EMS-UXL with large Helicoid Set for the TOA150-BINO is completed.In the case of EMS-UL, the first mirror is identical in size with the second (eye side) mirror. While, in the case of EMS-UXL, the first mirror is far larger than the second.You can compare the seizes of the mirrors in the left photo. The novice would not tell the difference of the first mirrors in just watching stars through them, but actually the larger the better is the first mirror.
TOA150-BINO用のEMS-UXLセット(大型ヘリコイド仕様)が完成しました。 EMS-ULですと、第1ミラー(望遠鏡側)と第2ミラー(眼側)のサイズが同じですが、-UXLになるといかに第1ミラーが大きくなるかが、左の写真からお分かりになると思います。
直接に低倍時の視野のケラレにつながる第2ミラーのサイズ不足はすぐに分かりますが、第1ミラーのサイズ不足の影響は、BINO(というか光学系)初心者の方はなかなか気付かないと思います。 しかし、第1ミラーのサイズ確保は、口径をフルに利用するためと、低倍時の視野の周辺光量の確保のためには極めて重要です。大きくても大き過ぎることはないと言えます。 EMSの大型ハウジングは短径63㎜の斜鏡(標準のEMS-UXLの仕様)までは全く無切削で収納できます。
延長筒は、当初は大型ヘリコイドと第2ミラーユニットとの間に小径の物を挿入していましたが、最近は剛性重視の考えから、第1ミラーとヘリコイドの間に大径の物を挿入しています。 その方がヘリコイドにかかるモーメント荷重が小さくなるからです。ヘリコイド自体も開発以来日々改善していることも、申し上げるまでもありません。