Improvement of the commercial cheap laser collimator / 市販のレーザーコリメーターの改良

The right is the original status of the hole of the cheap commercial laser collimator. And the left one is that of improved by myself.
右が市販されている安価なレーザーコリメーターの購入時の状態です。穴が大き過ぎます。左は、以前に私が改造した物。 楕円パターンを写真紙に印刷して上貼りした物です。穴も必要最小限にしています。
光軸云々を言う前に、オリジナルの状態ではドット?が点になりません。 次の写真を見てください。

当方で光軸調整後ですが、棒状のドット^^;?ですね。

これは私が改良した物。これで”ドット”と言えますね。

さて、今日クライアントの方が持ち込まれた、このレーザーコリメーターの(ご購入状態)の光軸を旋盤でチェックしてみると・・・・

 

あの大穴に入れば良いという感覚なら、これで合格なのでしょうが、物差しですからね。少なくとも私は許容できません。
棒状ドットのままですが、私が一応調整した後の動画がこれです。↓

 

随分前にも、当サイトで警鐘を鳴らしていますし、販売店さんにも直接にご提言しましたが、全く改善する気がないようです。もっとも、改善して価格が高くなるのであれば、元のままで供給してもらって、ユーザー単位で改善、管理した方が良いのかも分かりません。
どちらにしても、デリケートなツールであり、物差しを使う側の技量や理解度も大切です。
(因みに、メーカーさん、よほど自信があるのか、調整ネジをシリコンコーキングで封印して販売しています。^^;調整するには、まず、そのコーキングをほじくり出す必要があります。)