The core part of the Sliding-Mount/ スライドマウントのコアパーツ

 類似の機構のスライドマウントは、過去3台くらい試作しましたが、決定版として、汎用性を配慮したモデルを作っておこうというものです。

 スライドマウントは、中軸架台同様、単体鏡筒で着脱出来た方が圧倒的に便利なことは分かっていて、左右鏡筒用のアリミゾの設置が必須です。それに加えて、スライド機構や初期調整機構を別個に配置しようとすると、構造が2階建て、3階建てとなって、重心が高くなり、また部材のコストも総重量もアップしてしまいます。 
 そこで、片方のアリミゾ自体に、クレイフォード式の動輪をセットしたら?という発想です。

Another Center-Mount in the making

 昨日の関東からの訪問者に合わせて、ネタが要るので、急遽、半ばまで仕上げたものです。
 残り少ないので、売り惜しみモードに入っています。^^;
最もツボにはまったケースに利用していただきたいと思います。

8cmF15-BINO completed ! (Constructive Regression for the HF-fork-mount) / HF経緯台に原点回帰


 安物のGoTo架台を使用するには、課題が多く、将来、同様なコンパクトさのより優秀なGoto架台が登場するまで、初期の案は保留することにしました。
 明日、関東より見学者の方が見えるので、急遽、HF架台に載せてみました。
縦と横に普通に振れて、しっかりとクランプできる、という当たり前のことが快適に行える普及架台(数万円以下)が、30年を経ても登場しない望遠鏡業界の異常さに改めて気付くと共に、その頃よく用いていたHF経緯台を見直した次第です。

 当初、妙案と思った、安物GoTo架台を鏡筒間に挿入する方法の問題点ですが、方法に問題はなかったのですが、架台が予想よりも脆弱だったことよりも、より決定的な問題がありました。
 まず、垂直クランプがある(つまりフリー回転できる)のは歓迎要素でしたが、ネジ1本のクランプが弱すぎたこと。これは妥協するとしても、水平クランプがないことは、BINO用としてはほぼ致命的でした。架台に電源を入れて、実働スタンバイにしないと、水平に動かせないからです。
 これでは、光軸の初期調整もままなりません。 私自身は、どれもなんとかしますが、一般ユーザーが快適に使用できるとは思えないので、この方法は、より理想的な架台が登場するまで、保留としました。

 フォーカサーノブは普通右勝手(右利きを前提にマイクロフォーカサーノブを配置)が標準になっていますが、BINOにする際には、左右対称になるように配置しないと、BINO全体の美観を著しく損ないます。
 ただ、全てのフォーカサーが、ノブ軸ユニットの左右勝手互換性に対応しているとは限りません。(昨今の高級フォーカサーはほとんど対応しているようですが。)
 8㎝F15アクロ鏡筒(Kasai-Trading)の標準のフォーカサーは、その点は△で、一応変換は可能ですが、左勝手に合焦点ノブ軸を180度回転させて組み立てようとすると、ドローチューブクランプ用のローレットネジが、入りません。写真だと、一見、左右それぞれにローレットネジが見えますが、これは、クレイフォードの押圧調整用ネジで、実は、その前にも同型のローレットネジ(右鏡筒用フォーカサーの水色の矢印)があって、ドローチューブの固定用のネジを担っています。
 ただ、眼視では、むしろドローチューブ固定ネジはほぼ百害あって一利なしで、構造を理解しないユーザーが誤用する恐れがあります。

 

Urgent Notice again! Answer mail is rejected by your server. / ご返信メールが拒絶されます。

If you wait my answer more than 24-hours, it is very likely that your server rejected my return mail.
In such a case, please send your message again by the Messenger of the Facebook!
私は、お問い合わせのメールには、出来るだけ早くご返信することを鉄則としておりました、1日以上お待たせすることは、まずあり得ません。1日以上、私の返信が見付からない場合は、サーバーが拒絶している可能性が高いので、FACEBOOKのMESSENGERでご送信くださいますよう。お願いいたします。
https://www.facebook.com/mazmotoemssilver

The idea of the Hershel-Prism -Corrector / ハーシェルプリズムの正立化

この依頼のために、古いリピーターの方が関東からわざわざお越しくださいました。
(今後は、こうした特注対応は、リピーター、かつ訪問者特典とします。^^)
 このハーシェルプリズム、接眼部がEMS同様、フィルター装着用の2”外径のテーパフランジになっているので、上の写真のように、2インチメスチューブで自由に着脱出来ます。
 つまり、正立像は、左右勝手が自由に変換でき、かつ、像回転を許せば、仰角が自由に選択できる他、その特長を活かして、太陽の北極を常に上に配置して観察することも可能になります。

EMS-UL for the single use in the making


EMSはこれから段階的に供給を停止します。
第一段階—- ディーラーさんへの卸売り停止 (1年以内)
第二段階—- 一般注文の受付停止 (2年以内)
第三段階— リピーターさんのメンテ、特注のみに対応。(2年後以降)

Two pairs of EMS-UXL completed !

 何度も申しますが、現在、在庫している部材(ハウジング、ミラー等)が消化次第に、EMSの製作販売を中止ます。3年くらいのメドでしたが、駆け込み注文が多く、かなり早い段階で終了しそうです。 特にEMS-UXLについては、ミラーの在庫があと10台分あるかどうか?

2-Pairs of EMS-UXL in the making -3

 申し訳ないけど、同時に2台、3台(しかも特別仕様)を注文されると、どうしても後回しになるね。
マツモトに早く作らせるコツは、一回注文、1台(1件)ですよ。
 当方に見学に見える方が最初に驚くのは、「工場はどこにあるのですか?」の質問に対して、私が、「工場はどこにもありませんし、外注は単純な接続部品のみなで、他は私一人がここ(メガネ店内)で作っています。」という私の回答です。
 この仕事台は、実は、下にはメガネフレームがびっしり並んでいる、ショーケース、兼カウンターなんです。少なくとも、この仕事中は、本業がほぼ破綻しているのです。
 父と一緒に仕事をしていましたが、この仕事が主になるにつれて、父は一線から退いて行ったので、こんなことが許されたんでしょうね。父が若かったら、店の真ん中にCNCフライスを置くなんて、決して許さなかったはず。
 父が93歳で他界したのが2013年1月、母が同じ93歳で他界したのが、2019年の9月、それ以降は、誰に遠慮することなく、本業のメガネ店が工場と化して来ました。
 もともと無謀に始めた仕事、せめて早く辞めるのが、先祖への供養です。(というか、本音はね、私をただの便利屋にしてしまった社会への復讐ね。^^;)