I need a break time of playing once in a while.
This time, I am planning to make a tiny Binoscope with a pair of cheap field-scopes.
たまには本業から外れて、遊ぶ時間を持たないと、精神の安定が保てない。
今回は、安物のフィールドスコープで超小型BINOを作ってみることにした。
安価な素材に応じて、構造も極限までシンプルにした。基本、ベースプレート1枚だけでBINO化が実現した。右の2つのローレットネジは右鏡筒の水平方向の光軸調整用。底部にも同様のネジを予定していたところ、架台にセットするロックネジと干渉することが分かり、急遽、セットビス(頭の無いイモネジ)に変更したため、垂直方向の光軸調整には、六角レンチが必要になった。
公称値:口径50mmで倍率20倍固定、実視界3.25°、見かけ視界65°、アイレリーフ19mm
対物とアイピースの焦点距離は、焦点距離が分かっているアイピースを使用して、射出瞳径から判断した推定値です。どうやらF5付近のようで、市販の9X50程度のファインダーの対物(F3程度)よりもずっと像の素性が良かった。
見え方をお伝えするには、写真に頼らざるを得ませんが、手持ちiPhoneでの撮影で、像の抜けの良さが全く再現できていません。実際に見ると、非常に素性の良い像でした。
私の関心事は、ファインダーBINOとして、実視界をどれだけ広く取れるか?というもので、次に、SWA27mm/70°と、MAGELLAN10mm/100°で見える範囲を比較してみた。
好都合なことに、ねじ込み式のオリジナルアイピース(推定12.5mm)を外すと、ネジ規格が36.8mm-P=1.0mmと判明。EMS-UM用の36.4mmP=1.0の31.7用アダプターが、テフロンテープをネジに巻くと、しっくりとネジ込めた。ピントも、ぼぼ正視の私だとそのまま合焦。
アダプターを短縮したり、アイピースバレルをカット(正のアイピースの場合)したりすれば、近視の強い方でも合焦すると思うが、プリズムサイズに余裕がないので、そうすると視野が少しケラれる可能性はある。
アイレリーフが十分に長いアイピースを使い、メガネ装用で使用するのをお勧めする。
超絶広視界になった。視野の歪曲も視認できず、建物の直線がそのまま直線で見える。
色収差も微塵も感じられない。視野もすこぶる明るい!
オリジナルよりも倍率が2割ほど高いにもかかわらず、実視界が広くなっている。
像質も破綻せず、まだまだ余裕が伺えた。