MATSUMOTO-FUJINON Hybrid-BINO, cleared the first hurdle / 第一関門突破

 やっとスタートラインに立てました。
ここからは私の土俵。
 ちなみに、予想通り、FUJINONの協力はえられませんでしたが、プリズムハウジングを撤去するのに、対物側からアクセスする必要があることは、目幅調整時に連動して、カニ目溝付きのリングナットが回転するのが対物側から透視できたので理解できました。
 時計修理をしていた父が生前に、「人間が作った物には必ず分解(修理)の手掛かりがある。」とよく申していたのを思い出しました。

Preliminary setting

 仮セッティングしてみました。
 バックフォーカスが厳しく、通常のフォーカサーの挿入はもとより、大型第一ハウジングの採用も却下です。
 しかし、エンドフランジの内径がちょうど65mmΦであったこと等、好都合な要素もあり、天賦の条件として受け入れるのが良いと思います。
 「この銘柄のアイピースが使いたい・・」ではなく、「このBINOで合焦するアイピースを探そう・・・」という姿勢に転向してください。トータル的に非常に良いマッチングが期待されますので、それを活かしましょう。 この姿勢は、SWAROVSKIの対物ユニットを使用したBINOでも共通しています。
 もちろん、元のフジノンの鏡体からマウントまで、全く未練がないのでしたら、対物だけを利用すれば良いだけのことですが、今回のプロジェクトの趣旨から外れますね。