Quantitative evaluation of the simple flattener / 別のソフトで定量的に評価してみました。(シンプルなフラットナー)

 シンプルなフラットナーを、別のレンズ設計ソフトで評価してみた。対物レンズは、ファインダー用の安物の貼合タイプの短焦点アクロマートを想定。倍率一桁なら、遜色ない中心解像度があることは検証済み。
 レンズカーブも今回は最適化してみました。パワーは -3.0D メガネレンズで言うと、中等度近視用。カーブはメガネレンズより少し深い。

 左がフラットナー装着前、右がフラットナー装着後の非点収差図。実線がメリディオナル (meridional) 面の像面湾曲を表し、点線がサジッタル(sagittal)面のそれを表します。実線と点線の乖離分が非点収差。

 3度斜め入射のスポットダイアグラム。 左がフラットナーなしで、右が装着後。効果が歴然ですね。実視界で言うと、6度の実視野の最周辺ですから、十分な性能かと。