
周期表の全暗記に当たり、最後に苦労するのが、第7周期の第4族~18族までの放射性元素、15個ではないかと思う。(自分がそうだったので)
化学の先生は、多分、「そんなの覚える必要はない!」とおっしゃるでしょうが、自分が覚えてみると、覚えているのに越したことはない!と思えるのです。
さて、お勧めの覚える手順ですが、Nh(ニホニウム、原子番号113)を最初におぼえましょう。ニホニウムは、日本の理化学研究所が発見(合成)した元素で、2016に命名権が与えられたものです。ホウ素族の第7周期に位置しますが、日本人なら、これだけは覚えておきたいものです。
ニホニウムは、亜鉛(原子番号30)とビスマス(原子番号83)の原子核を融合させることで人工的に合成されました。
それなら、亜鉛(原子番号30)とインジウム(原子番号49)の原子核を融合させれば Au(金;原子番号79)にならないか?と、素人の妄想が立ち上がりますが、出来ない理由があるのでしょうね。
で、まず1個は忘れませんよね!”Nh”!。
次にその両隣は、そのモチベーションを頼りに一気に覚えましょう。日本の西(左)隣は China だから、Cn (コペルシニウム)、ついでに右隣も覚えましょう。Fl (フレロビウム)。
次はAu(金)の下も、覚えるモチベーションは十分なので、すぐに覚えられるはず。しかも名前も印象的で、レントゲニウム ”Rg”。その左隣は”Ds”。
それから、この7周期の15個の元素の筆頭と最後(18族)の元素も覚えてしまえば、合計7個はすぐに覚えられるはず! 約半分です。 残りもそれぞれ関連付けができるはずで、その気になれば割と速やかに暗記できます。