The clamping mechanism was changed from the chucking system to the stronger slit clamp.
クランプ機構を同軸チャックから、より強力なスリットクランプに変更しました。 同軸チャックはシンプルで理想的と思ったのですが、極端な加重に対してスリップする傾向が見られたことと、微動ノブとチャックの距離と暗がり(しかも手袋使用も考慮)での操作性に問題がありそうだったためです。(同軸チャックは、他の目的でまた威力を発揮するはずです。)
フランジ(鏡筒パイプ末端の白い部分)の後ろにフォーカサーが来るのが通常ですが、このフォーカサーは、フランジを合焦メカに取り込み、ドローチューブがローレットネジ付近の15mm程度だけを残して、全て鏡筒内に縮退します。ゼロ・プロファイル(Zero-Profile)というのは、そういう意味です。 それにより、鏡筒を切断することなく、所定のバックフォーカスを余裕で確保できました。
「暗がりで目盛りが見えるか?」と言われそうですが、まずは昼間に十分に使用して、微動ノブの回転とドローチューブの移動速度を感覚的に身に付けてください。(微動ノブ1回転=1.5mm) また、目盛りは手持ちのアイピースのピント位置の誤差を把握するのに便利で、誤差が分かれば、同焦点化の対策も立てやすくなります。