は雲に隠れたり出たりしながら、西の地平線(建物の屋根)に向かってる。
やきもきしていたら、K君が手にジュースのカップを2つ持って来てくれ、最初のゲストに金星を見てもらうことが出来た。
 バーベキューが終わった20時頃には公民館長も見え、無事に金星をお見せできた。
しかし、集まりが悪い。まあ、全天に広がった雲の切れ目を探す観望だったので、仕方ないか。バーベキューパーティのオマケの観望会だから、こんなものだろう。
 何人かの子供たちにも金星を見てもらったが、反応は??今一か。
 後半になって、高垣宏美さんが着物のまま、見に来てくれた。本当に興味があるみたいで、SkySafariの導入システムについても尋ねてくれた。
 折しも、北斗七星が見えて来て、レーザーでミザールの位置を説明してから二重星であることを確認いただいた。
 夏の大三角辺りも見え始めたものの、綺麗には晴れない。ベガを見ていただくが、点は点だ。
アルビレオ辺りがもう少しで晴れそうで晴れない。
 高垣宏美さんにどうしてもアルビレオを見ていただきたくて、一緒に粘ったが、結局晴れることなくお開きとなった。
 演歌には興味はないけど、高垣さんとは、求道者として通じるものを感じた。 (遷喬小学校でさほど学年は離れていなかったと思うが、当時の記憶はない。)

 一般向け観望会は、毎回反省の連続だ。