What do you do when you want to make the inner thread at the end of the longer pipe than the capacity of your lathe? Contract it out to your Subcontractor? Then what do you do with still longer pipe than the capacity of the Subcontrctor’s?
I have just found the innovative way of making inner thread from the opposite side. By using this method, there will be no limit of the pipe length any more for the capacity of your lathe. The above are the photos of the preliminary experiments. Assume it is the edge of the longer pipe. Tailstock should be removed in advance and swing rest will be set at the real processing.
旋盤のキャパを超えて長い鏡筒の切断端にオスネジを切るのは、切り落とし前にチャックサイドで先にネジを切ってしまえば何とかなることを以前にお示ししました。
さて、末端内ネジの場合は、チャック付近に、つまりパイプの内側であり、回転しているチャックの内側にバイトをアクセスするのは、最高度のマジックでも出来そうもありません。(それが可能になったところでバイトが見えない。) しかし、今回、どうしても長い鏡筒の末端に内ネジを切りたいことがあり、頭を捻ってみたところ、奇想天外なアイデアが閃きました。
最終的な治具の材料は発注済みなのですが、実現性を早く検証したいので、有り合わせの材料で実験をしてみました。 結果は大成功でした。これはちょっとした旋盤加工の大革命だと思うのですが、いかがでしょう? ^^;
実際には、十分に長い(そして太い)シャフトを鏡筒内に貫通させてパイプの反対側のエンド(こちらも雌ネジ)に治具の傘部分をねじ込んでおきます(傘はそこだけでなく、ネジ加工部の近傍内径にももう一つ配置する。実験の写真では前者を省いている。)。当然ながら本番では(回転)振れ止めも併用します。今日は、取り敢えず逆向きからちゃんと内ネジが切れるかどうかの簡易な実験でした。 スピンドルは逆回転(かつ逆送り)でネジを切ります。したがって、メスネジ切りバイトは上下を裏返して固定しています。ネジ切りギヤは当然ながら、逆から切っても正ネジギヤのままで行えます。本来の戻しの回転でネジを切り、正転で戻すわけです。(本番では、テールストックは当然撤去しておきます。パイプ反対側にねじ込んだロッド付き治具は、加工抵抗でネジが閉まる方向であり、作業中に治具が緩む心配もなし。この方法だと、部屋に入るパイプならどんなに長くても内ネジを切ることが可能になります。)