EMS-UMA for the single use completed ! /Another secret of EMS/EMSの秘密公開!

 EMS-UMとULの単体仕様は、光路長に対して限外に大きいミラーを互いの干渉なく内蔵するために、いくつかの工夫を凝らしています。
光学に詳しい方は、F値の小さいニュートン反射の斜鏡をセンターから敢えてシフトさせる理由もご理解かと思いますが、EMSでは、それと同じ平行シフトでの最大限有効化に加えて、回転方向の微量シフトも併用して、二枚のミラーの干渉を回避しています。
 標準の左眼仕様だと右旋シフト、右眼仕様だと左旋シフトになります。従って、納品後にユーザーさんサイドで逆眼仕様に完璧に変換することは出来ません。単体用なので、実は問題ないと思いますが、像が完璧に垂直正立にならないということです。右眼仕様をご希望の場合は、ご注文時にご指定頂く必要があります。

Caster setting on the Manfrotto-475B-tripod

AMAZONで売ってた三脚用のキャスター(ブレーキ付)を475B三脚に取り付けてみた。
当初、復元可能なように、石凸ゴムだけを外してトライしたが、石凸ネジが邪魔してキャスターを十分深く挿入できなかったため、石凸ネジごと金ノコで切断。原状復元は出来なくなったが、当方の目的(店内で組み立て中のBINOを速攻で移動できないといけない。)にはそれで良いので実行した。
 (この手の三脚用キャスターは、各社製品がほぼ25mmΦ差し込みになっているので、注意が必要だ。)

 キャスターユニットの造りは予想以上に重厚で、足踏みクランプも極めて強力、少なくとも、DeepSkyのPushTo使用目的(低倍広角)なら全く問題ないはず。(振動に神経質な惑星マニア、写真マニアがどう評価するかは知らない。)
 それにしても、この作りで、キャスター×3個が¥4,600ほどとは、驚きでしかない。自分でゼロから作ろうとしていたが、ネット検索してみて良かった! これに限らず、昨今は、何かを自作するなら、まずは市販パーツを検索して、そのまま使うか、改造して使うのが良さそうだ。
 ドリーという汎用の3輪台車も売っていて、それならどんな三脚でも無加工で使えそうだが、ただ、(格納庫等から屋外への)敷居や段差をまたぐには、ドリーよりもこの三脚キャスターの方が使いやすいだろう。