単体用のEMSは、ご指定がない場合は(双眼時の)左眼用のシフトでご提供していますが、ユーザー様のご都合により、選択することが可能です。
もちろん、構造に理解があれば自分で左右仕様を組み替えることは可能ですが、その作業によって微妙に光軸が狂う可能性があるので、最初からご依頼いただくのが良いでしょう。
また、2インチバレル(望遠鏡接続部)の挿入長=30mmが標準ですが、これも、望遠鏡側の挿入制限等のご都合があれば、短いバレル(接眼側のフィルターフランジその物)も用意しています。
こうしたご依頼や問い合わせについて、国内の方からは異常に少なく、海外の方の方が言語の壁を越えて積極的に質問して来られます。(なぜでしょう??^^;)
私自身、この仕事を始める前から、天文マニア、かつ自作マニアであり、メーカー製品のユーザーにフレンドリーとは真逆の傾向に辟易していましたので、EMSでは、最大限に寸法規格を統一し、他社互換性や、ユーザーサイドでのカスタマイズを支援した設計にしています。接眼部を固定式でなく、着脱式にしているのも、バックフォーカスの有効利用に対する配慮です。