Strong Candidate of the 2″-through Helicoid / 2-インチ貫通ヘリコイドの有力候補届く!

候補のヘリコイドがやっと届きました。
 最大の関心は、追加工で2”完全スルーが確保できるか?という点でしたが、それはクリヤーしていることを確認しました。
 次は、外径は供給側も(恐らく消費者側も)頓着ないのか、スペック表に記載がなく、ネットの写真から按分して68mmΦくらいと試算していたのが、不幸に1mm大きかった。ただ、何とか妥協できる範囲。相手側の2”スリーブに穴を開けない前提で、段違いで使用して何とか最小目幅60mmが目指せる見積りでしたが、61mmくらいまで妥協しないといけません。
 どうして2”スルーに拘るかと言うと、一つには、30mm~40mm クラスの視野環径が極めて大きい、正のアイピースに対応するためですが、それ以上に、重くて挿入長の長い2”アイピースをいかに低重心で接続するか?の方が重要かも分かりません。30mmX100度なんてアイピースは無いし、仮に出来ても、双眼では最初から目幅NGですからね。スリーブの有効内径は38mmもあれば十分だったんですが、2インチスルーのヘリコイドで、アイピースが深く挿入でき、全体としてlow-profileで治まることが大きいわけです。
 2”スルーのヘリコイドの外径がどうしてもこのくらいになるのは、先日もご説明した通り、直進ヘリコイドの3層構造に宿命があります。その昔、各層を極薄にして、外径64mm程度の物がBORGから供給されていた時期がありましたが、剛性が低く、トラブルが目立ったものでした。
 ということで、外径が69あるのは、むしろ、良心的な精度剛性の裏返しということでもあります。