Askar 120-BINO follow-up report by Ichiro-san! / 続報 Askar 120-BINO by Ichiro-san!

Askar 120-BINOの続報をいただきました。
まずは、ご自身のブログ(Askar 120-BINOで満天の宇宙遊泳!)をお読みください。

 まず、BINOの外装が前回とは大きく異なっていることにご注目ください。最新の衛星機器のように、鏡筒全体が熱放射を防ぐアルミシートで覆われています。その効果を立証している方もおられ、マニアの一部には浸透し始めている、結露防止の手段なのですが、未だ、望遠鏡メーカーさんが取り入れる兆しは見えていません。 より良く見るためには何でも貪欲に試してみる、Ichiroさんの姿勢がよく表れています。この方法は、すでに20cm-BINOで試されていて、ブログに公開しておられる(望遠鏡の筒内気流と夜露を一掃する神情報!)ので、ぜひご一読されることをお勧めします。
 以前にも説明しておられますが、このBINOは、鏡筒単体管理方式であり、市販の大型双眼鏡のような、”BINO本体”という概念がありません。左右の鏡筒は独立的にVIXEN規格のアリガタで任意の架台に着脱できるようになっており、メーカー純正の収納ケースにEMSごと収納、運用できるようになっています。
 当面は、中軸架台(PushToでヘリコイド目幅調整)とTTS160架台(Goto & PushTo)(スライド目幅調整)でのTwo-Wayの運用ですが、どうやら、TTSでの架台部の運用に苦労しておられるご様子なので、中軸架台用の外付けのスライドブラケットをご提案してみようと思っています。(HF経緯台を改造するよりも効果的と考えるので。)
 Ichiro-さん、今回も数々の感動をシェアしてくださってありがとうございました。



Askar 120-BINO by Ichiro-San

 Ichiro-さん、いつもながら、製作者の意図を簡潔、雄弁に代弁してくださいました。

ご自身のブログをお読みください。
 本文の説明にありますように、今回は鏡筒を全くお預かりすることなくコアな部分のパーツの加工を進めました。
 最終的な組み立ては全てIchiroさん任せで、一抹の不安もなくはなかったのですが、多くのBINOを経験して来られたIchiroさんのこと、全く問題なく組立てられました。
 鏡筒スライド台座で使用する時にはヘリコイドは不要ですが、完全縮退させると、高さ(厚み)=27mmなので、固定式のスペーサーを介するのと光路長は大差ありません。中軸架台でも、計画当初にはスライド用のアダプタ―ベースを検討しましたが、中軸架台は海外遠征を想定して極力減量する方針に変わり、ヘリコイド目幅調整とスライド方式の2本立てに最終的に決まりました。
  このTTS160架台は、本来のGoToとしての使い方に加え、私が製作した水平回転ユニット(黒いピラーの下、三脚の上)を追加することで、PushToとしても使えるようになっています。
 20cmF7-BINOの時もそうでしたが、このAskar120-BINOも当初から凄い稼働率で、お手伝いできたことの悦びを噛みしめています。

魅惑の乗鞍天文遠征(20cmF7-BINO) by Ichiro-San

Comment by Matsumoto/ 管理者のコメント;
またまた、ご自身のブログに興奮の体験記(魅惑の乗鞍天文遠征)を掲載いただきました。

 前回も指摘しましたが、世界広しと言えども、20㎝のBINO(しかも屈折)をこれほどの頻度と”強度”で運用しているのは、Ichiroさんだけのはず。(”強度”というのは、自宅付近で妥協するのではなく、最高の空の条件まで遠征するという意味。)
 実際に運用している方の”言”は重い。