Instruction of the Structure of the 70ED-BINO

 ご質問がないので、また虚しい”問わず語り”(尋ねられもしないのに、一方的に語る。)になるけど、ご説明しておきますね。
 まず、グリーンの線が、BINO本体と架台(ジンバル雲台)の境界線になります。
 左鏡筒(向かって右)と連動する部分全体を赤い線で囲みました。また、右鏡筒と連動する部分は青い線で囲んでいます。左右鏡筒共、目幅スライド用のアリガタは十分な長さを確保していて鏡筒のアリガタを把握するシュー部分が一体構造になっているため、最大目幅でもその長いアリガタの半分以上をベースの長いシューが把握するため、目幅調整時の光軸の安定性は全く問題ありません。よく、鏡筒がシューから脱線しそうにはみ出ている!と杞憂のご指摘をいただきましたが、それは写真の読みが浅いというもの。
 水色の線で囲んだ部分が、目幅スライド機構です。これは、機構単体をご紹介している過去の投稿を見ていただくと、よりご理解が深まるはずです。
 それから、もうお気付きと思いますが、ジンバルマウント側に、把握方向を直角に変更するための小さいシューが1個セットしてあります。これにより、BINO本体が前後には移動できなくなりますが、左右に移動できることで、ユーザーさんの目幅条件等で最適な横位置にBINO本体が固定できます。
 BINO本体の前後の重心移動は、もっぱら、左右の鏡筒の前後のセット位置で行います。