Playing with the “Optical Ray Tracer”/ 光学描画ソフトで遊んでみた。

 このソフトは、レンズ設計には向きませんが、基礎的なレンズの振る舞いを直感的に可視化するのに好適なソフトでした。
 上は、両凸レンズの光路図。一見、シャープなピントを結んでいるようですが、拡大して見ると、かなりの球面収差が見えるはずです。
 下は、その両凸レンズを2分割して平面が外側に来るように配置したもの。度数(パワー)は同じ。大差ないようにも見えますが、拡大して見ると、球面収差が著しく改善しているのが分かります。同じ度数でも、構成や面の向きで収差が著しく変わることを示す、好適な学習モデルかと思います。

焦点部分を拡大したところ。↑ 差は歴然ですね。