Extension Pillars for the Center Mount in the making

 中軸架台の延長筒ですが、ご依頼いただいてから随分とお待たせしており、申し訳ございません。筒の部分の加工は3本分、完了しました。
 この場を借りて、延長筒の使い方をご説明します。(大多数の方が誤解しておられるようなので・・・)
 どうも、皆さん、延長筒と言うと、ボトムが三脚用の雌ネジで、トップが架台用のオスネジと思っておられるようです。 中軸架台の延長筒は、架台の特徴に最適にマッチするように、また、相手の三脚には柔軟に対応するように配慮しています。まさにユーザーさんへの親心のつもりなんですが、一方のユーザーさんは、やや「親の心子知らず。」の傾向が見受けられます。^^;
 前置きが長くなりましたが、この延長筒のトップは、80φX10の厚肉アルミ合金パイプの切りっぱなしの形状で、3方からのセットビスで、中軸架台ボトムのフランジを固定する方式になっています。(中軸架台のボトムのテーパフランジの中央には、3/8インチネジが切ってあります。)
 ボトムは、三脚にマッチしたフランジを作ることもありますし、大型カメラ三脚での使用も想定される場合は、ボトムフランジの中心メネジを3/8インチにしておき、本命の天体用三脚の固定ネジと3/8インチネジ(メス)を仲介するアダプターを別に用意させていただけば、延長筒は天体用三脚と(軽装遠征時の)カメラ三脚の両方で利用できることになります。
 中軸架台をご依頼いただく時は、架台が完成してから慌てるのではなく、ご注文時からご使用環境をお知らせいただくと良いかと存じます。