
EMS-UL(with IPD Helicoid)はすでに完成していて、iOptron-HAZ46架台搭載なので、ほぼ作らずにBINOが完成します。フリーで動かせないのは、私的には?ですが、GoToに割り切ると、各所がシンプルになりますね。

Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.

センターマウント、この他に2台分の主要パーツを確保していますが、私用のサンプルも確保していない状態なので、どうしようかな? これを最後とするか?私の考え次第。
アイフォーカサーも、思い入れの割りにはヒットしなかった製品の一つ。確かに、昨今の高級鏡筒は、最初から優秀なメインフォーカサーが装備されているので、需要が少ないのも当然でしょうね。
アイフォーカサーの在庫も、あと2セットで終了です。

長めのアリガタ(これほど長い必要はない^^;)を2本セットして、上下方向の平行度を追い込みます。
BINOユーザーなら、デジタル傾斜計は必携です。
BINOをセットする際は、鏡筒とアリガタの平行度も考慮する必要がありますが、調整困難な場合は、中軸架台側でわざとそのずれをキャンセルしても問題ありません。アリミゾの下爪の調整方法は下の写真の通り。

必要に応じて、アリミゾの下爪を微妙に調整することも出来ます。
ネジを少し緩めて、木槌(プラスチックハンマー)を使うとやりやすいです。それは、鏡筒バンドに固定したアリガタの微調整にも有効です。
水平方向の調整は不要です。万が一、初期状態でBINOの水平方向の光軸が微妙に合わない場合は、EMSのXY調整はあくまで原点のまま必要に応じて、アリミゾの下爪を微妙に調整することも出来ます。 ネジを少し緩めて、木槌(プラスチックハンマー)を使うとやりやすいです。それは、鏡筒バンドに固定したアリガタの微調整にも有効です。 水平方向の調整は不要です。万が一、初期状態でBINOの水平方向の光軸が微妙に合わない場合は、EMSのXY調整はあくまで原点のままで、左のEMSの第一ユニット(望遠鏡側ユニット)の3本のプラスネジで微調整しても良いです。(もちろん、アリガタと鏡筒バンドの間にシムを挿入しても良いですが。)
一般に、BINOは、モジュールごとの精度維持に最大限の努力はしますが、結果として理想状態が得られない場合は、組立後の最終状態で調整してもかまいません。最終的な収支が合えば良いのです。

クランプレバーの胴部分(赤い矢印)は、もともと、適当な白アルマイト済みのつるんとしたパイプ部材が大量にあったので、それを利用していましたが、「レバーだと締め込みがまだるっこい(時間がかかる)!」というご指摘があり、ネット上より、適当なローレットナットを探して利用したものです。(最近はこれが標準)
これなら、締め込みの大半は効率的なローレット部で回し、最後の増し締めの時だけ、レバーを使用することが出来ます。
このように、ユーザーさんのご要望は多岐に渡り、「よくぞ細かいことにお気付きになる!」というのが製作者の正直な感想です。 当方、大メーカーじゃないので、各所のカスタマイズはユーザー様単位にご自由になさってください、というのが本音なんですがね。

標準のEMS-UL+ヘリコイドの推奨D=160mmで、TSA120のフード径=160mm。
では、EMS-ULは標準で良いのか? その方の価値観、設計、目幅等で判断は分かれるのでしょうが、左右のフードが接触、というのもいかがなものでしょうか?
10mmのクリアランスを見て、D≒170mmくらいが妥当かな?というのが製作者の親心です。ご理解いただけますでしょうか? それなら、フードにヒーター等を巻いても問題になりませんからね。
ということで、写真は、一見標準タイプ(D=160)のEMS-UL+Helicoid と変わりませんが、ヘリコイドの下に8mmの延長管をセットしています。(実は、こうした中途半端に短い延長管のセットは面倒なのです。)
こうした個別対応、当然のように今日までやって来ましたが、またモチベーションが下がるようなことがあれば、止めますよ。^^;

類似の機構のスライドマウントは、過去3台くらい試作しましたが、決定版として、汎用性を配慮したモデルを作っておこうというものです。
スライドマウントは、中軸架台同様、単体鏡筒で着脱出来た方が圧倒的に便利なことは分かっていて、左右鏡筒用のアリミゾの設置が必須です。それに加えて、スライド機構や初期調整機構を別個に配置しようとすると、構造が2階建て、3階建てとなって、重心が高くなり、また部材のコストも総重量もアップしてしまいます。
そこで、片方のアリミゾ自体に、クレイフォード式の動輪をセットしたら?という発想です。


フォーカサーノブは普通右勝手(右利きを前提にマイクロフォーカサーノブを配置)が標準になっていますが、BINOにする際には、左右対称になるように配置しないと、BINO全体の美観を著しく損ないます。
ただ、全てのフォーカサーが、ノブ軸ユニットの左右勝手互換性に対応しているとは限りません。(昨今の高級フォーカサーはほとんど対応しているようですが。)
8㎝F15アクロ鏡筒(Kasai-Trading)の標準のフォーカサーは、その点は△で、一応変換は可能ですが、左勝手に合焦点ノブ軸を180度回転させて組み立てようとすると、ドローチューブクランプ用のローレットネジが、入りません。写真だと、一見、左右それぞれにローレットネジが見えますが、これは、クレイフォードの押圧調整用ネジで、実は、その前にも同型のローレットネジ(右鏡筒用フォーカサーの水色の矢印)があって、ドローチューブの固定用のネジを担っています。
ただ、眼視では、むしろドローチューブ固定ネジはほぼ百害あって一利なしで、構造を理解しないユーザーが誤用する恐れがあります。
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