Rod-shaft holder base is set.
試作当初は、よりシンプルなチャックタイプの同軸クランプを採用しましたが、固定力が足りなかった(微動時にスリップする)ため、この方式に変更しました。
直接クランプするのはロッドですが、結果的にドローチューブの粗動伸縮を阻止します。クランプの力がドローチューブの軸に影響しない構造になっています。
”ドイツ式赤道儀にブランドの屈折鏡筒、そして接眼部には裏像の天頂プリズム”という、望遠鏡のステレオタイプが、ほとんどのマニアの脳裏に焼き付いていますね。
そして、フォーカサーは重厚なラックピニオン。3.5インチクラスの重厚なフォーカサーは軽く15㎝アクロ屈折1本の価格を超える。剛の論理だけで口うるさいマニアに媚びて行った結果が、皆重厚なモンスターになっている。(重厚なフォーカサー、重い屈折鏡筒。)
こうして、独創的なフォーカサーを受け入れてくれるBINO依頼者には感謝しかない。
EMS-BINO自体が、剛の論理から卒業し、柔の手段に目を開いたことで実現したものです。