45-deg Finder-BINO almost completed !

 左右鏡筒を個別のファインダー台座にセットするのであれば、すぐに組み上がるのですが、美観とデザインに拘り、通しの長いファインダー用アリミゾが入荷するのを待っています。
 推定焦点距離=198mm、推定有効口径33mm です。
  有効口径33mmに対して、対物口径50mmは無駄なのか? ということですが、No! です。
軸上焦点だけで考えれば無駄とも言えますが、周辺光線で考えると、口径食を緩和する効果が著しいのです。それは、テレコンBINO等のガリレオタイプで、有効口径よりはるかに大きい対物口径が視野の確保に有効なのと同じ理由です。
 有効口径が50mm取れなかった理由は、31.7サイズの45度プリズムの入出射窓径の制約ですが、ただ、プリズムを大きくすれば光路長が長くなって望遠鏡として成り立たないジレンマがありました。プリズムの射出窓径の制限にもかかわらず、31.7サイズのアイピースのフル視野が確保できる理由は、プリズムからヘリコイド端面までの距離を長く確保したからです。(対物レンズをプリズムに近付けた。)*ケラレのメカニズム
 市販の31.7サイズアイピース(正のアイピース)の最大視野環径=26mmとすると、対物の焦点距離=198mmの場合、実視界≒7.5度 確保できることになります。 SWA-27mm(公称70度?)だと、7.3倍で55度の見かけ視界が得られることになりますね。(メーカー公称値はほぼ常に上げ底^^;)