(依頼者の)ご要望に添ってリミッターをセットしてみた。(OPTION)
リミッターをセットすると、サイズ規模が異なる鏡筒セット(EMS-ULとUM等)を交代使用できなくなるが、その時にはリミッターを外せば良いので、良しとしよう。
当初は、ローレットノブを付ける予定でしたが、通常のサイズのローレットだと指が入らず、回しにくいのと、キャップボルトのままでも十分に回せるので、このまま行くことにした。
リミッターはなくても、目幅目盛りを入れる等の方法もあるが、確かに依頼者の方のご指摘のように、暗がりで、目幅が大きく異なる友人と交代しながら使用する際には、リミッターが便利なことも事実。
一般的なメカでは、リミットに達しても目幅ノブを回し続けると、メカに負担をかけ、時には何らかのダメージを与える心配があるが、当フリクションドライブの場合、リミットに達した後はドライブシャフトが空回りするので、全く害がない。
裏側です。BINO関連の設計は、常に(パーツ同士の)干渉との闘いだと言っても過言ではない。
また、一般に天文マニアは足し算が得意で、「あれもこれも・・」と欲張る傾向があるが、割愛する方が結果、使いやすくなることもあるので要注意。
コブのように継ぎ足して行くのは簡単だが、むしろ優先度の低い要素を切り捨てる方が難しい。