Askar 140-BINO in the making-5/ Closer measurement of the Back-Focus / バックフォーカスの再測定

 バックフォーカスの測定について、勘違いしている方が多いように見受けます。
初心者の方に多いのは、繰り出し装置のストロークを測って、それだけで判断される間違いです。
 それがなぜ誤解を生じるかは、長くなるので説明を割愛します。
 で、どうするのが良いのか?ですが、遠景を紙に投影すれば直接的に分かりますが、確実に光路長が分かっている装置(双眼装置やEMS)をセットしてみるのが簡単です。
 繰り出した総長+セットした装置の光路長が答えです。
 本例だと、165+153= 318mm でした。これは、D=261mmでEMS-UXLを使用してもあり余るバックフォーカスでした。EMS-UXL(D=261mm)の光路長の予定=268mm(フィルタースロット付き2”スリーブ)なので、フォーカサーの繰り出し長=318-268=50mmとなります。
 鏡筒側の伸縮筒を完全縮退させて、フォーカサーの繰り出し長=50mmということです。